猫になりたいと思う瞬間。。

 

薪ストーブフル稼動の毎日。

猫はほんとうに幸せな生き物ですハート

一番に気持ちよい場所を陣取って、薪ストーブを誰よりも贅沢に満喫してます。

わたしのお気に入りの椅子だって、いつもこやつの居場所。

私の椅子というよりチャビさんの椅子といったほうが、しっくりきます汗

でも見ているこっちまで幸せにしてくれるから、憎めない。

猫って、自分の幸せを、人にもお裾分けできる能力の持ち主。

可愛いすぎでしょアンパンマン

 

 

ブルーな気分。。

 

建前が終わってこの頃の天気、雨が多くて屋根仕舞い停滞中です下

こんな時もあります。

雨に濡れないように大工さんもブルーシートでぐるぐる巻きに養生をしてくれました。

Theブルーシートハウス!

ただ、せっかくの木組みが見えなくて残念なところ汗

 

 

しかも室内はブルーな感じ。。

風も強くて、時折、ブルーシートは凄い音をたててあおられています。

雪まで舞い始めました。

浮かない天気・・浮かないカラー、気分までブルーになりそう・・雨

 

 

っと思いきや、

案外快調に、音楽をかけて、ガンガンに仕事をしていましたアンパンマン

雨にもまけず、風にもまけず、雪にもまけない大工さん。

 

でもブルーなシートではなく、透明なシートにしてあげたい。

外から木組みも見えるし!

っと思ったのですが、シャイな棟梁の一言、まる見えなので「恥ずかしい」と。

やっぱりシースルーは恥ずかしいかなあ。

「土間と風の家」の現場でした手

 

 

 

 

 

あけましておめでとうございます!

新年あけましておめでとうございます。。

いつも応援くださって、ありがとうございます。。

 

今年は、いままで溜め込んできた事に取り組んでいきたい年だと思っております。

それは家づくりの課題だったり、新たな挑戦だったりします。

それは野の草が19年間やってきて、来年は成人式のような節目でもあり、

19年で見えてきたもの、取り組めていないもの、手つかずなもの、やりたいこと、

そういった置いてきたものに手をつけて、野の草として、

より良い物づくりにさらに成熟していけれるようにハート

 

山もあり谷もありの19年間。

昔ながらの家づくりといった、川の流れに逆流するかのような家づくりを選択し、

やってきましたが、楽に用意された道とはちがって、進むたびに課題は山積みで、

一喜一憂しつつ、でも多くの人と出会い、多くの人に助けられ喜びや感動をもらい、

川の流れの先に見える世界を信じ進んできた私たちです。

ありがとうございますハート

 

積み重ねというのは、本当に尊くて、

自分たちが苦悩しつつも前を向いて正直に進んできたことに意味があるように感じます。

19年分の蓄積を、19年前と軸は変わらず芯をもって、活かし、

今年も進んでいきたいと思います。

 

タイミングを合わせるように、ずっと探していたスタッフも新たに春から入ってきますキラキラ

なかなかの想いがあって頑張り屋さんのようだから、

すっかりイイ歳になりつつある私たちを支えて頑張ってくれるかと思っています。

 

今年もどうぞ野の草 設計室を、よろしくお願い致します。。

 

↑昨年末は、自前で手打ち蕎麦をはじめて打ち、年越し蕎麦にしましたよ。

 

↑年明けは、ひじきを大釜で茹でました!

昨年は、自分たちの暮らしが二の次だったので、

今年は暮らしのほうも丁寧にしたいものです!(願望・・)

 

仕込み中です。。

 

今年も残りわずかとなりつつある、『土間と風の家』の現場風景。

屋根仕舞いにともなって電気配線先行配管のため、現場で電気屋さんと朝一番から打合せ。

力を受けていると思われる構造材をあまり配線のために穴をあけたくない私。

また電磁波対策として少しでも影響の少ないルート探索に、ひとつひとつの電気配線の経路を、電気屋さんと一緒に検討をしていきます。

 

寒風が吹きさらすこの時期の現場・・、養生シートで包まれていても、あっと言うまに体の芯まで冷え冷え下

どんどん体の熱を奪っていく・・ジャンパーを忘れたぐすん

それでも何度かお付き合いのある電気屋さんなので、こちらの意図やこだわりをスッとこの頃は理解をしてくれるので話がスムーズ手

 

 

複雑な木組みに、木材化粧現しばかりの家。

普通の家のように簡単には配線できないし、設計者のこだわりも強しで、電気屋さんも大変です汗

小さな家だけど3時間もの打合せとなりました。

まだまだ始まったばかり。見えなくなるけど念入りな仕込み中ですハート

 

 

『土間と風の家』建前!

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いよいよ『土間と風の家』の建前ですハート

建て主さんがじっくりと腰を据えていてくれていたので、刻み仕事にしても基礎工事にしても、また限界耐力計算やサステナブル先導的モデル事業といった、新たなことにじっくり取り組め、このハレの日をむかえることが出来ましたハート

このじっくりと熟成された成果が、この建前で形となってあらわれる日と言えます。

 

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↑建て主さんからお言葉をいただき、建前がスタート

 

助っ人に来てくれた大工さんたちも、伝統構法の建前はこれで2〜3軒目という人も多く心から任せられるメンバです。

それでもその都度組み方や納め方が違うので、何軒建前をやっても勉強になりますし、思ったのは、棟梁ごとに刻みや仕口の工夫などが違うので、そういった個々のところが大工さん同士お互いに学び合い盗み合い吸収できるのが建前なんだと感じたところです手

 

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建前で良い仕事をたくさん盗んで吸収していって欲しいもの手

大石棟梁の刻みはいつも本当にピッチリしていて綺麗です。小口のゲジゲジはありえない笑

こういった面で棟梁ごとの性格や丁寧さがよくわかります。そしていくつか新たな仕口の工夫などがあり「なるほど」と感心させられます。頭がよくて先を読めないと大工は務まらないと感じるところです。

 

 

そして今回私のほうも仕口の検証をおこなって、ほぞの最適な加工としてさまざまな引き抜きなどの実験データを参考にしつつ、ほぞのサイズや穴の位置など要望をさせていただきました。こういった実験データものはどちらかと言うと設計者向きの仕事でもあります笑

最適なデータに大石棟梁のピッチリとした仕事があって今回、より粘り強い木組みを目指しています。

こういった事も建前を通じて手伝いに来てくれた大工さんたちの次の仕事に生かされると私も嬉しいです手

 

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いろんな知恵を出し合い常に上をめざして検証していくこと、それが先人たちが遺した伝統構法の精神ですハート

今回の建前で、私もまた学びが多く、次に生かしていきたいと思うことがいっぱいです。

 

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上をめざす気持ちがあれば、常に上にあがっていく、道は開かれているという事かもしれません手

でもその気持ちがなくなれば、そこで止まってしまうぐすん

物づくりの世界は良くも悪くも正直と言えます。常に心技体。

心(精神)が先にきて、技につながり、形や体(家の形、システム、体制、流れ)をつくっていくのだと。

 

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そして今回の建前、一般の方々にもたくさん見ていただく事にしました。

大工さんのしっかりとした美しい刻みや建て舞を。そして『伝統構法』という、今はあまり見られなくなった家づくりを、これからの世代の人に感じて欲しかったからハート

 

みんな心からワクワクして感動している様子が、こちらにも伝わってきました!

一日目だけでは見足りず、2日目も足を運んでくれる方もいました!

寒いなかにも関わらず何時間もずっと、家が組みあがっていく様子を見守ってくれ、この木組みの迫力に「スゴイ!」「こんな家づくりがあったのね!」の歓声キラキラ

そして詳しい説明もしないうちから「この方法が本当はイイのよ」「丈夫そう!力強い〜」と、その五感でフルに感じ出て来た言葉に、こちらのほうが勇気づけられました。

また見学者でなくても通りすがりの人さえも「わあ、すごいなあ」の言葉がポロッと出るからおもしろい。こういう一般の方々の反応ぶりが、きっと大工さんたちのやる気の支えになると思います。

誰もが心を動かされる伝統構法だからハート

 

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大切なのは動物的本能での『感じる力』。

鳥が外敵や雨風から身をまもり安心な木や枝に巣をつくるように、私たち人間だって危険を察知する力や動物的本能で感じる力があること。その五感で感じる「この家なら少々の地震が来ても大丈夫!」みたいな絶対的安心感が本当は家づくりには一番大切ではないかなと感じるところ。頭でいろいろと考えすぎる現代だからこそ、本当のことを見失いやすいから、自分の力で感じて欲しい。

 

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そして建て主さんもずっと私のそばで「あ〜ほんと良かったこの家で」とこの自分たちの家づくりを噛み締め、何度も感動をしてくれていましたハート

その言葉を聞けて私も建前を終えた大石棟梁と同じぐらい満足な気分♪

 

そして最後に思いつきではありますが、たくさんメモリアルして頂きましたハート

棟木に100年先にまでのこる記念。家族の想い。(マジックがちょっと残念笑 )

 

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シンプルな願いがいいですねハート

そしてご自身の手でカケヤを持って、納めていただきました。

 

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↑家族もその様子を下で応援しながらパチリカメラ

この2日間の建前、奥様が出産直後というお忙しいなか、お昼には旦那さん手作りの温かい料理が、みんなの体を温めてくれましたハート

 

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みんなの力でつくりあげた伝統構法の家と言えます。『土間と風の家』祝・上棟!

みなさん本当にお疲れさまでした。良い建て舞でしたハート

『土間と風の家』これから1年掛けてじっくり家づくりをしていきますので、応援ください手

 

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↑大工1年生の司くんも伝統構法の建前頑張ってくれました!良い経験になったかな手

 

 

最後に・・汗温泉チケット+バスタオル代、ビールにご祝儀をいただいた設計者。

温泉で汗をながし帰りの車で待ちきれずビールをあけて飲んで、

幸せ気分の良い疲れに車に揺られながら眠りについてしまったとさビール 建前お終い。。

 

三津木村邸も大詰め。

 

こちら三津木村邸も大詰めです。

12月連日のボランティア部隊による柿渋塗り作業も、ほぼ終了し、

そのナイスなタイミングで左官さんたちが、ドタドタと入ってきました。

 

 

現場は急に職人の雰囲気がし始め、こちらもいよいよといった感じ。

ひとまずボランティアさん、たいへんお疲れさまでした。

広島からこの作業のためボランティアに駆けつけてくれた方もいて、

本当に隅々までたくさんの方々の愛がこめられている感じがします。

↓わかります?このご苦労ハート

 

 

 

続・昔ながらの基礎をつくる!

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さていよいよ地元大島の石を使って昔ながらの基礎づくりも終盤です。

しっかりと地固めされたベースに、後はこの大きな大島石をのせるだけ。

「のせるだけ」なんて言ったらいけません。

実はここが私の一番の心配どころでもあったからアンパンマン

 

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慎重にレベル出しをして既に築かれた地固めベースに、石が平たいだけにちゃんと水平に据わるかどうか・・アンパンマン

水平が出ず、あちこち傾いて、そのために大工さんに余計な手間をかけさせたくないし・・。

そう考えると昔の玉石(まんまるい石)なんかは、そんな事を考えなくても、据わりが良ければそれでOK、あとは大工さんが時間をかけてヒカリ付けをして済ませていたんだよな。

平たい石にしなければいけないばっかりに、水平とかレベルが気になっちゃう・・汗

 

はじめてする事でもあり、職人と互いのノウハウを出し合い一緒に考え練った作戦だけど、でも実際にうまく設置できるかどうかは、やっぱりこの巨大石を据えてみないと分からないこと!

石の大きさは50cm角。厚みは25cm。重さは重い物で200キロ~240キロ近く。

一度、据わってしまうと本当に人力では簡単には動かせないから、どれだけ上手くレベルが出せるか・・。

 

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そう、ここに至るまでもそうだけど、何事も新たな事を築いていこうとするのにはプレッシャーがあります。でもそれを通過しなければ、どんな時だって先には行けない。伝統構法をはじめる時だってそうだったし。

新たな事を切り開くって、誰もやってないことだから常に手探りが始まり。そしてあらゆる知識とか体感とか知恵とか馬力とかの総合力が必要。そして最後にどこまでいっても自分を信じる力が大切な気がする。。

そのなかで時間や労力とかは二の次。色々言い出すと、始まらないことだから。

 

そんな目に見えない積み重ねの結果、今の私たちがありますが

今回は久しぶりにまた良い機会を与えて頂いて、新たなことに取り組む機会です。

信じてくれる建主さんがいるから、私たちもその期待以上に応えていきたいと思うのですハート

 

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さてさて、余計な話が長くなってしまいました。

レベル調整には、砂と石灰を混ぜたものを薄く締め固め、それを削りとってレベル出し。

あとはタコで石の上から強く叩いて石を安定させていく。

 

せいのっせドン!せいのっせドン!と石を何度も突いて、タコの手応えで、せいのっせドン!ピタッ!という瞬間、なんとも言えない感触だけど石が据わった!という感覚です手

これはまるでお祭りのような気分ですアンパンマン

思っていたほど据わりは悪くなくて上出来!

石の下地となるベースづくりがうまく出来ていた為、さほどの苦労をすることもなく。

苦労したところは土間廻りの礎石・・汗

長い礎石を割肌面に突き合わせていく作業など、余計なところでかなり手間取ってしまいました汗

(次回の課題ですね汗

 

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でも今回、昔ながらの基礎づくりでお世話になった蒼園さん。実は基礎屋さんでもなく庭屋さんです手

地固め、版築、石工、土工といった総合力に、採算度外視でいつも付き合ってくださる本当に良心的なところ。曲がったことや儲け話が大の苦手で、施主様のためにいつも一緒に全力投球で良い仕事をしてくれる。その姿勢に、わたしもお付き合いしていていつも気持ちがいいところ。今回もだいぶ助けられましたアンパンマン

野の草はいつもそんな職人に支えられて、胸を張れる家づくりが出来ていると感じますハート

大島石をお世話してくださったNPOの方々にも、感謝ハート

 

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さて、次はいよいよ建前キラキラ

大工さんの仕事にわくわくしますよっ手

 

 

伝統構法・石場建て『土間と風の家』建て前見学!のご案内



さて久方ぶりの野の草からのご案内ですハート
『昔ながらの基礎づくり』の続きは後回しになってしまいました・・汗
ご案内を首を長くして心待ちにしてくれていたら、嬉しいです♪♪
今回は伝統構法の建て前見学のご案内です!
私たち自身もこの昔ながらの建て前を体感してから、もう現代の家づくりには戻れなくなって
しまったとても迫力のある建て前です!
今回は、基礎にコンクリートを一切使わない、昔ながらの地固めによる石場建てですから、
なお見逃しがたい手

完成見学会はあっても、建て前見学は、なかなか珍しいもの。。
でも家づくりは一番ココが本当は一番肝心です!
隠れて見えなくなってしまうような骨組みのところが、家づくりにおいては一番に見て頂きたい
ところだし、家を建てるのならこだわって欲しいところ。
現代の家づくりでは見るからに骨組みは寂しく、やっぱりこれではガチガチに合板や金物で家を
固め補強しなくてはという気持ちも、伝統構法の建前を見るとなります。
そして伝統構法に挑む職人さんたちの建て舞ぶりは本当に美しい!の一言。
ずっと見ていて飽きないものがありますね。。



正直なところ・・・建て前当日は職人さんも私たちもかなりテンパっております・・。
私たちにとっても一瞬一瞬が目が離せない貴重な学びの場でもあるからです。。
でも・・この貴重な伝統構法の建て前を「ぜひ感じて頂きたい!」その想いで開催いたします!
ぜひこの機会に伝統構法の家づくりを感じてくださいハート
※見学時間を決めておりますので、守ってお越しください。


***建て前見学の「内容」
  ※建て前中は、自由に現場内を歩き回ることは出来ません。
   決められたところからご見学ください。3時の休憩中は近寄って見て頂けます。
  ※今回は塾的なレクチャーはありませんが、都度都度ご説明させていただきます。
   質問などがあれば自由にお声をかけてください。
   建前の撮影などもありお話が十分に出来ない事もあること、ご了承ください。
  
***注意点 
  ※お子様連れのかたも見学可能ですが、建て前中につき子供さんからは絶対に目を
   離さないようにお願いします。クレーンや木材が動いていますのでとても危険です。

【日時】
  12月17日(日)・18日(月) ※雨天の場合は順延 
   *17日見学時間14:00〜17:00
   *18日見学時間10:00〜12:00、13:00〜17:00
   *10時、15時の休憩時には一緒にお茶をしましょう〜♪
 
【場所】 『土間と風の家』(松山市新石手) 
     ※申し込み後に詳しい地図や案内を送ります。
   
□□ 申し込み ----------------------------------(12/16締め切り)
□希望日                  
□見学者名
□見学者名
※代表者連絡先(携帯)
※住所
※メールアドレス 
※その他(何かあれば) 


*** 野の草  設計室 ***
http://nonokusa.life.coocan.jp

野の草のブログ
http://aastudio.jugem.jp/

□-----794-0121 愛媛県今治市玉川町鈍川丁298-1
□-----TEL/FAX 0898-55-3021
□-----E-MAIL asuka-archi@nifty.com 

 

昔ながらで基礎をつくる!

 

昔ながらの基礎と言ってもその方法は千差万別です。

その土地の地盤の状況や基礎にかけられる金額的なものも考慮して総合的に判断していかなければいけません。

今回は45cm〜60cmも掘れば安定した支持層が得られるので、あとはその支持層と礎石までの人工的な層を如何にして頑丈にしていくか。浅い位置に支持層があるだけに比較的やりやすいほうでありました。

 

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↑建て主さんも栗石工事に参加

 

検討を重ねた結果、栗石の小端立てをおこないつつ、なおその栗石同士が固まり合って一つとなるように、目潰し砂利として生石灰を利用して版築土を詰めて突き固めることにしました。生石灰を利用して版築的に栗石ごと固まってくれれば、なおこれ以上の安心はないと考えたから手

使用する砂利や土の種類や石灰の配合や突き固め方など、ここに至るまで裏方で何度か施工を重ねてベストを探っていましたが、金銭的なことを抜きにこういった検証にお付き合い下さるお方が、野の草を支えてくださっているので良い物づくりに向き合えますハート

 

今時、栗石を小端立てにする現場など見ることがなくなってしまいました汗

敷き並べる時間と手間がとても掛かるから。(←これはやってみてかなり実感)

ベタ基礎が一般的になってから、栗石も使うことが少なくなってそのほとんどは砕石に変わってしまいました。もちろんその方がスピーディーに基礎が出来上がります。

 

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さて、栗石を縦に小端立てしつつ、玄翁で栗石が転ばないように地盤に突き固めていきます。こうする事で堅い地盤をさらに突き固めることになります。

栗石がこれ以上は埋まらないというぐらい突き固めて出来あがりとしました手

家の荷重や、衝撃がやってきても、容易に崩れたり沈んだりしないように。

精一杯で出来る事をしていきます。

 

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見ていて綺麗です。

真に価値のあるものは放つ美しさがあると感じます。

内側から発せられるエネルギーのようなもの。

きっと長くもちこたえてくれる基礎となってくれるはずハート

 

後で、柔らかい地盤の上で砂利を敷いて突き固めてみましたが、砂利を幾度追加しても砂利が沈下していくだけで突き固まった感がありませんでした汗

一方栗石の場合、小端立てにすることで沈下を抑制する効果があるように感じました。

こうやって一つ一つ体験しながらやっていくと先人たちが残した真の仕事の意味というものに気がついていくのです。

先人たちが残してくれた宝ものを拾い集めながらの昔ながらの作業ですハート

 

 

そして敷き並べた栗石の隙間に、改良版築土を目潰し材としてランマーで締め固めました。

締め固められた版築土はすでにカチカチですが、この後さらに石灰の化学的反応で硬化していく事になるので、さらなる安心材料となります。

こうやって固められた地盤。

ちょっと栗石が出っ張っていて叩き込んでも沈まない動かない、何度も叩いてやっと割れて砕けるしかない様子をみると、少々のことではビクともしない基礎ベースの出来上がりを感じさせます手

 

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まだ基礎ベースに過ぎませんが、やり尽くした感手

やれる精一杯をやり尽くし、これ以上に尽くす手はないといった感じ。

さて昔ながらの基礎づくりは次なる工程へ手

 

昔ながらで基礎をつくる!

 

『土間と風の家』がようやく着工しました手

ずっと石をハツッていた私たち、そして着手するにあたり材料吟味や施工方法の検討を幾度も重ねてきました。っと言うにも、今回は一般的な基礎ではなく、昔ながらのコンクリートを使わない基礎づくりをおこないます手

 

コンクリートの寿命は50、60年と言われています。

100年200年と、もたせていこうとする伝統構法の家にその耐用年数のスパンがフィットしないというのが大きな要因の一つと。

役目を終えたとき、産業廃棄物となるコンクリートは、木や土や竹や草や石など大地の土に還る自然素材で造る家には似つかわしくありません。

長い時間のなかで基礎が沈下しても石を据え直したりと復旧しやすいつくりなのが昔の家の良さでもあります。

現代のように「一時の完璧」を求めるのではなく、長い時間のなかで人が予測できないことがある事を謙虚に認め、その策として点検のしやすさや直しやすさが家を100年200年もたせていくもっとも合理的な方法として先人は捉えたのです。

ここに伝統構法の真価がありますキラキラ

 

大地の上、石の上に建つからこそ、家の傾きだって復旧がしやすいといえます。

コンクリートの基礎に建物を縛り付けてしまうと、基礎が沈んだ時には、そうはいかないところ。

そこは私たち自身が暮らす奈良の木の古民家に移ってきたときに、

自分たち自身で家をジャッキアップして素人工事で基礎石を据えなおした経験から強く実感したことでもありました。

 

 

今回はとても地盤がよく建築基準法のもとコンクリートなしで基礎をつくることが可能でしたので、わたしたちとしても始めての事となります。

まずはユンボで慎重に穴を掘り、後は手掘りで支持地盤を痛めないように地面を掘っていきます。長くこの仕事をやってきましたが手掘りで基礎を掘るなんて、はじめての事アンパンマン

 

機械だと分からないことが、こうやって手で掘っていくと、支持層である堅い層が出てくるのが手ごたえとして確認できます。ここで言うと160KN/平米という支持層やN値という数字が、自分の手をとおして手ごたえとして感じ取れるのです。

卓上での数字も、こうやって自分の体で体感することで「この硬さが○○KN/平米」なのだと、始めて実感として染みてきました。

こういう実感が何より大切ですね手

また私たち世代に欠けている事ではないかと感じました。

昔はこうやって実感として感覚としての学びがあって物づくりをしていたのだろうなと。

そこから生み出される物づくりは経験や肌で実感してこそ生み出されるものであったに違いない。

伝統構法が構造力学的に解明されつつあるといっても、まだまだ分からない事ばかり。

そう考えると先人たちが肌で自分の手を通して感じ伝えてきた物づくりというのは、現代の遥か上をいっているように感じます。

 

 

↑硬い層が出てきてスコップを持つ手に力が入ります。寒風が吹きぬけていくなかに汗だくだく汗

 でも数字だけで感じられない揺るぎない安心感があります。

 

穴を掘っていき、体感で支持層を確認して、少し緩いようなところは補いをして、さらに支持層をランマーで締め固めて次の工程に進めます。

こういうひとつひとつが長くもつ家をつくるんだろうなと肌で感じる私です。

 

どこまでも自分の肌で感じ身をもって関わっていかなければ前に進めない私汗

「この仕様で図面どおり施工しておいて!」っと記しておけば設計者としての役目的にはそれで済むのだけど・・

でも伝統構法の家はそうではない家づくりだと思っています。

どこまでも肌で感じて検証して上があるのならさらなる上を目指して改良していく、

そこに必要なのはやっぱり体感ですキラキラ

 

先人たちもそうしてきたように、

尽きることのない飽くなき検証が伝統構法の家づくりの心なのだと思います。

さてさてまだまだ続きます昔ながらの基礎づくりハート

古臭いと思われている工法に、今にはない良さを感じて。。