時には真面目になって。。

 

化学物質と暮らしの事を知ってもらいたくお話会を我が家で開催しました。

ちょっと真面目なお話・・、楽しいイベントとは違って、さて、どれだけの方に関心をもって頂けるか・・アンパンマン

 

ちょっと心配な私でしたが、嬉しい事に、わざわざ足を運んでくださる方々がいまして、無事お話会を開催することができました。

化学物質過敏症、日野さんの生の声をぜひに聞いて欲しくて。

 

 

日野さんには体調不良を覚悟のうえでお越し頂き、

いま何ら安全性の検証なく開発され増え続ける化学物質について、その便利さの裏側にある危険性について語っていただきました。

百聞は一見に如かずという参加者さんも多かったようで、日野さんのお話を聞いて、日々の暮らしを見直すきっかけを頂けたようです。

 

野の草としても日頃、安全・安心な家づくりを可能な限りで目指しておりますが、

やっぱり家を建てたあとの”暮らし方”が、実はとっても大切だと感じています。

住まいを安心なものにしていくには、やっぱりそこにある暮らし無くして語れません。

建て主さんたちにも参加くださり、知っていただく機会ができたのは、何より嬉しい事でした。

 

 

参加者さんには遅くまで、野の草が支援している重度の過敏症者のことについて、真剣に一緒に支援方法を考えてくださり、たくさん温かい援助のお言葉をいただきましたハート

やっぱり励まされた私達です。

また今後このように、楽しいだけでない、真面目に勉強する機会もつくっていきたいと考えています手

 

野の草手づくりの、春の草のおやつでした〜。

化学物質過敏症です・・2

 

翌朝、CS・Hさんと日野さんの住む大島に、仮住まい探しと今後の家づくりのための土地探し、そして日野さんのお宅にお邪魔しました。

 

愛媛といっても、CS(化学物質過敏症)さんの住めるような空気質のよい環境はそう簡単にはありません。これは愛媛に限らず日本全国どこも同じで、CSさんとしては最も悩ましい重要課題の一つです。

まず田・畑や果樹・しきびなどの畑がない事、これは農薬散布や化学肥料・除草剤が体調不良を起こすから。また交通の多い所、これは排気ガスが体に悪いから。以上は農村部の多くは住めない所であることを意味しています。

その他、ガソリンスタンドやクリーニング屋、パチンコ店、印刷工場、大勢の人が出入りする施設等々・・多量な化学物質が溢れるような建物周辺は難しくなります。それに加え今回、CS・Hさんは電磁波過敏症を併発しているので、高圧電線や携帯電話の基地局、またトランスのある電柱からの電磁波などに注意をしなくてはいけません。これでさらに住める所が限定されてしまう上に・・さらに古家やアパート・借家となると、その多くは建材臭(接着剤や合板や防腐剤)および住人の使っていた化学物質臭(消臭剤、殺虫剤、香料、農薬、洗剤等々)の匂いで、数分もその場に居る事が出来ないのが現状であります・・。

 

そうやってやっとの事、安心できる住まいが見つかって、これで安住できる〜と、引っ越しをしたとしても・・、お隣さんが香料臭のする洗剤を使って洗濯物をしたり、庭に殺虫剤や除草剤を撒いたり、近くでシロアリ駆除をする家があったりすれば、もうたったそれだけで・・日々どれだけ体調不良に頭を悩ませなければいけないか・・なみだ

CSさんにとっては”安心して暮らす事のできる場”というのは皆無に近いのが今の現状なのです。

居場所が見つからず、化学物質から逃げるように避難先を転々とし、日々体調を悪化しているCSさんが、日本全国にどれだけ多くいる事か・・CS・Hさんもその一人でありました。

 

日野さんの住む大島は、しまなみ海道の島のひとつ。

島という事もあって、田畑が少なく家も密集してなく、海風が新鮮な空気をもたらし、CSさんにとって空気質的には比較的にまだ住みよい方ではないかと思って、候補地として日野さんに相談した次第でした。

また近くに同じCSさんがいてくれる事の安心感は、見知らぬ地で高齢の身では何より心強いことです。

安心して暮らすために、あらゆる事が限定されてくるCSという現状のなか、安心できる古家で暮らすか、古家をリフォームして暮らす、または新たに小さな家を建てるか、その方法論は狭めずに進めることにしました。

 

そのためにまず同じCSの日野さんの新しいお宅(野の草が手掛けた家)を体感してもらって、CS・Hさんの体に合う素材を検証することに。先の事で、CSさん個々に感度が異なる事、また感じる素材も異なる事は実感済み。検証のうえ検証を重ね、CS・Hさんの事を知ることが、安心して暮らす住まいづくりにはもっとも求められる事。

 

 

お宅体験により新たに分かった事がありました。

先日まで「杉は大丈夫」と言っていたCS・Hさんでしたが、日野さん宅の天井に使われていた杉が苦手だった様子。

以前、高知のCSさんで「杉が駄目」と言っていた方が「ここの杉は大丈夫」と言っていたのに真逆な体感談。やはり体感してみないと分からない個々の感覚・・日野邸の天井は節だらけの杉板だから、節の部位は特に匂いがキツイのです。日野さんは杉材が大丈夫なのでそういった材も良かったけど、CS・Hさんはそうもいきそうにありません。家づくりの素材には「杉の節材は使わない事」と「万全策として柿渋を塗る(2回塗り)」「なおそれでサンプルを作って駄目なら使用しない」が良さそうと判断しました。

また節の匂いを敏感に察知したのと、入室した直後に土壁が杉の匂いを吸着している事(以前のブログ記載)も、すぐ分かったようで感度の良さを感じました。”感度が良い”が、良い意味ならいいのだけど・・、敏感という事はそれだけ過敏度が高いという事。

これまでの様子や問診していくなかでCS・Hさんは化学物質・電磁波共に過敏度が高いほうだと、わたし的には感じたところでした。

 

これ以上重症化してしまうと、さらに過酷な暮らしと重い体調不良を負わなければいけません。

また安心して暮らす事を実現するのもその過敏さゆえ困難となってきます。

CS・Hさんが時々、マスクを外して外を出歩く事など重度化の危険性がある事、少し注意をしたのでした。。

 

 

化学物質過敏症です・・

 

先日、化学物質過敏症の方から救いを求めるお電話がありました。

大阪在住CS・Hさん、今は避難生活中につき、奈良の宿泊施設を体調不良のなか転々としていると・・。宿代を含め1日1万円という出費が痛く苦しい毎日。

いつ貯金が尽きるかという不安のなか、それまでに何とか安住の地を探し住まいを手に入れなければ金銭的にも手詰まりになってしまうという焦りのなかネットで私どもの事をみつけ「信頼できるところが他には見つからない、家を建てて住めなかったでは先が無い、あなた達なら信頼ができる!」と救いを求める電話でありました。

 

ひとまずお金のかからない、そして何より”化学物質の曝露がない”仮り住まいが求められるところでした。仮住まいに暮らしながら、その後ゆっくりと慎重に(でも急ぎ足で)その後の安住できる土地や住まい探しはするにして。。

 

こちら愛媛近辺(高知県も含む地)で動く(住む事)となると、地元のCS患者さんたちとの繋がりが不可欠です。

お互いに病気のことを相談し合ったり情報交換して助け合ったりできる環境が、CSさんにとっては一番に大切だと考えたからです。

えひめCS患者会の代表の日野さんに連絡を取り、CS・Hさんの仮住まいや土地探しにCS的アドバイザーとなっていただくようお願いをしたところ快く受け入れてくださいました。日野さんは以前に、私どもでお家を建てさせていただいたCSさんでもあります。

 

日野さんの提案で、日野さんの以前の住まいが空き家となっており、それを仮住まいに出来ないかと言う案が出ました。CS対策を施した家なら、どの借家よりも大丈夫そうハート

さっそくその話をCS・Hさんに提案をし、数日間泊まってみて仮住まいに相応しいか試しに来ていただく事となりました。日野さん宅が大丈夫なら、ここにこの先ずっと暮らすというのも一つの手です手

 

CSさん、奈良から愛媛という移動だけでも、たいへんな事です。

移動中にあらゆる化学物質に曝露し体調が優れなくなること覚悟のうえです。

特にこの頃は洗剤の芳香剤がキツク、どのCSさんもこれにはまいっています・・。

タクシーでの曝露を考え、空港まで私が迎えに行くことになりました。そして初顔合わせ。。

 

その足で日野さん宅に向かいました。

日野さん宅は比較的街中でありながら環境の良い高台にあり、空気質も比較的良いところ。徒歩で買い物にも行け、車に乗られないCS・Hさんにとっては最高の場所のはず。しかし、そう願っていた私と日野さんの期待を大きく裏切る結果になるとは。

 

「周辺の空気は合いそう」

そう言って車を降り日野さん宅の玄関ドアに入ろうとするとき「ちょっと胸が締め付けられる感じ・・」とCS・Hさん。

そう完全に予定外。「電磁波過敏ではないから」と言っていたCS・Hさん、日野さん宅の隣に建てられた太陽光発電に反応をしている様子アンパンマン

本人もまったく気がついてなかった電磁波過敏症とこの時判明したのでした。

 

宅内に入っても太陽光発電の電磁波の影響で胸が苦しくしんどい様子。また宅内の電気配線からも電磁波を感じるらしく、低周波の電磁波に反応していることが分かりました。この事は今後、仮住まいおよび安住の地を探すことの難易度の高さを示しています。

またCS対策を施した日野さん宅ではありましたが、CS対策をする前の下地の匂いが臭うらしく、CS的に建材系に敏感と言えました。やはりCSさん一人一人、感じる物や感じる程度が違うのだなと再認識しました。日野さんが大丈夫でも、CS・Hさんには難しいという事・・ぐすん

 

もともとがマンションのリフォームをきっかけに発症したという事が、今の反応する素材と関係しています。

接着剤や防腐剤や防虫剤「☆☆☆☆四つ星の建材だから大丈夫だと思っていた・・」

しかし発症・・アンパンマン

そう、そう言って化学物質過敏症となった人は案外多いのです。

何が安全やら。この現状を建築業界に知ってもらいたいところです。

 

結局、日野邸では電磁波の影響と、下地の建材的な匂いが駄目と言うことで、宿泊も無理と言う結論になりました。

しかし宿泊する先に困るのがCSさん・・どの宿泊施設も化学物質で溢れているから・・過酷な車中泊?

日も暮れかかる頃、良い答えもなく「ひとまず我が家に」と・・ご提案をしました。

山奥の我が家なら電磁波の影響はまだ少なく、自然素材でリフォームがされているから、大丈夫かな?大丈夫であって欲しい・・。

ちょっと恐る恐る汗

 

 

日野さんは我が家の古畳が駄目で我が家の座敷には入れません。それはきっと畳に仕込まれた古い防虫紙の匂いだったり、先の住人の匂いだろう。

そう心配をしていた私達を横目に「ここなら泊まれそう大丈夫!」っと笑顔のCS・Hさん。

意外だわ。やっぱりCSさんは一人一人を診ながらでないと家づくりが進まない。

こうやって一緒に行動をすることでCS・Hさんのことが少しずつ分かってきます。

そして思いの外、大丈夫だったようで我が家にひとまず二泊して、仮住まいそして安住の地のための物件探しをすることになりました。

(つづき)

 

このお話はノンフィクションです。

ハッピーエンドを目指し動きます。しかしCSさんの道のりはどれもが険しいものですので、この先の結果は私にも分かりません。ひとまず精一杯動くだけ。

CSさんの多くが体験している事実のひとつとしてブログに残します。

 

 

CSはうす その後。。

CSはうすのその後。
その後いかがお過ごしか、様子見もふくめ夕食をご一緒することにしました。


CSはうすは必要最低限という、とってもとっても小さなお家です。
でも・・一畳しかないお玄関も、このとおり。
お気に入りの家具を見つけられて、ちょっと素敵空間になっていました♪

何から何まで至れり尽くせりの家もいいけど、
そこに合うお気に入りの家具を探して、配するのもいいものです。
その家の住人のセンスを感じますね手

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お台所もとってもコンパクトですが、そのコンパクトさが不必要な動きを必要とせず、使い勝手が良さそう。

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使いつつ自分たちの都合の良いところに棚を配したり。
包丁もこうなると暮らしのオブジェです笑

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食器棚は、CS(化学物質過敏症)に合う食器棚がみつからず、スチール棚にしたそうです。
ポップなスチール棚が妙に自然素材の家にマッチしていて、これもおもしろかった♪

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小さな家だけどとっても気持ちがいい家です。
小さな家と言えども素材は本物、建て方は伝統構法の石場立てという本格派の家です。
建前前まで、近くに住むお母さんが「海風がとても強い所なので、石の上に家を置いているだけでは強風で家が吹き飛んでいかないか下」と心配でならなかった様子。風の強い時は、母家は揺れるそうなので・・。

でもHさんの住まわれた感想は
「風の強い時もギシともビクとも言わない、そこが一番の驚きでした〜。身に余るほどのしっかりとした家!」
建ててもらって良かったと喜んでくれました手
大工さんにも感謝ですね。

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私たちも伝統構法の家を、おすすめして良かった〜キラキラ
分離発注方式+ハーフビルドで建てた小さな家。
汗水流して苦労した分、ローコストで本格派な家ができました。

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あれもこれもないけど
安心して暮らせる小さな小さな心地いい家。
これで十分〜ハート

私たちもこれから、こういった多くを求めない、小さな小さな家だけど、
ほんとうに安心して暮らせる本格的な昔ながらの家を、
誰でもが建てれるよう広めていくために思案中。。
いい家だからこそ、ひろめたいハート

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家のこと、CSのこと、林業のこと(ここの建て主さんは木材屋さんでもあるので)、いろいろと積もる課題を語り合って、すっかりお酒もすすんでしまいました。お開きにしたのが2時アンパンマン
話が尽きないです〜。またお伺いしたいと思います〜手


 

CSはうす 見学会を終えて。。

二日間にわたる『CSはうす』見学会も無事終了をし、今ほっとしています〜。。
AA STUDIO初!のCS(化学物質過敏症)限定の見学会でした。
ひょっとして日本で初の見学会だったのでは?と思ったり笑

多種多様な物に反応する化学物質過敏症者にとっての安心できる家は、患者さんひとりひとりに対応した答えが必要だと思っています。
「これが絶対安心!」なんて物はCSにありません。そのなかでCSであるHさんと一緒につくりあげた昔ながらの家づくりでもある『CSはうす』が、どこまでCS皆さんにとって安心できるものであるか・・その反応を今後の糧としていくための見学会を企画しました。

Hさんは愛媛のCS患者会の代表をされ、いろいろとCSさんの症状に対して日々アドバイスをされていらっしゃるので、Hさんの家づくりはHさんにとっての安心できる住まいづくりの一方で、CS患者さんみんなにとっても安心できる家づくりのための検証材料でもありました。
それは住に携わる私にとっても貴重な経験をさせていただいたと思います。めったにCSさんの家づくりに携わる事なんてありませんし、いえ以前はCSと聞くと、ちょっと怖いイメージもあったぐらい、難易度大の家。いえ、今も難易度大には変わりはありませんが笑
でも今時の家づくりが『安心』とは程遠い世界に存在するなかで、そこに疑問を感じはじめ、その結果化学物質に頼らない家づくりをしていた頃の昔ながらの家づくりに戻っていった私たち。戻るといっても、そう簡単ではなく、取り戻すといった作業(日々が勉強で今も分からない事だらけです)でもありました。
そんななかHさんと出会いました。Hさんは当時は一時避難のための住居(今は生涯住むための家ですが)をつくるため、安心できる材料探しをしている最中で苦心されていました。土壁に使うための安心な藁がなかなか見つからない・・。当時、私たちも同じく土壁に使うための無農薬の藁などを探し回ったことがあって、そんな事が縁を繋げてくれました。

私たちも昔ながらの家づくりに軌道修正をし数軒を手がけて、自然にも人にも優しかった昔ながらの家づくりが私たちに与えてくれた様々な恩恵をいま実感しています。きっとそれはHさんにも変わらない優しさを放ってくれるはずだと思いました。Hさんも同じく、自分が安全であるのと同時に地球にとっても安全なものをと、昔ながらの家づくりで『CSはうす』づくりが始まったのです。

設計者もHさんも、他の多くのCSさんたちにもこれが優しいものであって欲しいと一番に願いつつ。
さて見学会でCSさんの反応は・・?


はるばる遠方からやって来てくださった高知のゆるゆるの会のCSさん達。
やっぱり厳重なマスクを装着されて車から降りてこられました。
遠路はるばる、道中はさぞたいへんだったでしょう。。
休憩のためのトイレに置かれた芳香剤や行き交う人々の合成洗剤や香料、タバコ臭など、体調を崩すものは至る所に・・汗
そんななかはるばる愛媛に来て頂けたことは有難いことです。

CSさん言われていました。
小さなサンプルで安全性を確認することがあっても、それが大面積になるとまた感じ方が違って、しんどいのよね、って。だからこういった貴重な機会。Hさんの為の安全な住まいを、みんなで体感できるってとっても有難いようでした。

一般的な見学会では『あちこちを見てまわる』といった感じですが、CSさんの見学会では皆さんあちこち鼻を近づけて『クンクン』ですわらう
見るのではなく嗅いでその安全性を見学中でした。
皆さんそれぞれに反応するものも異なるなかで、体というアンテナをつかって何かを感じ取っている様子。CSさんのアンテナは本当に感度抜群なんですから手
数日前の残り香だって感じるぐらい。その感度抜群なアンテナで、まるで試されているかのような恐る恐るな設計者です汗


しかしこれだけ沢山の木を使っている家なので、CSの皆さんは車を降りた瞬間に、正直ちょっとたじろいだ様子です。自然素材といっても木材が駄目なCSさんは案外多いのです・・アンパンマン
果たして・・昔ながらの家づくりがどこまで通じるか・・不安も感じつつの見学会でもありました。

でも・・予想外。入室されて皆声をそろえて言われるのは「木材臭があんまりしないよっ!!」って、とてもビックリされた様子アンパンマン
それはHさんも私もちょっと驚きの反応で、木材臭で家には入れないのでは?という最悪の事態も覚悟はしていたからです。
見学会の2週間前に数泊したHさん、まだ室内に残留する杉の揮発臭に気がつき「これでは患者さんもしんどいかも・・」と、気になる箇所に無臭柿渋を塗ってみたりと見学会のための対応をされていたのでした。

特に「木材がぜんぜん駄目で・・杉は特に駄目なの・・」と言われるCSさん、かなりビックリされたご様子で「大丈夫なの!!どうして〜?」っと、杉オンパレードのCSはうすに、体に反応がない事を長時間何度も何度も確かめられていました。
その事は、手立てをすれば『杉材』が使えるかも〜と私たちを勇気付けてくれることになりました。
だってそれまでCSさんにとって大丈夫な材って、とっても高価な材ばかりだから。


CSさんも他に幾つかの家を見学されたとき、玄関先からモヤモヤという空気を感じて全く入れなかった経験談や数分で退出を余儀なくされた家の話などをしてくださいました。「同じ木造の家なのにこんなに違うんだねっ」って言ってくださいました。
木材の臭いがあまりしなかった事の要因はいくつか考えられます。
その一つ、それは昔ながらの家のつくりは、土壁を乾燥させたりと工期がかかります。それがかえって家の木材などの揮発物を抜いてくれる良い期間になっているという事です。出来立ての家ほど、危険なものはありません。やっぱり出来立ての家は臭いもフレッシュでプンプンなのですから、そういう意味では昔ながらの工法がCSはうすにはとっても都合が良かったといえます。

二つ目は、使用している木材の全ては自然乾燥材であるという事。
これも上記と同じく時間をかけて揮発物を抜いていくので、使用までには時間が経っているという事。
また一般的に木材は高温乾燥されますが、木材の油分が焼けたり、木が焼けた臭いが、駄目な人は結構多いようです。

そして三つ目は、壁が土壁だと言うこと。
これはこの見学会の時に参加者さんが気がついたこと。土壁の臭いを嗅いだところ、土の臭いと言うより杉の薫りそのものだったという事を発見!土壁が杉の臭いを吸着した様子。今のところこの吸着した土壁によって体がしんどいという事はない様ですが、荒壁のままなのでもうしばらくしたら中塗りをする予定で、ちょうどこの臭いも封止されます。
やっぱりCSさんの家づくりは『ゆっくり、慎重に、段階を経て』が何より大事だと思います。その方がその都度都度の具合や空気を確認しながら、出来るかぎり安全に進められるから、リスクも少ないです。
それにしても土壁の吸着力は活性炭並ですね手
きっと風通しの良い吹き曝しの段階に吸着したというより、窓が入って室内が密閉され、仕上げ工事で杉板が張られた時点あたりから杉の臭いを吸着したのではないかな?と私は推測します。もう壁板自体の臭いはだいぶ抜けているので、もうしばらく様子を見た時点で、中塗仕上げをすると良さそうです。今回は中塗仕上ですが、さらにその上に漆喰を塗ることも可能です。

生活が乱れた方(生活改善されたCSさん)の家には土壁はお勧めしません。だって悪い空気を土壁が吸着する事になるから。土壁が汚染されますし、それ以前にその方自身の体調もご自身の生活を見直さないと改善されないとも言えますね・・。


見学会でCSさんに体感して頂いたことは、CSさんにとっても、私設計者にとっても良かった。そしてHさん私にとってもさらなる『CSはうす』への希望が見えてきました手
そうそう、ちょうど見学会で室内空気質(化学物質)を調査研究されている大学の先生もl来られて、CSはうすも調査頂くことになりました。そして昔ながらの家づくりも♪
目に見える数字として、昔ながらの家づくりが化学物質に暴露しにくい家だと言うことを知っていただける良い機会になるかもです手
これも良き心強い出会い♪ 詳しい話はまた後日ということで。。


小さなお家のCSはうすH邸ですが、とっても心地いい空気が漂っていますキラキラ
特別にデザインされた住まいではありません。また便利な造りや機能もありませんが、なんかとっても落ち着きます。
それでいいハート それがいいハート
多くをのぞむのではなく小さく小さく暮らす・・でも本当に大切なことを大事にした住まいだと思います。
本当は大切なものってたくさんはありません。
小さく、そしてシンプルイズベスト!


この家のワンちゃんもその良さが一番に分かっているみたいリラックマ
大好きな散歩も出たがらないぐらいに、この家から離れないんですって笑
人は頭で考えすぎて、欲張りになっている様な気がします。
それが今の化学物質まみれの社会をつくり出したのです。
CSさんとの家づくりをとおして、これでいいんじゃない?他に必要なものある?
って、私は思います。。

ではでは、貴重な見学会の機会を与えていただきましたHさんに感謝いたしますっハート

『CSはうす』 見学会のご案内


♪♪ 『CSはうす』見学会のご案内【CS限定・予約制】 ♪♪

CSはうすも、あと少しで完成です。
化学物質過敏症者にとって、安心して息のできる住まいというのは一番の望みであります。
でも化学合成されたものが添加された建材を多用した住宅が主流であるなか、CSの如何によらず、
そんな当たり前の事さえも満たすことが出来なくなっている現状をとても悲しく思います。
多種多様な物に反応するCS者にとっては自然素材さえも体調不良の原因になることも多く、
安心できる住まいを探し求めるという事はさらに困難を極めると言えます。

今回、CS(中度)であるHさんは幸いにも、自然素材(木)に関しては許容性があり、
木や土などの素材をよく吟味した上で建材(ボードや合板や塗料や接着剤、セメント等々)を使わない、
昔ながらの方法で家をつくることにしました。
期間はながく掛かる家ですが、それがかえって素材に残存する自然の揮発物さえも抜いてくれるために
理にもかなっています。

また設計者の私としては、母なる大地の『土』がもつ「心地よさ」が住まいには欠かせないものであったと感じ、
この家づくりをお勧めさせて頂きました。CS(重度)の方も土壁の家だと身体がとても緩むと言われていました。
大地の『土』は生き物を育み癒します。お母さんそのものです。
きっと目にみえない世界で何かしらの恩恵を受けていると私は感じています。。

安心して暮らすことのできる家づくりの一つの一例として、
CSの皆さんの家づくりの参考にして頂ければと思っています。
また私としてもCSの方々の多様な意見をお聞きし、今後の参考にさせて頂きたいと願っています。
建て主のHさんともども、皆様のご来訪をお待ちしております。


**** 日時 ****
【日時】11月7日(土)、8日(日)11時〜16時
    ※必ずご来訪時間をお知らせください。

【場所】愛媛県今治市大島(しまなみ海道道中の島)
    (参加者さんには地図を後日お送りします)
    
【見学住宅の概要】
  ・木と土でできた昔ながらの伝統構法でできた家です。
  ・構造材には「杉」を使用しています。無塗装。
  ・壁材には安全を確認した「土」と無農薬の「藁」を使った荒壁仕様です。
   (現時点では仕上げ材は施さずに荒壁のままの壁仕上げとなってます)
  ・一部壁材には「杉」を使用しています。無塗装。
  ・天井には「杉」を使用しています。無塗装。
  ・床材には「松材」を使用しています。無塗装。
  ・外壁には「杉」を使用しています。無塗装。
  ・工期が長いため構造材や天井材などは10ヶ月ほど自然通風の状態にて
   晒されています。
  ・松の床材は張ってから間がないので少し臭いを感じる方もいるかもしれません。
  ・屋根は「瓦」を使用しています。
   防水用の一般的なルーフィングは使用せず、遮熱用のアルミシートを替わりに
   使用をしています。
  ・外壁に防水用のシートは使用していません。
  ・キッチンは「オールステンレス」の業務用キッチンを使用しています。
  ・キッチン壁は「ステンレス」を使用しています。
  ・浴槽は特注で「オールステンレス」で製作しています。
  ・トイレ便器は「バイオトイレ」を使用しています。
  ・断熱材は「木材チップ」および「荒壁土」を使用しています。
  ・水道配管は「ステンレス」を使用しています。
  ・排水管は「塩ビ」を使用しています。
  ・窓は「アルミサッシ」および「木製建具」を使用しています。
  
【※見学条件】
  。達咫焚蹴慂質過敏症)の方にかぎります。
   ただしCSの勉強をされている設計士さん工務店さんは見学可能です。
  以下のご使用はお控えください。
  (香料、柔軟剤、整髪料、クリーニング、防虫剤を使っている衣類、たばこ・・)
   ※※入室前に確認をさせて頂き、状態により入室をお断りさせていただく
     場合もございますので、あらかじめご了承くださいませ。
  8学後にアンケート等にお答えください。
  き,望魴錣合わない方でどうしても見学したい方がいましたら△
   クリアのうえでご相談にのります。 

□□ 申し込み □□ 
・名前
・名前
・連絡先(住所/携帯番号)
・ご来訪の日時
・CSの程度など
 


■-----AA STUDIOの昔ながらの家づくり

□-----794-0121 愛媛県今治市玉川町鈍川丁298-1
□-----TEL/FAX 0898-55-3021
□-----E-MAIL asuka-archi@nifty.com 

CSはうす そして昔ながらの家づくり(完成間近)


さて大工工事再開となったCSはうす、盆あけ以降の雨続きで停滞ぎみでしたが、いよいよ完成が見えてきました。荒壁を塗ってしまうと、あとはシンプルな家なので、サクサクっといけば案外早いのです♪
家と言っても、あれもこれもと言った求めはなく、化学物質過敏症として”安心して住めたらいい”というシンプルな要望なので、家のつくりもシンプルになってきます。
CSにとって、あれもこれもと欲張った要望は、かえって毒を持ち込む機会が増えるようなもの。
化学物質過敏症になって削ぎ落とすような暮らしをされて来られたから、Hさんとお話をしていても「なくてもいいものは、いらない。」とキッパリされている。
10坪の広さに無駄はなく、”安心して暮らす”というのが明確な家に出来上がったのではないでしょうか。


キッチンは業務用キッチン。まあ、これがオールステンレスなので一番安心だし安い♪


洗面台と言っても、掃除用の流しを兼ねているし笑
湯と水の両方出る混合栓もいらない、今時は給湯器で温度調整できるから、カランは一つで。


トイレはバイオマス。
環境にも優しい家。
出来る堆肥は畑にかえせば、いい肥料♪


浴槽ぐらいかな、特別に注文してつくったのは。
CSにとってなかなか安心できる浴槽がなかったので。
一応、シャワールームとして当初は計画をしたのだけど、ついでだったらCSにとって重要なデドックスのため、浸かれる浴槽に仕上げました。予想以上の出来ばえに感動です〜手
職人たちもこういった機会があることで、CSを知る機会となり、CSにとっての対策も一緒になって考えてくれる。当初わたしが考えていた以上の物がみんなの力によって出来上がったと思います。見えないところでかなり工夫をしてもらっていて、これは企業秘密笑
大きさも大人二人でも十分に入れそうです。


これを機に、次の機会にはさらなるバージョンアップが望めそう。
これなら次回はCS用のシャワールームも実現できそうね。
ほんと経験が人を育むと言いますね手


そして給水管はすべてステンレス。
あれここれもがない分、ここにお金をかけた感じかな。
でもやっておいて損はなし。飲料水となる水が通る道だからね、とっても大切手

CSはうすは、無駄なデザインもないし、欲望を切り捨てたような家。
なんだか私も『暮らす』ということの原点に立ち返らせてもらうことが出来た家づくりだと思う。
今の時代、あれもこれも、が多いのでね。
本当の満足ってなんだろう?
人それぞれかもしれないけど、なんだかCSはうすは大切なことを考えさせられる家です。



そうそう、足立さんの新書にHさんの体験談が41ページに渡って載せられております。
ぜひご購入を〜♪
タイトルが『もしも化学物質過敏症になってしまったら・・』なのですが、
これは化学物質過敏症にならない為に読む本かと!
ぜひ『化学物質過敏症にならないために・・』一読くださいませ。


そしてなんと! 10月の末あたりに、Hさんのご好意で、CSはうすの見学会を開きます。
っと言っても、CS限定の見学会です♪

CSはうすの建築が、安心して暮らすことのできる家づくりの一つの一例として、CSの皆さんの家づくりの参考にして頂ければと思っています。
多種多様な物に反応するCSにとって安心できる家をつくるという事はとても困難を極めます。また自然素材にも反応する人が多い中で、安心できる住まいを探し求めるのはたいへんな事かと。
Hさんは幸いにも、自然素材(木)に関しては大丈夫であり、今回、木や土など素材をよく吟味した上で、建材物(ボードや合板や塗料や接着剤、セメント等々)を使わない、昔ながらの方法で家をつくりました。
期間はながく掛かる家ですが、それがかえって素材に残存する自然の揮発物を抜くために、理にかなってもいました。

もうしばらくすれば完成です。
この機会にご体感をいただき、また今後のCSはうすの発展のために、ご意見などいただきたいとも思っています。詳しいご案内は後日、ここで告知をさせていただきたいと思います。

 

誰かがやらねば・・誰がやるの?

ずっと以前から重度の化学物質過敏症の方の相談を受けていて、
日々の仕事に追われるなか、昨年から少しずつ改善のためのお手伝いをしています。

化学物質過敏症(ここから先は”CS”と言います)も軽度の人から重度の人まで、その症状の重さはさまざまですが、今回、重度の過敏症者でもあるOさんは重度の電磁波過敏症(ここから先は”ES”と言います)も併発しており、とても私たちが普通では想像できないような暮らしをされています。もちろん重度ともなれば、あらゆる化学物質や電磁波に反応して町では暮らせませんが、
自然いっぱいの田舎なら大丈夫?
と考えがちです。しかし田舎はさらに除草剤や農薬や消毒などが田畑や山に散布されており、CSにとっては街中と同様に危険であるのです。
CSの人々にとって、本当に安心できる住環境を探すのは本当に至難の業といえます。

重度のOさんも、人里離れた山奥でひっそりと一人で暮らされています。人との交流は容易なことではなく、Oさんにとっては私たちと遭って話をするだけでも、その後数日間は体調不良になってしまうぐらいです。(私たち自身は一般の方々と比べてかなり化学物質を使わない暮らしはしている方なんですが・・)
お医者さんに行けば?
と思われる人がいるかもしれないですが、いえ、重度となると病院そのものも有害で危険な場所です。病院はありとあらゆる化学物質の宝庫みたいな場所でもあるのです。病気になっても簡単には病院にいって診てもらえないのがCSの病気・・。これといったCS・ESの治療方法もまだないのが現状です。(CSの病気そのものを診てもらえる病院は全国で数軒ありますが)



そんなOさんの暮らし、以前訪れた時は真冬の寒い時であったのにも関わらず、家の窓は開け放って、そして靴下もはかず下駄のみといった格好でした。聞くところによると、化学物質を体外に排出(デドックス)していくなかで、自分の身体から排出されていく化学物質に反応して体調不良を起こすため、窓は冬であろうとも常に開けっ放しとの事アンパンマン
暖をとるための暖房機は、石油も薪も炭も電気もすべて体に障るため、湯たんぽのみ。しかも靴下を履いていると、身体から排出される化学物質が留まってしまうので、真冬も靴下は履かないほうが楽という・・過酷な暮らしをされていたのでした。私たちが考える以上に、とても困難で厳しい生活をされているのがCS・ESの方々なのです。こういった普通の生活困難な状況にありながら行政の支援の手がまだ差し伸べられていないという現状に、私たちは本当に目を向けていかなければいけない事だと思っています。

私が行った頃は、食べ物や普通の水さえも身体に受け付けず、食事も重湯のような物を少し口にする程度だと言われていましたが、最近では食べる事のできる物も少し増えたようで、少しずつ体の化学物質が排出され体調が改善されている様子でありました。
しかし一方で体調不良の原因となっているものもありました。雨漏りによる腐食・カビなどによる体調不良、そして大型連休の際に田舎に遊びにやってくる人達が持つ携帯や、電波の強いスマートフォンが放つ電磁波。治療のために探した可能な限り安全な場所も、これによって蝕まれていっています・・汗
これらを改善せねば、今後の体調改善にも影響が出るという事で動くことになったのです。しかしこういった病気を抱えながら働くのは不可能であり・・お金のかからない方法で改善策を施さなければいけません。これはかなりの難題です汗
また重度となるとあらゆる自然の素材にも反応してしまうので、素材そのものも限定され、そのなかで改善策を打たねばなりません。Oさん自身はセルフなど当然できる体調ではなく、安心できる住まいの確保は本当に容易いことではないのです。

外壁は金属板が張られており、窓からはいってくる電磁波をどう室内に進入させないようにするかが課題です。頼りは感度抜群のOさんの身体そのものです。ひとつひとつ検証が進められます。そしてもう一つの課題・・・光過敏・・アンパンマン
Oさんは電磁波過敏とともに光過敏もあります。その光過敏の対策としても、光が室内に入らないようにというさらなる課題が・・。
その他、
室内には私たちが化学物質を持ち込んでしまうので入れない事、外からの高所での危険な作業である事。光も避けたいが室内への風通しができる事。容易にこれらを外せる事。台風の強いところなので落下しない事、などなどCS・ESでなければ難しくない事も、ひとつひとつ頭を悩ませます。

幾度とない打ち合わせやサンプルを取り寄せにより、結果、銅のネットを使用する案に決まりました。銅は電気を通しやすい素材です。以前から網戸の金属が電磁波対策には有効であることは知られていますが、この銅金網を使って室内に入って来ようとする電磁波を銅で拾い集めて、アースで大地に流すことにしました。


↑現状。Oさんも電磁波対策に自分で金網を窓に張られていました。

そしてお金もないなかなので、最低限の銅や金物購入するにもお金がかかりますが、ひとまずうちの徳さんが残材や廃材などを利用しながら製作するという事に。こういった特殊な事になればなるほど職人に頼めば、打ち合わせに行ったり来たりだけでお金も無くなってしまいます・・。何せOさんところまでに往復7時間もかかってしまうのですからアンパンマン 
ありがたいことに加工場などは実家の関係で使え、素人製作はほどほどに出来るのですが、我が家もリフォーム中で猫の手もかりたい最中でもありますが・・。
Oさんの電磁波対策は片手間では出来ないこと・・、
誰かがやらねば・・誰がやる?といった状況アンパンマン
時間を割きつつで少しずつ製作や段取りを進めていくことになったのでした。(つづく)

CSはうす そして昔ながらの家づくり(荒壁)



CSはうす、壁を塗った様子。。
先の竹小舞にしろ、この荒壁作業にしろ
「昔ながらの家づくりはほんと美しいなあ」の一言につきますねハート

『安心できる』というのは、
身体のDNAだったり細胞だったりが喜んでいることではないかな・・と、
いつも現場で感じること。
生き物として安心できる空間であるという事、本当は最も優先すべきことではないだろうか・・。



CSはうすも、一度目の荒壁塗りが終わり、竹の清清しい空気から、母なる大地に抱かれたような優しい柔らかい空気感に変わってきました。
時間がかかる・・効率が悪い・・汚い・・汚れる・・
と言う理由から、徐々に排除されていった土壁ですが、この心地よさはボードといった建材物では絶対に味わえない空気です。
土の心地よさ。。
なんだろう?細胞のひとつひとつが求めるような心地よさがそこにあるような気がする・・。。

農業も、家も、
人が土から離れていった先にいったい何が待っているんだろうかと
感じずにはいられない私です・・。



 

CSはうす そして昔ながらの家づくり

CSはうすも、着々と進行中です。
今回は建て主さん自らが竹小舞を掻いたりなどのセルフビルドもあり、頑張られています手



CS(化学物質過敏症)というのはほんのごく少量の化学物質にも反応する病気です。
いつもの荒壁に使う材料もかなり慎重に吟味し確認しながらの作業となります。
昔ながらの家づくり、自然素材だからといっても安心できないからです。
Hさんは特に農薬には敏感という事もあり、藁縄ひとつとっても、一般的な農薬を使った稲作での藁(わら)はHさんにとっては安心できるものではありません・・汗
また荒壁土に混ぜられる藁も同じくですアンパンマン



いろいろと探された結果、棕櫚縄で大丈夫そうな物があり、それを使うことになりました。
荒壁に入れる藁は、自然農で無農薬栽培をされている方から分けてもらう事になり、また藁は熟成させないほうがHさんの身体に合いそうだと言うことで、荒壁に藁を混ぜてあまり寝かせないようにして使うことになりました。
本当にひとつひとつ慎重に・・です。
CSにとっては室外はあらゆる化学物質が風にのってくるので危険です。安心して住める家というのは何より大事。
大金をかけてつくることになる避難所にもなる家は、失敗が許されないのですよね。



竹小舞掻きは左官さんに教えてもらいながら、Hさん自らがご家族と一緒に掻かれました。
なかなかやりますね!
昔はこうやって建て主さんも一緒になって家をつくっていたのですよね、本当は。
見るのとやるのとでは大違いで、なかなか大変です。でも自分で体験していくと、職人さんたちの苦労も身にしみるものです。
感謝がうまれますよね。



私たちのほうも忙しくお手伝いに行けなかったのですが、屋根の三角部分の竹の掻き方がわからないということで、お手伝いをしに行ってきました。
Hさん、とても竹小舞掻きがたいへんだったのでしょう・・私が行くと、今まで踏ん張って頑張ってきた肩の力がするすると抜けたようで「顔をみたら涙が沸いてきそうだった」と、安堵した様子。。



この三角部分は、竹小舞のなかで一番面倒な部分なのです。
初めてだと、言葉だけの説明では難しいところ。
でもよくここまで竹小舞を自分たちでやりきったものです手
えらい!次は荒壁がまっています。。