徳さんの手織り畳表工房。。

 ご報告がちょっと遅くなりましたが、徳さんの手織り畳表工房の工房開きのお祝いを行ないました。工房開設をお見守りくださいました方々へのお礼を込めてささやかながら工房開きのお祝い。

ここまで来るのに長かった〜
でもここ神子の森というこれ以上ないぐらいに素晴らしい地に工房を構えることができました
時にはタオルの廃工場で産業廃棄物の山に囲まれながら機織りをしていた徳さんでした。でもそんな工場でも機織り機を置かせていただけるだけでとても有難かった私たちでした。たくさんの方々のご支援をいただきながらやっと心落ち着けて機織できるこの地に工房を構えることができましたこと深く感謝いたします。
まだまだ機織そのものはこれからいくつもの課題があります。さて、いったいいつになったら皆様に自信をもってお出しできる畳表ができるのか・・?
失いかけようとしている物を繋いでいくことの難しさをつくづく感じながら歩んできた、ここ3年間です。しかしだからと言って簡単に手放してはいけないというものがあるんだよという事を、これから伝えていきたいと思っています。

工房開き、そう私たち夫婦にとっては人生のひとつの節目となる大きなイベントでもありました。仲間たちに支えられながら、そして神子の森の心温かい方々に支えられながらの工房開き。
初の60人前のお持てなし料理は、全て旬のお野菜たちで手作りしました。う〜んこんなことめったに経験できません。本当に良い学びとなりました。女が強くなるなあ
餅つきを全面的に仲間に任せ、途中料理の仕度も仲間たちが手伝ってくれてなんとかお昼に間に合わせることが出来ました。持つべきものは共に歩む仲間です
料理の仕度に追われていた私は餅つきの光景を見ることも写真を撮ることも出来ず、写真がアップできず残念

村でも60人が集まる会食などずっとなかったことなので、神子の森の方々も張り切ってシシや鹿肉やおうどんで場を盛り上げて下さいました。
まるで一昔前にどの村にもあったかのような山里の賑やかな村の光景が再現されたかのようなひと時がそこにありました。お年寄りから若者までもがひとつの喜びのなかで暮らしていた頃の村の光景。互いに支え合いながら助け合いながら生きていた頃の村の光景を。そこには私たちがずっと探し目指していたものがありました。

『仲間たちと共に生きる村構想』をイメージし始めた頃は、理想の地で自然に寄り添った暮らしを仲間たちと実現をしていければと考えていた私です。しかしここ心温かい村の人たちと出逢いお付き合いさせていただくことで、それも変わってきました。村の人々と、新たにこれから村に入ろうとする者との垣根を取り払って暮らすことが出来るのであれば、もっともっと素敵な村づくりができるかもと

今回の工房開き、実は村の方々の心温かい空気を、これからこの地に移住するであろう仲間たちに感じて欲しく、私的にはちょっと仲人のような気持ちが密かにありました。その気持ちを仲間たちも逃すことなくちゃんと感じ取ってくれたみたいで「こんな村に住みたい!」と

あとは空き家問題。。住めるような空き家が出てくれば、どんどん村に入りたい若者は山ほどです
玉川、神子の森おもしろい村に今後なりそうですよ

そうそう、徳さんの工房開きのようす玉川ネットの森ともさんがブログにupしてくださいました。餅つきの光景など、本当に素晴らしいぐらいに素敵!
互いに支えあいながら助け合いながら喜びを分かちながら暮らしていきたいものです。。
http://tamagawa-net.jp/tamagawa/kikimimizukin/2013/04/13/%e5%b1%b1%e9%87%8c%e3%81%ae%e5%b7%a5%e6%88%bf%e9%96%8b%e3%81%8d/
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