三津の旧鈴木邸。。

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愛媛建築士会の建築見学ツアーご一行さまが、三津の旧鈴木邸の見学に来られました車

私はその案内人として。

ここ旧鈴木邸は2年前に市の助成金をいただき、古民家改修工事をさせていただいたお宅です。。個人宅ではありますが、申し出があれば一般公開もしています。

 

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3年前はこんな感じだった旧鈴木邸。。

急遽、案内をするために工事前の写真を引っ張り出し見入ってしまいましたが懐かしい〜キラキラ

 

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以前はこんなだったけ・・?

と思うぐらい、かなり今は素敵に見違えたのですよね〜キラキラ

自分で仕事をしておいて!っと言われそうですけど、古民家の変わりようは目を見張るものがあります。

久しぶりにお伺いしたというのもあるかもしれません。

家主さんがとても愛着をもって古いものを大切にされて住まわれているから、

鈴木くんも愛を感じて、ちゃんと答えてくれている感じハート

 

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愛情を掛けてあげるとこんなにも答えてくれるのが古民家の良いところ。

古民家の改修は難しくもあるけれど、わたしも携わっていてとてもやり甲斐のある楽しい仕事。だからちゃんと古き善きものに敬意を払いつつ、昔ながらの素材や手法を使って直すことを基本としています。ボードや建材などの類を使うと安く簡単で便利に早いのだけど・・、素材感がまったく異なります・・ぐすん

もしそれでひとまず新しく綺麗になったとしても、そういった素材は数年で違いが出てきます。表面だけパッパッと繕って綺麗にしても化けの皮はすぐに剥がれてきて薄汚れてくるのです。やっぱりそれは古民家にはふさわしくない手法です。

古民家としての価値を引き出し、さらに長く愛されていく住まいとなっていくためにも、安易な即席工事ではなく、ちゃんと手を掛けてこだわって欲しいところかと感じます。

 

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こうやって古き善き住まいの良さを、みんなに見て感じて頂くためにも、

新築も古民家再生も同じように大切だと感じるところハート

がんばらなきゃ手

近々、また三津で古民家改修のお仕事ができそうです。がんばります〜手

 

第1回・木村邸Night。。

 

三津木村邸でおこなわれた第1回木村邸Night。

地域に開かれた建築やシェアカフェなど、共有する場づくりなどのソーシャルプロデュースをされておられる山納洋氏のお話をうかがい、木村邸の今後のあり方について愛媛大学・山口信夫先生のもと意見交換がなされました。

古建築としての価値にとどまらず、地域に活用され持続的な運営をはかっていくために木村邸はいま運営の方法などを考えなおす時期に立っています。

それは木村邸だけの話ではなく、保存していこうとするどこの古建築でも抱える悩みです。

 

 

今回、木村邸は今後数十年は建物が持ちこたえていくための屋根の葺き替えなどの修繕工事がおこなわれ、それによって価値ある古建築を残すという意義は果たされます。

しかしより活用され地域に愛されていく木村邸となっていくため、どうしたら良いのか、

まだまだ答えは出てきませんが、今後おこなわれるこういった話し合いのなかから木村邸のあるべき”場の形”が見えてきそうな気がします。

 

 

ボランティア方々のご馳走付きという心温まる勉強会に参加者さんもビックリでしたキラキラ

次回木村邸Night、楽しみですハート

三津の古建築・木村邸に行ってみたい方は、第2土曜日木村邸カフェなど実施しています。

また今なら!木村邸の蔵や離れ小屋裏のお宝探し(片付け)がおこなわれており、お手伝い大歓迎手

まずは三津へGo~車↓↓

 

木村邸ホームページ

https://www.kimuratei.com/

 

三津にて。。

 

三津にて作戦会議中。。

いやいや、ご飯食べてるでしょっアンパンマン

 

 

三津旧鈴木邸の家主さん、いつもご飯が美味しいのよね。

サクサクっと手際のよい、台所での立ち姿。

小さで最小限のお台所だけど、「十分使い勝手がよいお台所よ!」っと。

できる人は、あーだこーだ言わないねっアンパンマン

 

ここ旧鈴木邸の再生工事も野の草でさせていただきました。

そしてときおり、この三津旧鈴木邸では面白いことやってるんです。

 

 

この夜は近々おこなわれるイベント準備中でした。

一品一品ことなる手づくりのお洋服。

古布を利用したりして、つい素敵すぎて、一番のりっしてしまいましたハート

気になるあなたは let’s go〜ですよ手

 

4・29(土)、30(日)11:00〜18:00 三津・旧鈴木邸にて

 

 

 

『わ・ふ邸』リフォーム工事

 

今、大洲でリフォーム工事進行中。

「AA STUDIOは新築工事しかしない」っと思われている人が結構いるようで・・、

そんなことはなく、小さな台所改造ひとつからリフォーム工事などのお手伝いもさせて頂いております。

ただ・・、自然に優しい素材であったり、職人さんたちの手仕事を活かした造りなら・・っと言う前提付き。

お金があるからと言って、何でもかんでも仕事はしない。

環境の事や未来の事を考えて下さる方の、お役にたてる私達でありたいから。

それが私たちのポリシーでもあります。

 

今、お手伝いをさせて頂いている大洲での『わ・ふ邸』リフォーム工事も、

お施主様が大の"木"が大好きなお方。

そして手仕事に愛着を感じてくださる方。

AA STUDIOの家づくりが好きで来てくださった。

だから私達も最大限にやり甲斐を感じる仕事が出来るのです。

さてどんなお住まいに変身していくでしょうか♪

 

 

 

『奈良の木の家』リフォームも 動きだす季節。。





奈良の木の集落は、春の陽気につつまれ桃源郷のごとく美しいです。
できればゆっくりのんびりと、この陽気を楽しみたいもの。。
ただ残念ながら・・我が家の 『奈良の木の家』リフォームも、例年にない大雪に閉ざされ身動きができなかった分、完全にお尻に火がついてます火
お引越しは5月末予定・・。
進行中の家づくりもそろそろ動き出す頃でもあり、今年はこの春の陽気を楽しむゆとりはとても作れそうにありませんアンパンマン



しばらく動きの少なかった奈良の木の家、私たちがいない間に事務所にするべくスペースが、何やら嫌な予感・・。



まさか・・と、天井を見上げると、ツバメの夫婦がせっせと巣作り中です汗
私たちが呑気にしている間に、ツバメ夫婦は早くも巣作り後半、完成間際・・。
完全に追い抜かれてます・・・・アンパンマン



誰に教わったのか、泥と藁を練り混ぜ合わせながらつくることで、巣が簡単に割れたり崩れたりしないように強度を高め丈夫にしています。賢いですよね手
ツバメ夫婦に後ろめたさを感じながらも、これでは私たちが引越しできないので、巣を撤去。



これで諦めてくれるかな・・と思ったら、今度は梁の裏側の碍子の上に、簡単には崩れない様にしっかりと巣作りを始めました。
むむむ・・ 賢すぎるアンパンマン
それでも頃合をみて巣を落とすものの、なかなかしぶといツバメ夫婦。よっぽどここが気に入っているのか・・。
なんだかリフォーム作業中の私たちとツバメ夫婦が重なってきて・・頑張って巣作りしているのに申し訳ない気分になって、ついにこっちが根負けしてしまいました。巣立ちまでご一緒にハート
オイオイどうなるやら〜。



さて、私の方は、石工職人やってます。
土間になる台所のタタキ床の一部に石を敷くために。
写真で見ると職人みたいでしょ?
もともと物づくりが大好きなので、これぐらいは自分でやっちゃいます♪



プロみたいに専用の電動工具は持っていないので、あくまでもある道具で出来る様に作るのがセルフの心得。プロの様な・・細かいことは言わずです。敷いてもらうと結構お金もかかりますからね。セルフだと石代だけなので2万円ぐらいで〜手
素人でも美しく見せるための要所だけしっかりと掴んでおけば、それなりにイイ仕上がりにはなるんですよね。この要点を掴んでいるかいないかで仕上がりは雲泥の差。「やっぱり素人仕事だよね〜」って言われるのかどうか・・。
お金をかけずクオリティの高い物をつくるのがまさにセルフの醍醐味ですね。
あとは時間があってもっとセルフリフォームを楽しめる余裕があれば、これこそ最高の贅沢かも。



どうです?なかなかの出来栄えでしょ手
今度から現場でお呼びがかかりそうかな〜笑 



さて、徳さんの方は、大工工事中です。物入の床や棚の下地を取り付け中。
こちらは一切の妥協を許さない性格!
大工さん並みの仕事を求めて、やってしまおうとするところが、私からすると恐ろしいところアンパンマン



下地なんだから〜、素人なんだから〜 の言葉は彼の耳には入りません・・汗
セルフ・・性格がとてもよく出ます笑
下手な大工さんより、いい仕事をしてます。見えないところもこだわりたい徳さんですからね。

急ピッチに大工工事も進行中。
でもまだまだやらなければいけない事が山積みのセルフリフォーム。
さてどうなるやら汗


 

もう一軒の古民家再生-2

すっかりご無沙汰です〜。楽しみに見ていただいている方々にはサクサク更新のないブログとなってしまっていて申し訳ない気分汗
友人の家でもある古民家再生も実は先日やっとお引き渡しが終了し、すこし安堵しているのですが・・古民家再生のブログはすっかり出遅れてしまった状態アンパンマン
我が家の奈良の木の家のリフォームもお尻に火がついて燃え尽きそうですが、あきれないで見ていただければ幸いですぐすん



さて、合板やら建材の撤去作業も終了し、U家族の古民家は昔の面影が見えてきました。人によってはぜんぜんリフォームをしなくても住めそうだったリフォーム済みの古民家。しかし自然の素材を使って、なおかつ昔ながらの古き良き感じの気の張らない、自分達の身の丈にあった住まいをのぞむU家族の希望に、この家をリフォームしていきます。



解体によって顕わになってきた柱や梁。いろいろと問題も見えてきました。
大壁のためボードや合板によって隠されていた柱や梁・・シロアリの格好の餌食になってしまっていたのです下



みごとに建材を貼りつけた部分のみが、随所で被害がありました。真壁の柱や梁が見えるところは被害がほとんど無く・・。
私たちの家づくりでは建て主さんにいつもお話しをするのですが「柱や梁が見えない今時の壁のつくりは大きな問題をはらんでいる」ということが、まさに目に見えるように現れたのです。
先人たちが育んできた住まい、柱や梁が見える真壁のつくり、そこには意味があるということ。その意味を無視し続けてきた現代の私たち。それがよく理解できるように証明されたということでしょう。
大壁によって風に触れることの無くなった壁のなかは湿気がこもり、柱や梁も湿っぽくなります。とうぜんシロアリにとっては格好の獲物。こうやって長い時間、人に見つかることもなく静かに被害にあっていきます。
さらに追い打ちをかけるように雨漏りによってかなり腐ってしまった柱や梁が明らかになりました・・アンパンマン



これも大壁のところ・・。
もうほとんどホゾの差し口の残骸がないほどに、雨漏りで腐り、シロアリに食べられてしまった構造体・・。
先人達があみ出した柱や梁が見える真壁のつくりであれば、雨漏りをした時点で気がつき、ここまで被害に合うことはなかったでしょう・・下
いろいろと見えてくる大壁のつくり・・雨漏りをしても、腐っていても、シロアリ被害にあっても、気がつかないのが大壁のつくりです。ここに問題が・・。
”見えない・点検できない”というのは家を長くもたせていくうえで一番の問題点。先人たちはそのことを一番に理解をし、家の要である柱や梁の構造体は点検でき修理しやすいように造ったのだと。柱や梁が露わになっていることは点検もできるし、風にもつねに触れることができるので、木材を長く丈夫に持たせることができるのです。温暖多湿な日本だからこそのつくりなのです。
こうやって見て始めて、現代の住まいは自然の道理にかなわない問題がいろいろとあることを知ることが出来るかと。

頭が痛いですが、リフォームの場合はこうやって構造体を顕わにしないと見えてこない事がほとんどです。
やはりこれから長く住まっていこうとする住まい、直していくことに。


 
その他、いたるところに不安箇所がありました。
雨漏りは、大手術になる前のちょっとした風邪の引き始めに、直しておくのが良いですよ。。
ここまでいくと本格的に直すにもお金がかなりいります・・。
なるべく安くあげていかなければいけないところなのに・・悩ましいところ、さてさてどうするかな・・なみだ



ここは柱と柱が継がれているところなんだけど・・近寄って見ると・・なんの細工もなく、たんに柱同士を突き合わせただけといった、地震があれば転びそうな柱を発見アンパンマン
次々に手をいれなければいけないところが明らかに。大壁のつくりっは恐るべし!
隠れてしまうから、大工仕事がこんなになっちゃうのかな・・下



そういった構造検証の脇で、古い繊維壁やタイルを自分達ではつり撤去していきます。
もうほとんど元の面影はないですね。



こういった取り合いの美しくないところも気持ちよくありませんから、直していかなければいけません。
なんだか当初の予定より工事がかかりそうです・・。時間もお金も・・。
リフォームははがして見ないと全貌が分からないので悩ましいですね。
特に構造部の傷みは簡単にはいかないところ。
しかも消費税増税もあって大工不足!みんな超忙しそうだし・・大丈夫かな・・どうなるかな・・下
こうやっている我が家も、自分達自身の奈良の木の家のリフォームもなんとかしなければいけないところでもあります。
暗雲経ち塞ぐたちこめるU家の古民家再生・・。つづく
 

もう一軒の古民家再生。。



我が家のリフォーム・・いえいえ、実はもう一軒古民家再生中。。
同じ地区に移住予定のU家族の住まいを夏から再生中なのであります。

U家族とは、当初は建て主と設計者としての出逢い。いろいろとあって、現在はともに協力し合って里山で生きようと決心しあった付き合いであります。その住まいを今は大分県にいるU家族に変わってリフォームのお手伝いをしている次第。春にはU家の奥さんが出産ということもあって移住はまったなし!
我が家の”奈良の木の家セルフリフォーム”の最中でもありますが・・一肌脱ぐことになったのです。

U家の要望は、自然の素材を使って、なおかつ昔ながらの古き良き感じの気の張らない、自分達の身の丈にあった住まいを希望。主に奥さんが料理教室をひらいて一日の多くを過ごす台所をメインとし、その他快適性を向上させる水回りの改善。と、旦那様の仕事である竹細工の作業場づくり。生き方暮らし方は自然志向で、食も暮らしも多少不便であっても手間をかけて心地よく・美味しく・楽しくありたいという夫婦。

まずは家の家財道具やらを片づけなくては・・。
家主さんも事前に荷物を整理してくださったみたいで、だいぶ物が無くなったとは言え、やはり長く住まいとして機能していた家はそれなりの荷物の量。これはどの家も同じ。これに向き合わなくては移住は不可能。



古いと言っても、住もうと思えばまだまだすぐにでも住めそうな家。しかしリフォーム? 
それはU家の「心地良く暮らしたい」という願いから。もちろん私たち自身もそうだけど、この建材に囲まれた雰囲気は、自然素材を好む自然志向派にはちょっと息苦しい雰囲気・・。
でもこういった素材たちで古い家をリフォームすることが、その時代には一種の最新の住まいのような気分にさせ、古い日本建築の家はみな軒並みにリフォームされたのですよね。。



そのところどころには昔の良き面影があって・・ムズムズするぐらいに邪魔くさいフィルターに覆われたような気分になる私。
もちろんこのフィルターをこれから取り去っていくのですが、大家さんからも、幼い頃にあったリフォーム前の家の雰囲気が好きだったと聞かされ、意気揚々と撤去作業開始手



U家の旦那さんも、荷物の片づけや撤去作業に大分から駆けつけました。
こればっかりは人海戦術でなくては。友人たちも手伝いに駆けつけてくれました。




 
ただただ合板や建材の類はバールや玄翁などを使いつつ撤去していきます。
日頃のうっぷんをたっぷりと解消するかのような作業です汗
この作業はただ力任せにと言うより、組み立てられた順番に解体していくのが上手に解体するコツ。
組み立て方や解体の要領が分からなければ何倍も時間と労力がかかるのです。
助っ人に入ってくれた大工さんは、私たちの解体作業を横目に、サクサクっと解体をこなしていくのでしたアンパンマン



この解体、長く溜まりきった埃や建材からの粉塵が宙を舞い、全身は粉をまとったかのようになります。
ああ〜あ、乙女な設計者もこれではまさに台無しですアンパンマン
でもそう言っていたら先に進めませんので、気にせずザクザクと。
まるで土木作業員、そうやってだんだん女が強くなっていくのですよね・・・笑



化学糊が効かなくなって剥がれ出した建材の塗り壁。当時の流行り物もこんな感じに。



出てくるわ出てくるわ建材ゴミの山。何処にこんなにもあったのかと言うぐらい・・。
そのほとんどは土に還らない素材ばかりなので、処分に困ります。
細かく分別をしなければ高額な処分費がかかり、引き取り先もそうはないのです・・。
リフォームの片づけや解体作業をしていると「生きることはゴミを生み出すことなのかも・・」と真剣に思ってしまうぐらいに、今の世の中はゴミに溢れていると言えますね。もっとシンプルにゴミを生み出さない・持たない生き方をしたいもの←これは自分自身への戒めの言葉であります。



時間をかけて地味にゴミを細分化し処分をしていきます。できるだけ価値のないゴミには誰しもお金はかけたくないところです。
U家の旦那さん自身も、大手メーカーでの大量生産の物づくりから、大地に還ることのできる一品一品手作業・自然素材の竹細工へ転職した身。この作業をとおしてあらためてゴミにならない物づくりをしていく決心が堅くなったようです。ある意味、良い体験になったのかも。
ゴミがうずたかく積まれていく光景は、目にするだけでなんだか全身の気力が失われ疲れてきます・・下
まるで、先のない未来がそこに感じられるからなのか・・・・たぶん・・・きっと・・下下



いえ、このリフォームは明るい未来を築くためハート 心地いい暮らしを紡いで繋いでいくためのものハート
粉塵にまみれながら、ゴミに向き合いつつ、
その苦労のすべては心地いい未来を掴むために・・
頑張る私たちでありました手(つづく)

冬のリフォーム作業。。



我が家の奈良の木の家のリフォーム、ぼちぼち進んでいます。
凍り付くバケツの水が凍らなくなるまで、荒壁塗りは今しばらくの辛抱ですが、
それまでにできるところを進めておきたい手



台所は小屋梁がみえる高い高い天井です。
見るからに寒そうでしょ・・・・・アンパンマン
そう普通なら天井張って断熱材でも詰めるところなんですがね・・
チャレンジャーの私たちは、このまんまを活用することに
夏は快適そうですが、きっと冬は寒いぞおお〜泣



ひとまずこの小屋梁のお化粧直しです。
前回も書きましたが、この柿渋を塗ってお化粧直しするだけで、俄然雰囲気が良くなるのですから。
だから高いところだって、なんのその〜!

ぶるぶる。。
上から下を見下ろすと、かなり高いです〜ぶるぶる
しかも手を伸ばして梁や母屋を刷毛で塗る作業は、転落の恐れあり!
慎重を要します。。
セルフリフォームに少々の怪我はつきものですが、大怪我にはならないようにしなきゃねガンバ



はあ、作業の合間の薪ストーブの火が身体を癒し温めてくれます火
良かった。先にストーブを設置して正解〜。
自然にお湯も沸いていて、ちょっと一休みの時にはイイ感じにコーヒーブレイクコーヒー
庭にはうず高く積まれた薪達。

 

っと言うのも、実は総代さんがご自身の山の木を私たちのために玉切りして下さったお陰なのですハート
昨年はリフォームに忙しく薪集めどころでなかった私たち。そんな私たちのストーブのサイズに合わせ、親切にも35cmに切ってくれて、あとは使うだけの状態で頂いたのです。しかも私たちだけでなく移住が決まった3組にも同じく!
そんなお陰があってこの冬はなんの不自由もなく温々リフォーム三昧というわけなみだ
本当にありがたい話ですアンパンマン



そしてこの家から出てきた、60年前に建築した当時の木材の木っ端、型枠の桟木一本までもが大事にとってあって、今シーズンと言わずしばらくはまったく薪に困らないほどなのです。
薪に困らないって、なんだか懐が満たされるような気分ハート
さあ、張り切って冬のリフォームに励みます手 

『奈良の木の家』リフォーム 寒さに負けず。。




奈良の木の家のリフォーム、いよいよ本格的な寒さになって、これではあまりにも作業停滞しそうなので、急ぎ足で薪ストーブを設置しました!
もちろんこちらもセルフです。
仕事柄、いつもいろんな職人さんたちの仕事ぶりを見せていただいているので、こういう時に役にたちます。ストーブの後ろのレンガ積みも自作です。。
素敵でしょハート

薪ストーブをセルフでおこなう場合、火災などの恐れがありますので、下調べを十分にされたうえで施工してくださいね。素人施工の場合、正しい離隔距離をとらずに施工しているのが多く、長く使っているうちに低温火災などをおこす危険があります。現に火災をおこされた方の話を耳にします・・。



えっ?と思うような低温でも長期間使っていると木部に火がつくのが低温火災。
とくに煙突と壁や屋根の貫通部。またストーブ周辺のあき寸法は要注意が必要です。木材などを近接させないように。
ストーブの能力ごとで離隔距離も変わってきますので、その点はストーブ屋さんとも相談したうえで。



やっぱり薪ストーブいいですねえ♪
我が家の2代目も同じくピキャンでマーク機∈2鵑話繁疾賤僂任后
さすが暖房専用は能力が違います。
今まではクックストーブだったので、薪ストーブはこんなもんかと思っていましたが、なんのなんの、心配していた奈良の木の寒さもこれなら心配不要といわんばかりのとてつもない暖かさにビックリです!
薪は、このお宅に建築当時の廃材が捨てられずにストックされていたので、しばらくは十分なぐらい。昔の人は本当に物を大事にしていたんだなあと、今回もつくづく。

薪ストーブ同様に、火のある暮らしを見直していきたいと思っている我が家。
お台所には竈を据える予定。おくどさんを設置するときは、おくどさんワークショップをしようと思ってます!



そしてお風呂はなんと五右衛門風呂で!
ええ・・五右衛門風呂・・たいへんそう・・下
なんて声が聞こえてきそうですが(笑)。コツをつかめば、マッチ一本で簡単に沸かすことができるんですよ♪
五右衛門風呂の良さは、なんと言っても、あとにのこるあの暖かさ。。。
身体の芯までもがぽかぽかして、忘れられません。
電気で沸かすお風呂は、すぐに身体が冷めるのにね。暖まり方がぜんぜん違うのよね〜。
なんだかあのまん丸のお風呂に浸かると、子供のような気分になるのもイイしね手



今どきは、こういった普通の浴槽タイプの五右衛門風呂もあるみたい。
でも我が家はわくわく感のある、まん丸タイプが好み手
奈良の木の家に引越ししたら、火のある暮らしを発信していきたいと思っています〜ハート

『奈良の木の家』リフォーム 気持ちは焦るが・・

すっかりご無沙汰状態のブログになってしまってます・・汗
人生最大のハードな日々をすごしており、なかなかブログまで手がまわりませんアンパンマン
我が家のセルフリフォームも年内には・・と思って頑張ってましたが、荒壁の片面を塗り終わったところで、この寒さ。
土壁が凍結してしまうので荒壁作業も春まで延期です・・
うううう、まあ自然のことなので仕方がありません・・



やはり築65年となると土壁の痛みはあちらこちらに見られます。
随所の傷んだ壁。下地の竹が腐っていたり脆くなっている場合は、こうやって竹小舞をもう一度掻きなおします。
まるでほころびが出来たところを繕いなおすかのような作業。。
こうやって住まいも繕いなおしながら100年200年と使っていったのでしょうね。

そうそう、この奈良の木の家の荷物の片付けの時に出てきた藁の筵(むしろ)。
かなりたくさん出て来たのですが、傷んだ筵(むしろ)には布切れをあてて繕いなおした様子がありました。筵さえも、こうやって昔のひとは大事に使っていたんだなあと。。
今じゃあ考えられませんが、こうやって繕って直して使っていくということ、大事にしていきたいですね。。



さて、繕いなおされた竹小舞にもう一度荒壁土をつけていくのですが、傷んで落ちた土壁を拾い集めてそれを再利用します。
水や藁をもう一度加え練り直し、少し寝かしてから使います。
そう、こうやって土壁は何度も再利用できる建築材料なのです。今の建築界の建材たちから言うと、もっとも最先端を言っているのが土壁と言っていいです手
う〜ん、どこまでいっても昔あった家づくりは無駄がなく、先人たちの知恵は優れてます。頭が下がる思い。。





ねっ、これで完了。なんか美しささえも感じてしまうのは、私だけかな?
直して使う。大事にしていきたいことですね。。

さあ、直して使う奈良の木の家。
直して長く住まうためにも、心地よくありたい!
古い・・汚い・・使い勝手悪い・・では、やっぱり心地よくないもんね手
古い家を心地よく住まうために、拭き掃除、洗い仕事、欠かせません。
天井や柱や梁は拭いたり、建具や汚れの酷いところは水で洗います。





それだけでびっくりするぐらいに綺麗に見違えます。



今まで汚いオーラを放っていた建具も・・
ほら、このとおり!綺麗に。





汚いって思っていたのは、ちょっと埃をかぶっていたから。
ちょっと愛情を注いであげると見違えるように応えてくれるのが、木のいいところ。。
古民家はとくに変わり映えがあるので、やり甲斐がありますね
そしてお化粧なおし。



長年の傷や手垢など、水では落とせない部分は、柿渋にベンガラを混ぜた昔ながらの塗料によって古色で統一していきます。
そうすることで嫌な感じがしていた傷や汚れも目立たなくなって、古くなった木部に統一感がでてきます。



水で落ちない目障りな手垢などは、このとおり!



ねっ。ぜんぜん違うでしょ。
手をいれてあげると、ちゃんと応えてくれるのが木の家。こういう一つ一つの作業でぜんぜん変わってくるんですよね。
よく古い家を、もう汚らしい古い家だから、壊して新しく立て替えるって聞くんだけど、
本当は手間を惜しんで、綺麗だなんてありえないんだよね。そりゃあ建てた時は綺麗かもしれないけど、10年たてばどんな家も汚れてくるしね。
木は本当に正直でちゃんと応えてくれるからね。
粗雑に扱えば、木は毛羽立って粗だたしい雰囲気になっていくもんだし、
丁寧に大切につかっていけば、艶をはなって趣を深めていくんだよ。
傷も味わいだ、なんて言うけど、でも本当は違うんだよね。
扱う人次第で、粗だたしい嫌な雰囲気になったり、味わい深いイイ雰囲気にも変わっていくから、住んでいる人次第なんだよね木は。
木の家を扱っていると、そういつも感じる。



いい家はやっぱりちゃんと手入れがされていて、住んできた人の暦っていうのが感じられるんだよね。
この家も築65年だけど、何度かメンテナンスして、できる限り大事にしようってやってきたのが分かるから、私も大事にしたいなあって思う。
いい家って、そういう気持ちにさせられるのよね。。(続)