庭の草木の成長とともに。。

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梅雨の晴れ間の『往き還る家』の庭工事その後です。

庭工事は、建て主さんとご一緒に。というのが野の草スタイルです。

まあ庭工事にかかわらず出来る限り、自分たちの家づくりなんだから家づくりに関わって欲しいなあと感じます。

そうすると色々と各職種の物づくりの世界が垣間見えて、お任せでない家づくりの楽しさがありますし、一緒に草木を植えたりしながら、今後どんな風に庭で楽しもうかと、これからの庭のある暮らしに思いを巡らせてもいけます。

まずは木製のベンチを手作りして木陰に置く、という事が沸いてきて提案をしてみました。

それだけで庭に出てお茶したり、草木を観察したり、ちょっと一息つける、第一歩になります。

 

 

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リビングやキッチンからの眺めもとても良くなりました。

暮らしのなかでいつも草木の揺らぎを感じてほしい。。

それが野の草の設計コンセプトでもあります。。

 

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それと今回、蒼園さんのご協力で廃レンガを分けて頂いて、建て主さんとアプローチづくりをすることにしました。

あまり職人技がいらない素人施工で出来るアプローチ。廃レンガ活用といっても、ねっ、贅沢なぐらいの素敵な雰囲気の玄関アプローチになったでしょ。綺麗なレンガを、蒼園さんありがとうございました!

 

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そして、すずちゃんも一緒に庭づくりしましたよ♪

ひとつひとつ我が家の思い出として心に刻まれるといいなあと、ほのぼの風景。

草木を育てたり、水をやったり、土をいじったり、季節の花を飾ったり、お庭で楽しんだり、これからいっぱいして下さいね。

こういった事が、子供たちの五感を育てるうえでもっとも大切なことだし、家族とのこの家での緑溢れる思い出となっていくことでしょうし。

 

自分たちがつくった庭ならなおの事、これからもいっぱい庭に関わって欲しい。

すべてプロにお任せすると、なかなか素人さんでは手を入れにくい庭になりますが、こうやって一緒に関わって庭づくりすることで、庭とのお付き合いの第一歩という訳です。

これで『往き還る家』の家づくりは終了。。

これから時々、お邪魔するとき、庭の草木の成長や変化が、設計者の何よりの楽しみでもあります。そして草木の成長とともに家族の暮らしもさらに豊かに増していくことを願っています。

また機会あればその後の庭の様子や暮らしの様子などもご報告したいところですね。。

 

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庭のめぐみ。。

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あとすこしで、完成して1年をむかえる『往き還る家』の庭工事が始まりました。

息の長い野の草の家づくりでしょっ(笑)。

 

庭づくりを家づくりと同じぐらい大事にしている私です。

庭のない家なんて、ありえない・・。

どんなに自然素材の家であっても、どんなに素敵に家ができたとしても、所詮、家は人工物にすぎません。自然の草木や緑たちが与えてくれる恩恵には足元にもおよびません。

 

庭の草木たちは日々刻々と変化し、春から冬まで絶えず、感動や潤いを与えてくれます。

春には草木の芽吹きや咲き乱れる花々に春の到来を知り、初夏には萌えるような緑たちから躍動的なエネルギーや緑陰の涼やかな風を与えてもらい、秋には枯れていく落ち葉や草木に一巡りの命の終焉や儚さを感じます。

何気ない日々の暮らしのなかで、草木たちの様子にほっとさせられ癒される事はとても多いです。

庭の手入れなど手間もかかるのが庭ですが、その恩恵は計り知れず、知らず知らずに私たちは多くの恵みをいただいているように感じます。草の管理も大変だけど、むしろ自分好みの草花を増やしつつ庭を育てる楽しみを味わってもらいたい。

「庭の草管理が・・」と考え苦に思う人は、きっと育てる楽しみを知らない人。

ぜひに、小さなスペースからでも♪

 

今回も蒼園さんにたくさんの庭木を植えていただきます。

木が植わるだけで、その場の空気が一変!

ほらね、草木たちの恵みは偉大です。。

そう私たちは緑の星、地球の住人だから〜。

草木たちと共に生きる喜びを、DNA的な細胞レベルで、きっと感じているのかも。。

 

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『往き、還る家』祝!

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先日は台風の最中『往き、還る家』の竣工パーティーでしたキラキラ

屋内に入りきるかとちょっと心配していた人数でしたが、なんとか納まりました手

 

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長く時間のかかる家づくりなので、建主さんも職人さんももう顔を知った仲。

今までいつも通ってくれていた職人さんとの別れは、家の完成でもあり嬉しいようでまた寂しいものです。

精一杯に携わってくれた職人さんたちの苦労した点や心遣い思い出話など、そんな諸々をどうやら聞くことができたみたいハート

 

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心打ち解けあって共感できる時間が、作り手にも住まい手にも必要。

いまの時代に欠けている大切なものだと感じるから。。

物づくりがお金だけのやり取りになったら、こんなにもツマラナイものはない下

人として嘘や偽りのない関係で精一杯にやっていく。

これはお金があるからって出来ることじゃないし。

 

建主さんも最後は涙が溢れてきて、言葉を詰まらせてました。

きっとそれだけ精一杯に家づくりに向き合えたんだろうなと思うハート

そして私もまた熱くなって涙ながらに語ってしまいましたキラキラ

(↑この頃、お酒が入るとつい涙もろくて笑

 

『往き、還る家』祝ハート

職人さんみんなが建主さんの幸せを祈って心をこめて造った家です。

末永くお幸せでありますようにハート

 

食も大切♪

 

『往き、還る家』のトークセッションでは夜ご飯用のお弁当を提供させていただきました。

お弁当は三津の商店街にお店をだされたVegetableさんにお頼みしたもの。

Vegetableさんは心と身体に優しいご飯、無添加、無農薬、手づくりにこだわった食事を提供されているお店です。

 

野の草のイベントではいつも何かしらのこういった食を知る機会を一緒に企画しています。

住まいだけでなく”食”も大切にしてほしいから、その昔、生きるための食を支える道具であり加工や貯蔵の場であったのは”住”の最も大きな機能の一つでもあります。

実は衣食住はひとつの輪になってつながるもの。

いえ、輪になってこそ美しい循環という喜びの花が咲きます。

 

コンビニ弁当やレトルト食品ばかりを食べながら、健康的で安心な家に暮らしている、というのは変な話。また健康的な身体に良い食事をしながら、化学物質あふれ健康を害する家に暮らしているのも、道理に合いません。

だからすべてはひとつ。

衣食住を大切にしてほしい。

その先に美しい豊かな未来を感じます。

 

Vegetableさんのお弁当、本当に美味しかったです♪

一品一品手づくりで心のこもった料理ということを感じることが出来ました。

心と身体に優しいご飯は、『往き、還る家』の心と身体に優しい住まいと一緒。

建主さんのトークセッションに、幸せ感が満たされていたのはそんなことも加わって。

 

三津のVegetableさんはお店を出されたばかりの、野の草おすすめの食事どころです。

今回参加できなかった方々も、ぜひ伺ってみてくださいハート

三津浜商店街ですよ~!定休日:日曜・月曜

 

 

 

『往き、還る家』の見学会終了〜。。

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家づくり最後のフィナーレ、見学会も昨日無事終了いたしました。

お盆休みで皆さん里帰りという事もあって参加者さんも少ないかなと呑気に構えておりましたが、皆さんにいろいろとお声をかけて頂いたようで、適度な人出での見学会開催となり、昔ながらの家づくりをお知らせする良い場となりましたハート

本当にありがとうございます。

 

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今回、鍛造家TESSENの山田さんにも鉄の作品を展示していただき、住まいのなかに鉄がある風景を見ていただく初の機会となりました。なんと朝一番には自宅の野の草を摘んできてくださり草花を活けてくださったり、花器の配置一つにしても妥協のない姿勢に学ばされる思いがしました。

 

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日常の暮らしに鉄が身近にあること、慣れていない私達です。

でも花器にしても灯にしても器にしても、さりげなく鉄が側にあると、木や土や草や石の家がさらに豊かになるように感じるところです。住まいのなかに鉄がある風景、その良さが伝わるといいなハート

 

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又いつもながら野の草では大工さんの見学者が多く、感心をもっていただいていること嬉しく思います。今回は製材屋さんの来訪者も多く『往き、還る家』の木を活かした家づくりを見て頂けて、私としましても、もっともっとこの愛媛で木の家づくりが拡がっていけばと願って、ご案内をさせていただきました。

 

大工さんの中には、こういった大工として存分に腕を振るえる家が造りたいと話をされていました。メーカー住宅など今主流となっている大壁石膏ボード張りの家(真っ白い箱物)では、叩き上げで墨付けや刻みを学んできた自分と、大工仕事を始めて2ヶ月ばかりの子と、家の出来栄えに大差がなくなると・・やり甲斐のない建築業界の現状をお話をされていたのが印象的汗

いつもながら技術とやる気や想いのある大工さんたちが生かされる木の家がもっともっと増えるといいなあと思うことです。

 

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このフィナーレとしての見学会、建主さんも準備段取りから見学者の案内まで一緒になって楽しんでくださっているご様子手これも一生に一度の思い出ですねアンパンマン

 

そして初の建主さんによるトークセッションでは、時間をかけながら出来上がった『往き、還る家』の物語が語られました。

今の時代の家づくりとは逆行するような家づくりを何故に?

3.11をきっかけにして変わっていった自分たちの物語であり、家づくりを通じながら変わっていった自分たちの物語です。

今度はこのトークセッションをとおして、自分たちがそうであったかのように次なる人へ伝えるライトワーカーとなってくれている事。野の草の応援団であり、大工さんや職人さんの応援団でもあること、嬉しいかぎりでしたハート

家はつくったら終わりではなく、ここからが始まりですね手

 

いつもながらたいへんな家づくりを懸命に手がけてくださった大工さん職人さん達に感謝アンパンマン

そしてその貴重な機会を与えてくださった板垣さんに感謝いたします。

どうもありがとうございましたハート

 

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『往き、還る家』フィナーレの前の・・

 

完成見学会がせまるなか、建主さんたち一家と家の美装中。。

通常はプロの美装屋さんに頼むところなのだが、

自分たちで美装というのもフィナーレにむけての序奏のようで

わくわく感があって案外楽しいもの手

 

 

みるみる美しくなっていく家。

木部に油を染み込ませると、とたんに木の色艶が濃くなって家の良さが増していく。

それとともに建主さんたちの顔色も笑みが増していく。

木の家にして良かった。

この家で良かった。

長かったけど待った甲斐があった。

美装の作業をしながら色んな想いがこみ上げてくるみたい。

 

 

設計者としての私もまた、そんな建主さんの満足気なようすを肌で感じる作業。

おかげでこの暑さのなかすっかり体重も5kg減!

ダイエット的要素も詰まった美装作業は意義が大きい笑

 

 

さあ、後は完成見学会を待つばかり。

もうひと頑張りです~ハート

 

いよいよ『往き、還る家』完成見学会!          そして建て主さんによるトークセッション「僕達がこの家を建てようと思った理由」のご案内♪

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おまたせしました!!
木と土の昔ながらの家づくり『往き、還る家』が厳しい暑さの下、職人・建て主・設計者の総力を結集して
ようやく完成を迎えることになり、見学会のご案内ができるようになりました。
首を長くしてくれていたら嬉しいなあ〜と思っている私たちですハートハート

そう言えば・・昨年はこの暑さの下で、基礎コンクリートを養生するためにプールのように基礎に水を溜めたのを
つい最近の事のように思い出します汗
特急列車のごとく過ぎ去る他の家々を横目に、ドンコ列車のような『往き、還る家』でした笑
その中身は各駅停車のごとくひとつひとつ意味あるもので中身が濃いです。
雄雄しい木組みと心地いい母なる大地の土壁。
幾度この家づくりに取り組んでも、ここに失ってはいけない家づくりを感じますハート



国は高断熱化されたドイツや北欧のような住宅を評価し推し進める現在において、日本の気候風土のもとで育まれてきた
家はとても建てづらい状況が生まれています。
この家が建てられなくなる時がきたら、それはわたし自身も建築家を終了するときです。
でもそれは、そこに体を張ってでも残していきたいと思う住まいがあるからであります。

国の流れに逆行するなか、野の草のもっとも大きな味方は建て主さんです。
野の草は常に施主さまに支えられ今があります。
今回、楽しい見学会の企画として、施主である板垣さんご夫婦が
「僕達がこの家を建てようと思った理由」と題したトークセッションをおこなってくれます。

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板垣さんは愛媛の移住を支援する移住コンシェルジュというお仕事をされ移住サポートをおこなっておりますが、
同時にご自身も移住者であり人生をこの地でこの家で再スタートさせようと言う想いには、野の草と響き合うものが
ありました。そんな外観からでは分からないこの家づくりに至った”お施主さまの物語”なんて、まず普通は聞けない話!
紆余曲折あったのかなかったのか?一番悩んだ事とか建主目線のアドバイスなどなど聞ける又とない機会です〜手

当日は、鍛造家の山田幸一郎さんの鉄の作品展示や販売(愛媛では初?)、
野の草がオススメする手仕事の品々そして野の草オリジナルの手づくり品の販売も致しております。
(お話会では飲食類も計画中、詳しくは後日!)

建て主さんのご厚意によるこの貴重な機会ぜひ木組みと土壁による住まいの心地よさを感じてください。
完全予約制ですので申し込みを忘れずに手

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【日時】 8月11日(祝日)※完全予約制です。
  《見学会》
     ◎10:00〜18:00まで
       
  《トークセッション「僕達がこの家を建てようと思った理由」》
    ◎18:00〜 
     夕方からはゆるりと、家づくりのお話しをしましょ。。
     施主である板垣さんご夫婦の本音のお話や、参加者さんからの質問などにお答えいたします。
     職人さんたちも参加。時間的にもディープな何処でもは聞けない家づくりのお話が聞けそうよ。
      【場所】『往き、還る家』松山市東方町 
    ※申し込み頂きましたら詳しい地図をお送りします。

【その他】
      <お子様連れの参加希望者さまへ>
     建て主さんのご厚意によりお引き渡し前の大切なお住まいをお借りしての見学会となります。
     自然そのままの素材をつかっているため障子や壁や木部など、ほんのちょっとした事で傷つき
     やすく汚れやすいです。見学につきまして常にお子様とご一緒に、注意をしてください。
     
   
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□□ 申し込み(締め切り8/9まで):早めに頂ければ有り難いです!
  (FAX/TEL:0898-55-3021  メール:asuka-archi@nifty.com )

  □見学会に参加しますか?
  □トークセッションに参加しますか?
  □氏名 :                  
  □氏名 :
  □連絡先:
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大工さんのしごと。。

『往き、還る家』も完成まであと少し。。

暑い最中、今は大工さんも最後の踏ん張りで頑張ってくれています手

 

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今時の家は鑿(のみ)も鉋(かんな)も使わない家づくりが主流となっています。

でも『往き、還る家』は大工さんの本来の仕事がないと造れない家です。

ひとつひとつが手作業で便利な建材類を使わないので、そのぶん時間がとてもかかります。

大工仕事といってもその中身はさらに人それぞれ。

手を掛ければどこまでも手を掛けられるのが家づくり、それがまたその大工さんが造る家の個性となっていきます。

 

ここ水木棟梁の現場は、彼のこだわりが半端なく。

ちょっと普通の大工さんでは、引いてしまいそうなマニアな域をつねに垣間見ます笑

 

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見る人が見れば、このマニアさが分かる天井↑↑

でも分からない人には分からない汗

杉の赤白の材料をリズミカルにそして規則正しく並べ張っているのです。

この天井を張るのに番付け(1枚1枚の板を張るための順番)がついていたのには、さすがの私も水木棟梁のこだわりに圧倒されましたアンパンマン

 

大工さんそれぞれに力をかけるべき仕事が異なってきます。

またそれがその大工さんが関わってくる家の個性となっていく♪

『往き、還る家』での隠れたこだわりは語りつくせないほど。

また丁寧にしごとをして下さっている担当の村田さんにも感謝ですハート

 

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こうやっていつも色々な大工さんとおつきあいしている私は、図面の上だけでは語れない大工さんの仕事ぶりをいつも楽しませて頂いています。本当に色々な大工さんいるから〜アンパンマン

大工さんの仕事は奥が深くずっと見ていて飽きないから不思議ハート

 

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そして同じくそんな大工さんの様子にすっかり魅了され、いつも現場にいる響くん♪

『往き、還る家』のお兄ちゃんです。

物づくりが大好きで、木工が大好きで大工さんの仕事にとっても興味があるみたい。

 

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彼の目にどんなに映っているんだろう。

ひとつひとつ時間をかけながら出来上がっていくからこそ、彼のなかにもしっかりと刻まれていく思い出としての家づくり。

いつか彼の大好きな物づくりに、このささやかな少年時代の記憶が意味をもってくれるのかな〜なんて、勝手な設計者の想像、下心、思い込み〜アンパンマン

 

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でもね。

伝統的な家づくりの場面で、そこに関わる多くの人達が変わってきたのをこの目で見てきて、やっぱりそこに何か人をひきつける魅力があることを感じずにはいられない。

私自身も深みにはまってしまった一人キラキラ

きっと響くんの将来にも良い影響として、この記憶が生きてくれるのだろう。

家づくりは未来への種まき。

だから良い仕事をしなきゃねっ手

 

8月11日見学会予定にしたいのだけど、間に合うかな〜。

現場はラストスパートです手

壁が心地いい?

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悩ましい梅雨・・

いえいえ、日本の農業にとってはこの梅雨あってこそ、豊かな恵み生む大地となっていきますから大切な恵み。

でも正直、建築の業界ではこの時期はちょっと停滞時期のあまり嬉しくない時期アンパンマン

お天気の様子をみながらでないとサクサクと仕事が運べない、特に昔ながらの家づくりとなると、自然と向き合いながら出来る家でもありますから、なおの事。

速乾的(すぐ乾く的)な化学製品も使わないし、カビを抑制する防カビ剤も含まないから、

お天道様のご機嫌をうかがいながらするしかありません。

今時の家づくりなら、そう思い悩むこともなくパタパタ済んでしまうことも、昔ながらの家づくりではそうもいかなかったりしますアンパンマン

でもそこに良さを感じ大好きな家づくりだから。

 

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とくに土壁は心地いい~。

土と水と藁スサを練っただけのシンプルなものハート

効率優先でいくと、まずまっさきに切り捨てられる土壁だけど、

わたしは家にとって一番に欠かせないところだと感じています。

これは体感をしないと、あーだこーだと言っても分からない!

数字やデータで頭で理解するのではなくて、あなたの感覚をもって感じてほしいところ。

わたしたちは何と言おうと、まずは感性や心をもった生き物であるから。。

 

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母なる大地の心地よさをたずさえた壁は、きっと家になくてはならいものだと感じるはず。

数多くの家づくりを手がけてきて、家が土壁でなくてボードの家に変わるのなら・・、

わたしはもうこの家づくりの業界から引退したいと考えてます。。

もうボードの家は無理かな・・、この土壁の心地よさを味わってしまった以上は。

ここに残していきたい住まいを感じるから。。

 

ちょうどお盆ごろに『往き、還る家』の完成見学会を予定しております。

私の感じる心地いい壁の世界、

ぜひこの機会にあじわって欲しいですハート

 

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サンプル選びにくたびれて・・

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『往き、還る家』も家づくり終盤で、建主さんも最終決定におわれる日々です手

昨日はカーテン屋さんに足を運んで、我が家に似合うブラインドを物色。

カーテン・ブラインド・ロールスクリーン、メーカーも色々で、果てしなく豊富なカラーや生地の種類に圧倒されつつ、悩み迷う建主さんの姿がありましたアンパンマン

 

今回は、ひとまず現地で色合わせをするためのサンプル選びでしたが、建主Iさんにとってはひとつひとつが家づくりの大切な過程です。自分たちの想像するイメージに合わせていくためにも、ここはサンプル選びだって悩みどころ。

 

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そしてやっとサンプル選び終わったところ、ハタと気がつくと・・・アンパンマン

そばではすっかり待ちくたびれて寝入りついてしまった、お子の姿が♪

 

ママ・パパの真剣ぶりを空気で感じとってなのか、知らない場所に来たせいなのか、

一言も駄々をこねず独り遊びをしてくれていた、しずちゃん。

すっかりこちら、待ちくたびれたーの様子〜笑

 

思わず子供って可愛いなあキラキラ

待たせてごめんね。

おかげでママとパパはゆっくりと悩めましたよ手

このあとたっぷりとママに甘えていた、家づくりしずちゃんの巻でしたハート

 

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