とこしずめのまつり。。

 

先ほど『土間と風の家』の地鎮祭が執り行われました。

家を建てる際にはかかせない地鎮祭。

わたしたち建築に携わる者にとってはいつも恒例の儀式ではありますが、きっと施主さまにとっては一生に一度のこと。

毎度のことだけど、いつも心が静寂に満ちてすっきりする感覚を覚えます。

神事ごとなんて日常的ではなくなってしまった現代だけど

こういった神事ごとをちゃんと見直したいなと、この頃とても思うようになりました。

 

日本人はありとあらゆる万物を神として崇め奉ってきた民族でもあります。

目に見えるものだけでなく、あらゆる目に見えないものたちへの畏敬の念や感謝の気持ちが、手を合わせることに繋がってきたのだと言えます。そういう日本人が素敵だなと思います。

 

なんだか色々なことが粗末にされている時代だからこそ、目に見えないものに手を合わせるって必要な気がしています。

ありとあらゆるものに生かされているという実感が少ない時代だからこそ。

家づくりを通じてそんなことも取り戻していきたいです。。

 

 

 

伝統構法を繋ぐ若い芽。。

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『土間と風の家』の刻み確認に行ってきました。

大石棟梁の刻屋では、ピシッとした空気感のもと静かに刻みが行われていました。

 

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今年から1年生大工の司くんも刻みに励んでいて、なんだか初々しいハート

本当に大工が好きそうだし伝統構法が好きだ、というのが伝わってきます。

 

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この刻みから発せられる空気感で、その純粋で熱い志が伝わってきますハート

これは愛媛の伝統構法を担い導いてくれる大工になるなっ、って予感手

 

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大石棟梁の刻屋には若い先輩大工さんも入ってくれていて、刻みを手伝ってくれています。

彼も伝統構法にどんどん惹き込まれていっている一人で、なかなかのやり手の大工さんです。そして司くんにとっては良き指導者であります。

こうやって一緒に仕事をしていくことで若い大工は、先ゆく先輩の経験や感覚を盗んでいくんだなと、その空気感で感じました。

 

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刃物研ぎから刻みのこと、道具のこと木のことなど、施主さまとの付き合い方など、一緒に仕事をしながら少しずつ学んでいくことが、どれほど今の時代貴重なことか。

多くの家づくりでは、刃物を研ぐことすらなく、刻むこともなく、施主と付き合うこともなく、本物の木の家づくりをして学ぶ機会も与えられていないのですからなみだ

司くんにとってここには最高の環境があると言えます。

若い子が育つ場に、『土間と風の家』がなっていってくれているのなら、施主さま共々これほどに嬉しいことはありません。

またそれが私の最高の願いでもありましたからハート

 

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家づくりとは昔からそういった場であったはずですキラキラ

綿々と繋がってきたものを絶やさないように。

 

こうやって若い芽が育っている姿はとても勇気づけられます。

花咲くように頑張ってきた私達です。

この子たちがこの先、その技術を活かしていけれる場ができるように・・

もっともっと伝統的な昔ながらの家づくりの良さを伝え発信していかなければと、

若い芽をみて感じるのでした手

 

今は静かに。。

 

今日は『土間と風の家』の様子見に大石棟梁の刻屋にうかがいました車

いつもながらに綺麗に整頓された刻屋で、静かに墨付けをおこなう棟梁の姿がありました。

大石さんの現場や工場は、大石さんのピッチリとした性格がよく現れていて、

それがよく空気にただよっています。

そんな空気にわたしは何よりの安心感を感じています。

 

そう、どこも現場はその大工さんごとの空気感というのがあって、わたしはいつもそれをそれぞれの工場や現場に感じます。

きっとそれぞれの大工さんは意識されているかどうか分からないけど、特有の空気感キラキラ

木材の積み方ひとつ、木材の並べ方ひとつ、道具の扱いや、墨の付け方など、やっぱりその人がよく現れますね。

 

 

『土間と風の家』は、そんな大石さんの空気感のもと、静かにすすんでいる感じ。

今回は到達するべく目標があるので、エンジン全開ではなく、静かにゆっくりと舵をとっている感じですが、関わっていただいている多くの方の力によって最善の方向にむかっているのは間違いありません。

今は静かに。。

はやる気持ちを抑えつつ、、今は前をむいてひとつひとつ進むだけ。

さあ、さてさてちゅん

 

 

動きはじめました。。

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『土間と風の家』動きはじめました。

木材もじっくりと乾かされ、刻みには良い頃合いとなりました。

自然乾燥は時間もかかるけど、やっぱり木のためを思うと、これが一番です。

建主さんのほうは「まだあと1年乾燥だったっけ~?」ですって笑

まあそれぐらい気持ちにゆとりを持って頂けると、造り手としてはありがたいです。

精一杯の出来る限りができるから。

気持ちに余裕がないと出来ないこともありますハート

 

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墨付け開始にあたって、大石棟梁の刻屋に建主さんとともにお邪魔をしてきました。

これから刻みに入って下さる大工さん一同挨拶。

大石棟梁、息子さんの司くん、若手の藤井さん。

若手の大工さんたちばかりですが皆、志熱い方ばかりですハート

きっとこれからの愛媛の伝統構法を担う大工となっていくことでしょう。

 

ちゃんと顔合わせして、この方々に我が家の木を刻んで頂くんだ!

と知って頂く事がとても大切です。

家が建ってからも、顔を思い出すでしょう。

 

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鉋や墨付けの道具のことなど話をしたりしました。

ざっくばらんに、造り手・住まい手がお付き合いできる関係になっていけるといいです。

ちょうど世代も一緒だから。

さあ、墨付け開始!

楽しみ楽しみハート

 

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うずうずと・・

 

さて、うずうずとしている木材たち。

そう、乾燥を1年経て良い状態に乾燥した木材たち。

大石棟梁の刻屋も1/3が『土間と風の家』の木材たちで締められていて窮屈そう汗

そろそろ動き出しますよ。

 

『木組みと土壁の家』契約と夕食会。。

 

ちょっと前のこと、『木組みと土壁の家』の家づくり、大工さんや工務担当さんが我が家に集まって

工事契約の運びとなりました。

人生何度もない家づくりの契約に、ちょっと緊張気味の建て主Tさんでしたが、そんな緊張感はすぐに

吹き飛んで和やかに♪

私たちにとってはいつも通る、契約ではあるけれど、建て主さんにとっては、

これも大切な家づくりでの一コマだから大事にしてあげたい。

そして今後長いお付き合いになっていくので、書面だけの契約というより一緒に溶け合える時間をつくりたい。

なのでいつもこういった契約後には、夕食会を企画します。

ご飯を共に一緒にする。一緒に釜の飯を喰う仲間といった言葉があるように、

回を重ねるごとにお互いの境界線が緩んでいくような気がします。

建て主Tさんの奏でる三線の音色が皆の心の響いて、良いひと時になりました。

棟上したら、現場で三線の音色を聴きながら上棟の宴もいいなあ。

なんて、飲むことばっかり考えている設計者でした笑

こうやって『木組みと土壁の家』の家づくりがゆるりと進んでいくのでした。

 

『木組と土壁の家』山へ。。

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『木組と土壁の家』の家づくりが始まっています。。

我が家で使う木材に初めてご対面〜! の山へ木材検品は、

建て主さんにとって初めて家づくりを実感できる場です♪

建て主さん、大工さん、現場監督、設計者、みんなで和気あいあいと、高知県の池川林材さんへ車

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池川林材さんには時間をかけてあちこちの市場で良質な原木を探してもらっていました。

その確認でもあります。

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100年200年もたせていく”木の家づくり”のために何より大切なのは木です。

しかし木の家だと言っても、あまり木に関心がない、この頃・・下

システムキッチンやユニットバス、家の断熱や性能にこだわっても、家の骨格をつくる為の最も重要な木材に関心がないのは、残念なことですよね・・なみだ

でもそれが今の家づくりの現状かもしれません・・。

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池川さんも、高温乾燥の弊害について建て主さんにお話をされていました。

木を売る木材屋さんが「これでは・・アンパンマン」という木材の現状に耳を傾けたいものです。

高温乾燥は木材の油も抜けて、腐りや虫の害にも弱くなります。

また木の粘りがなくなると言えます。

しかし市場が急げ急げで家を建てている現状に、木材屋さんは高温乾燥を使うしかないのです。

ちゃんとした木の家づくり、どんな場面でも急ぐことは難ありと、常々私は思います。

そんな現状を少しでも知っていただくことが、木の家づくりにとっては、とっても大切だと思い、山へ足を運びます。

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時間をかけることにお金はかかりません。

生き節材の予定だった材が、節も無いようなこんな良質な材に変わってくることもあります手

とっても目込んでいて赤身の強い材です。

めちゃめちゃ綺麗〜!

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時間をほんの少しかけるだけで、こんなメリットがハート

池川さんには感謝感謝!

「AAさんの家づくりは時間のゆとりがあるから出来ること。今回は良い原木がたくさん買えた。」

っと言われてました。

木材屋さんが胸を張って誇れる木材は、建て主さんにとっても、いい話になると思いませんか。

木の家づくりは、みんなが幸せになっていく事でこそ、良い循環が生まれていくのです。

他の職種も同じですね〜手

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またAA STUDIOのこの頃のスタイルで、木材は施主直営で直接買い付けしています。

80年以上の目込みの高樹齢材を探してもらうと言う特別注文も、こういった施主直営による建築方式で中間マージンを含まない分、とってもお安く購入できるようになっています。

良い循環がうまれて、ちゃんとした木の家づくりが復活していくように〜それが私の願いなのですハート

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そしてちょうど『木組と土壁の家』に使う柱材が挽かれている最中でした。

150年もの樹齢の材が挽かれていっていました。

木の家づくりが、私達の年齢をはるかに超えた木の命をもらう行為であること。

自然と手を合わせ感謝したくなります。

それが昔からあった日本人の心かと。

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命に感謝し、良い家づくりをしていく事が、木への感謝の気持ち。

木材をこれから大工さんの工場に運び入れ、木や準備をして下さった池川さんに敬意を払って、じっくりと自然乾燥をしていきます手

池川さんに、建て主さんも感謝の言葉を何度も掛けられていて、これも家づくりにとっては欠くことのできない工程ですね

アンパンマン

そんなこんなで木材検品は、家づくりに欠かせない意味をたくさん含んだ工程と言えますね〜。

池川林材さん、ありがとう!

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