絶賛刻み中。。

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建前にむけて絶賛刻み中の『心地よい家』です♪

梁桁類はほぼ刻み終わり3ヶ月が経ちました。

(↑写真は足元の部材である土台や足固め大引き材です。)

でもまだまだ。次は柱類の刻み。

それに建前までには、雨仕舞いのための屋根仕舞材の加工も残っています。

 

私も、宿題であった屋根の納まりを描いて次なる納まりの指示。

打合せをしていると大工さんがどこまで図面を読み込んでいるかがよく分かります。

この構造材の刻みの時点で、後々の造作の細かな納まりまでしっかりと把握して共通認識が出来ていると、意匠的に美しい納まりとなります。大工さんにとっては後回しにしたい面倒な部分かもしれないけど、美しく納めていくためには大事なこと。

とくに設計士さんの絡む仕事では。。

分からないままにせず、図面に描いた線1本・言葉一つにも意味があることを気にかけてくれているのが伝わって嬉しかったです。

 

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建前は11月予定。

それまでにはまだ時間があるので、その間に仕口が割れたり捩れたりしないように養生してくださってました。

こういったのは大工さんそれぞれですが、丁寧にしていただくことは本当にありがたいことです。

 

 

 

 

やっぱりじっくりゆっくり。。

 

コンクリートを打設して、湛水養生中の『心地よい家』です。

水をためるコンクリート養生。

『往き、還る家』から散水でなく湛水に変えての養生方法ですが、その良さ、やめられません!

http://aastudio.jugem.jp/?eid=252

なんだかコンクリートが「気持ちがいいんだよね〜」と言ってそうなのです(笑)。

ちょっとした手間をかけるだけで同じコンクリートでも、その強度と耐久性には雲泥の差が出てきます。

ゆっくりじっくりと成長して強度を増していくコンクリートはまさに生き物のようです。

そしてやっぱり良い物づくりをするのは、そこにいる人次第。

あっと言う間に型枠が外され、猛天下の下であっと言う間にカラカラになる基礎とちがって、そこにはあきらかに雲泥の差の仕上がりが♪

そう考えると長く家を支える基礎、野の草ではすっかり省けない大切な工程と言えます。

 

 

基礎屋さんも「僕らも長くやっていて良い基礎は型枠を外した時点で分かりますよ。」ってお褒めを頂きました。

ただ今回、水の漏れがなかなか止まらなくて・・1週間、朝と夕の現場通い。

わが子の様子を見守るかのように気になってしょうがない(笑)。

ちゃぷちゃぷと溜まってくれているとホッとしますね。

しっかりと雨でも降ってくれるといいんだけど〜。なかなか(汗)。。

 

コンクリートの強度発現には3ヶ月を要します。

建前までまだまだ時間があるので許す限り、水養生をしていきましょう〜。

 

 

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