もう一軒の古民家再生-2

すっかりご無沙汰です〜。楽しみに見ていただいている方々にはサクサク更新のないブログとなってしまっていて申し訳ない気分汗
友人の家でもある古民家再生も実は先日やっとお引き渡しが終了し、すこし安堵しているのですが・・古民家再生のブログはすっかり出遅れてしまった状態アンパンマン
我が家の奈良の木の家のリフォームもお尻に火がついて燃え尽きそうですが、あきれないで見ていただければ幸いですぐすん



さて、合板やら建材の撤去作業も終了し、U家族の古民家は昔の面影が見えてきました。人によってはぜんぜんリフォームをしなくても住めそうだったリフォーム済みの古民家。しかし自然の素材を使って、なおかつ昔ながらの古き良き感じの気の張らない、自分達の身の丈にあった住まいをのぞむU家族の希望に、この家をリフォームしていきます。



解体によって顕わになってきた柱や梁。いろいろと問題も見えてきました。
大壁のためボードや合板によって隠されていた柱や梁・・シロアリの格好の餌食になってしまっていたのです下



みごとに建材を貼りつけた部分のみが、随所で被害がありました。真壁の柱や梁が見えるところは被害がほとんど無く・・。
私たちの家づくりでは建て主さんにいつもお話しをするのですが「柱や梁が見えない今時の壁のつくりは大きな問題をはらんでいる」ということが、まさに目に見えるように現れたのです。
先人たちが育んできた住まい、柱や梁が見える真壁のつくり、そこには意味があるということ。その意味を無視し続けてきた現代の私たち。それがよく理解できるように証明されたということでしょう。
大壁によって風に触れることの無くなった壁のなかは湿気がこもり、柱や梁も湿っぽくなります。とうぜんシロアリにとっては格好の獲物。こうやって長い時間、人に見つかることもなく静かに被害にあっていきます。
さらに追い打ちをかけるように雨漏りによってかなり腐ってしまった柱や梁が明らかになりました・・アンパンマン



これも大壁のところ・・。
もうほとんどホゾの差し口の残骸がないほどに、雨漏りで腐り、シロアリに食べられてしまった構造体・・。
先人達があみ出した柱や梁が見える真壁のつくりであれば、雨漏りをした時点で気がつき、ここまで被害に合うことはなかったでしょう・・下
いろいろと見えてくる大壁のつくり・・雨漏りをしても、腐っていても、シロアリ被害にあっても、気がつかないのが大壁のつくりです。ここに問題が・・。
”見えない・点検できない”というのは家を長くもたせていくうえで一番の問題点。先人たちはそのことを一番に理解をし、家の要である柱や梁の構造体は点検でき修理しやすいように造ったのだと。柱や梁が露わになっていることは点検もできるし、風にもつねに触れることができるので、木材を長く丈夫に持たせることができるのです。温暖多湿な日本だからこそのつくりなのです。
こうやって見て始めて、現代の住まいは自然の道理にかなわない問題がいろいろとあることを知ることが出来るかと。

頭が痛いですが、リフォームの場合はこうやって構造体を顕わにしないと見えてこない事がほとんどです。
やはりこれから長く住まっていこうとする住まい、直していくことに。


 
その他、いたるところに不安箇所がありました。
雨漏りは、大手術になる前のちょっとした風邪の引き始めに、直しておくのが良いですよ。。
ここまでいくと本格的に直すにもお金がかなりいります・・。
なるべく安くあげていかなければいけないところなのに・・悩ましいところ、さてさてどうするかな・・なみだ



ここは柱と柱が継がれているところなんだけど・・近寄って見ると・・なんの細工もなく、たんに柱同士を突き合わせただけといった、地震があれば転びそうな柱を発見アンパンマン
次々に手をいれなければいけないところが明らかに。大壁のつくりっは恐るべし!
隠れてしまうから、大工仕事がこんなになっちゃうのかな・・下



そういった構造検証の脇で、古い繊維壁やタイルを自分達ではつり撤去していきます。
もうほとんど元の面影はないですね。



こういった取り合いの美しくないところも気持ちよくありませんから、直していかなければいけません。
なんだか当初の予定より工事がかかりそうです・・。時間もお金も・・。
リフォームははがして見ないと全貌が分からないので悩ましいですね。
特に構造部の傷みは簡単にはいかないところ。
しかも消費税増税もあって大工不足!みんな超忙しそうだし・・大丈夫かな・・どうなるかな・・下
こうやっている我が家も、自分達自身の奈良の木の家のリフォームもなんとかしなければいけないところでもあります。
暗雲経ち塞ぐたちこめるU家の古民家再生・・。つづく
 
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