CSはうす そして昔ながらの家づくり(完成間近)


さて大工工事再開となったCSはうす、盆あけ以降の雨続きで停滞ぎみでしたが、いよいよ完成が見えてきました。荒壁を塗ってしまうと、あとはシンプルな家なので、サクサクっといけば案外早いのです♪
家と言っても、あれもこれもと言った求めはなく、化学物質過敏症として”安心して住めたらいい”というシンプルな要望なので、家のつくりもシンプルになってきます。
CSにとって、あれもこれもと欲張った要望は、かえって毒を持ち込む機会が増えるようなもの。
化学物質過敏症になって削ぎ落とすような暮らしをされて来られたから、Hさんとお話をしていても「なくてもいいものは、いらない。」とキッパリされている。
10坪の広さに無駄はなく、”安心して暮らす”というのが明確な家に出来上がったのではないでしょうか。


キッチンは業務用キッチン。まあ、これがオールステンレスなので一番安心だし安い♪


洗面台と言っても、掃除用の流しを兼ねているし笑
湯と水の両方出る混合栓もいらない、今時は給湯器で温度調整できるから、カランは一つで。


トイレはバイオマス。
環境にも優しい家。
出来る堆肥は畑にかえせば、いい肥料♪


浴槽ぐらいかな、特別に注文してつくったのは。
CSにとってなかなか安心できる浴槽がなかったので。
一応、シャワールームとして当初は計画をしたのだけど、ついでだったらCSにとって重要なデドックスのため、浸かれる浴槽に仕上げました。予想以上の出来ばえに感動です〜手
職人たちもこういった機会があることで、CSを知る機会となり、CSにとっての対策も一緒になって考えてくれる。当初わたしが考えていた以上の物がみんなの力によって出来上がったと思います。見えないところでかなり工夫をしてもらっていて、これは企業秘密笑
大きさも大人二人でも十分に入れそうです。


これを機に、次の機会にはさらなるバージョンアップが望めそう。
これなら次回はCS用のシャワールームも実現できそうね。
ほんと経験が人を育むと言いますね手


そして給水管はすべてステンレス。
あれここれもがない分、ここにお金をかけた感じかな。
でもやっておいて損はなし。飲料水となる水が通る道だからね、とっても大切手

CSはうすは、無駄なデザインもないし、欲望を切り捨てたような家。
なんだか私も『暮らす』ということの原点に立ち返らせてもらうことが出来た家づくりだと思う。
今の時代、あれもこれも、が多いのでね。
本当の満足ってなんだろう?
人それぞれかもしれないけど、なんだかCSはうすは大切なことを考えさせられる家です。



そうそう、足立さんの新書にHさんの体験談が41ページに渡って載せられております。
ぜひご購入を〜♪
タイトルが『もしも化学物質過敏症になってしまったら・・』なのですが、
これは化学物質過敏症にならない為に読む本かと!
ぜひ『化学物質過敏症にならないために・・』一読くださいませ。


そしてなんと! 10月の末あたりに、Hさんのご好意で、CSはうすの見学会を開きます。
っと言っても、CS限定の見学会です♪

CSはうすの建築が、安心して暮らすことのできる家づくりの一つの一例として、CSの皆さんの家づくりの参考にして頂ければと思っています。
多種多様な物に反応するCSにとって安心できる家をつくるという事はとても困難を極めます。また自然素材にも反応する人が多い中で、安心できる住まいを探し求めるのはたいへんな事かと。
Hさんは幸いにも、自然素材(木)に関しては大丈夫であり、今回、木や土など素材をよく吟味した上で、建材物(ボードや合板や塗料や接着剤、セメント等々)を使わない、昔ながらの方法で家をつくりました。
期間はながく掛かる家ですが、それがかえって素材に残存する自然の揮発物を抜くために、理にかなってもいました。

もうしばらくすれば完成です。
この機会にご体感をいただき、また今後のCSはうすの発展のために、ご意見などいただきたいとも思っています。詳しいご案内は後日、ここで告知をさせていただきたいと思います。

 
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