『風薫る家』工事請負契約。。

 『風薫る家』が、工事契約と相成りました!
契約っと言っても、書面的な契約は、実はまだ先。
今回は顔合わせにて「一緒に家づくりをしていきましょう。」という気持ち的な契約なのです。



気持ち的な契約?というのは・・、まだこの大工さんが建設業の許可を持たないから、書面的な契約が出来ないからでもあります。
今回仕事をしていただく大工さんは、ずっと以前から気になっていた若い大工さんで、以前日記にも書いたけど、ずっと独り立ちの機会を待ち望んでいました。『風薫る家』は、若手大工さんの一本立ちを支える始めての仕事になるという訳です。。
なので今年1年の木材準備乾燥期間のあいだに、建設業の許可をとったり、工場をかまえたりと、一本立ちの準備をしていくようになります。このご時世です独立するのもたいへん。でも手間請けで仕事をしていたら、自分が心底納得できる家づくりには出逢えません。今のご時世、建材ものばかりの安かろう悪かろうの家づくりに、「もう嫌だ!」と思っての独立なのです。
若い世代を育んでいく家づくりに『風薫る家』がなってくれること、そう名乗り出てくれた建て主さんに感謝いたします。。

昨日は、建て主さん・大工さん・設計者の3者で集まって、顔合わせと、気持ち的契約のために、昼食会を我が家にておこないました。
風邪のためあまり多くお話しが出来なかった私ですが、一言。。
「この3者が互いに手を取り合って、どんな苦難があっても乗り越えていく、良い物をつくっていくという気持さえあれば、そこに問題などは起こりはしません。ともに手をとってイイ家をつくりましょう!」っと。。

 

さあ!これから1年後にむけて準備です!
山からは、天然の素晴らしい杉が手に入るとの連絡が先ほど入りました。
「100年200年持たせていくための木が欲しい」そんな想いを分かってくださるからこその朗報!
今回は山ごと木材を購入して家づくりになりそうです!
どの家づくりも、わくわくする家づくりです!!

さあ、いよいよ!

 
今日は『つながる家+つなげる家』のコンクリート打ちをおこないました。
ずっと気温とにらめっこの日々。。
冬期のコンクリート打ちは、一歩間違えば、凍結もおこりえるので、とても慎重にかからなければいけないところ。万が一、凍結でもおこればコンクリートの強度はガクンと落ちてしまう・・。4℃以下になるとそれなりの養生(囲いや熱源)も必要となってくるから、それは頭が痛い・・。
ん?でも私の心配をよそに、冬場でもコンクリートを打つ現場は案外多そう・・。
本当は2月にコンクリート打ちの予定ではなかったのだが・・。

そんな悩ましいと思う日々・・、配筋も終わりかけ、
ん?なんだか暖かくなってきたぞ?
グイグイとあがる気温。
日中は汗ばむような春日よりに
鉄筋工事も終わり、配筋検査もおこない、給排水屋さんに急いで配管してもらって、本日グッドタイミングのお日よりでコンクリート打設できました

ただ今日は、コンクリート屋さんも大忙しのようで、ちょっと待たされて昼頃から打設。みんな考える事は同じなのですね。。



しかも明日の夕方頃からは恵みの雨!自然の湿潤養生が3日間つづくので、なおタイミングが良い

温度もしばらくは大丈夫。一応、強度は高めに発注しているから、なお一安心。結果的に、最高の条件でコンクリート打ちとなって、夏場より良いコンクリートが打てたみたい。週明けの雨が明けると、また寒い冬に逆戻りしそうだから、とてもラッキーだった!

でも、つくづく現場監督(いえ、設計者ですが)は胃が痛いですね・・。
コンクリート打ちは気を遣います。。

前夜祭。。


 満月の夜・・
ヒジキ狩りの前夜祭がおこなわれました。。
友人たちを誘ってのヒジキ狩りです。
みんな自然の恵みが大好きな仲間たち。。



みんなのために、その日の朝2時起きで採ってきた海の幸を振る舞って、賑やかな前夜祭。お料理やら寝具の準備やら掃除やらで、その日は朝2時からフルに来客準備の私たち。
でも天然の地牡蠣や、採れたてワカメのサラダ、イタドリなど自然の恵みを使った料理、そして我が家の里芋を堪能していただけたようで私としても何よりでした。。

お持てなし好きの私。喜んで頂くのは喜びでもありますし、また何より自分も気持ちがイイ。器ひとつにしても、そんな日はちょっと洒落た器をつかうだけで、自分自身がどこかに食べに来たような気分になれます。ん〜、自分で料理して、自分で堪能しているんだから、なんて安上がりなのかしら!(笑)
以前、ヒジキ狩りに来られた友人は「旅館に来たかのようにとっても癒された」と、今回も「銀座の?料亭のようだわ〜」と。まあ、天然の地牡蠣は、きっと東京ではウン千円するかというシロモノばかりだから、しかも山ほど!

自然の恵みは本当にありがたいです。。
とてもとても贅沢な食卓。。

きっとお金を出すのなら、こんなにも買えないし、こんなにもお腹いっぱいには食べられないでしょう(苦笑)。こんな贅沢なお持てなしなど、とてもとてもお金がかかるので出来ません・・。自然の恵みだからこそ!そしてたくさんの知人やご近所に地牡蠣など溢れるほどのお裾分けをできるのも、お金で買う物でないからこそ。
こうやってつくづく、みんなの喜ぶ姿をみて、本当の豊かさはお金では買えないなと確信する日々。
お金がなくとも、豊かな自然さえあれば、豊かに生きていけれる。。
いえ、お金があるほうが不自由かも・・

誰かが言っていた、、「農家は、お野菜がたくさん収穫できたからとお裾分けをするが、サラリーマンは今月給料をたくさん貰ったからと言って、お裾分けをすることは、まずない。」と。。お金というものの寂しさ虚しさを端的に語る言葉だと思う。。
お金ってなんだろう?お金を稼ぐためにがむしゃらになるって・・。
本当にそこに豊かさがあるのか・・

ヒジキ狩りも、日々、仕事の忙しさに流されていたら出来ないこと。。
自然を謳歌するためには、まず何より心のゆとりが必要だから。。

ひとまず・・私たちは、半農半設計で、必要以上のお金は稼がず、自然の移り変わりを楽しむゆとりをもって生きていきたい。
そう、自然の恵みとみんなの喜ぶ姿を見て、感じる私でした。。

白い贈り物たち。。

 ときどき我が家にやってくる白い贈り物たちが届きました。。
そう、北海道でバランス酪農をやっている宮地家の贈り物です。。
とても幸せなとっても心温まる贈り物。。



宮地さんたち酪農の世界も、私たち住の世界や、農の世界とも同じように、薬物や添加物があたりまえに横行しているそうです。その結果、牛さんの身体は侵され、大地は汚染され、そして本来健康であるがための飲料・ミルクも安心して頂けるという事から、程遠い世界に・・。
様々な薬物を投与していくやり方。牛乳を搾り取るために、牛さんたちへホルモン剤を投与しつつ搾乳する酪農は、生き物を生き物として扱わない酪農だと感じるところ。そんな牛乳を頂いたところで私たちは本当に健康に幸せになれますか?というところ。。想像すれば簡単にわかること。だから私たちは牛乳やバターやチーズを食べることがありません。
何も無意味にベジタリアンをやっている訳ではないのです
今の酪農は残念ながら99%が、この方法。
酪農家の幼稚園の娘さんが、毎日牛乳を飲んで生理になったというのはよく聞く話。。
牛さんが食べた物や、投与された物は、必ずミルクとなって出てきて、当然私たちの口に入るのです。

人間の母乳を考えてたら分かりやすいかもしれません。母親の母乳は、赤ちゃんにとっての最高の食べ物。あらゆる病気にならないように考えられた最高の処方箋でもあります。
夏の暑い時期には、身体を冷やしてくれる旬の野菜。冬の寒い時期は、身体を暖めてくれる野菜。そんな旬のお野菜をいただくことで、母親の母乳は、赤ちゃんがその時期時期を病気をせずに健康に過ごせるように、生命のつくりというのは考えられているのです。母親の食べた物は、そっくりそのまま母乳になるのです。ケーキやこってりした肉などを食べると、赤ちゃんは母乳を嫌がります。実際に苦みなどが生じて母乳を飲ませないように母体は命をまもるための術をとるようです。生命の設計図はどこまでいっても素晴らしい。。
ただ日々積もり積もっていく添加物などは防ぎようもなく、母乳となって赤ちゃんが飲んでいくことになります。

実際に宮地さんところのミルクは牧草だけが食事となり、搾乳されたものです。
夏の草と、冬の草ではミルクの味がちがってきます。また母体は、冬は脂肪分が多めのミルクを出して、子供が厳しい冬を耐えるよう母乳を処方します。
これはいつもミルクを頂くことで始めて知ったことで認識が深くなりました。確かに・・市販のミルクは年中おなじ味だから、配合飼料を与えているのが当然のように分かります。私たちが今まで飲んできたミルクは本物のミルクではなかったという事なのです。。
添加物・薬物漬けの牛さんから搾乳したミルクは、飲みたいとは思いません。
その添加物・薬物が、私たち自身に投与・処方されるのと同じだからです。

あらゆるところで起こっているアレルギーやアトピー。ミルクひとつも原因になっているのかもしれません。ただミルクが原因でアトピーやアレルギーになっているという因果関係をつかむ事はまず不可能でしょう。だから無くならないのです。。
酪農にかぎらず衣食住のあらゆる分野で、さまざまな添加物や薬剤や化学物質があたりまえに、そして無関心に使われている日々。。
私たちは本当に豊かさに向かっているのか・・。
考えなくてはなりませんね。。

私は私の足元、『住』の立場で、より良くなっていくための一歩一歩が大事だと思っています。

  

宮地さんの牧場です。(宮地さんブログより拝借)
牛さんたちや草木たちが幸せに喜んでいるように私には感じます。
宮地さんのブログ  http://www.eslab.jp/tayori/

問題は問題ではない、成長のチャンス。。

  今、『風薫る家』の見積もりをまとめている最中です。。つくづくこの頃設計事務所のしごとの範疇を越えているな・・と感じる次第。。

っと言うのも、「左官はこの職人さん、表具はこの職人さん、指物家具は・・、屋根は・・、畳は・・」っと、職人さんたちを指定していたら、だんだんとAA STUDIOが仲介する職人さんたちばかりになってしまった。その結果、数量の拾いをしたり見積もりを取ったりするのは、私たちの常のしごとに・・。
 結果、工事見積もりは私たち設計者の仕事に・・。

 普通は、工務店さんがこの仕事をするんだけどね・・。ずいぶん以前に「分離発注をしたいな〜。」と思って、分離発注をしている人に相談もしたりしたけど、その時は、あんまりにもハードルが高いような気がして、引いてしまったのだけどね。今は知らず知らずのうちに気が付いたら、そういうやり方になっていた。。

通常の工事見積もりは、職人さんたちから上がってきた見積もりに幾分かの上乗せがおこなわれる。これはこの工事を請け負う請負さん(工務店さん、大工さん、メーカーさん)たちの利益分。これが案外バカにならないぐらい乗っていることもあって、仮設工事なんて「設計士は分からないから」と乗せやすい項目のよう。
さらにそうして積み重ねられた見積金額に、経費が乗せられる。これが各社ちがって1割〜3割ぐらい(この割合は良心的な工務店から、少しでも利益を取りたい工務店で異なる)。2000万の工事総額が出ていたら200万〜600万は経費でもっていかれる。ついでに消費税分を各職人さんたちから値切って、それも利益にしてしまう事は結構あたり前の様子。
だから請負さんが頂く金額はかなりの金額。その割りに職人さんたちは泣いていたり、施主さんは質を妥協するしかなかったりする。

 私たちにとって昔ながらの家づくりをするのには、本来の仕事ができる職人さんたちが欠かせない。そんな職人さんたちに本来の仕事をしてもらうためには、それに見合った妥当な単価を支払う必要がある。当然、すこし金額がかかる。でも、無駄なところにお金をかけず、かけるべきところにお金を使えば、ぜんぜん難なく質の高い家づくりが実現していけれるのです。
職人さんたちも喜びつつやり甲斐のあるより良い仕事に励め、施主さんも質の高い住まいを手にすることができるという訳。そんな良い話は他にない訳で・・、いつのまにか気が付いたら私たちが、無駄なお金をかけないために走り回ることになっていたのです(苦笑)。。
しかも私たちは経費をいただく訳でもなく、設計料で走り回っている訳だから(苦笑)、こんなに質の高い家はない(笑)と。。←まあ、これもちょっと問題ありかな(苦笑)。

でもこういったやり方をする事で、私たち自身も身になって設計者としてさらに大きく勉強になってきたところ。材木も自分たちで購入していくことで、木のこと、山のことが深く自分たちの事のように感じるようになってきた。お任せではあり得なかった。職人さんたちの仕事だって、深く深く知ることにもなった。
これはお金の使い方を、より良い使い方にシフトしていくための勉強だし、職人さんたちの仕事が未来に繋がっていくためには、多少の労力・犠牲?(笑)は必要。。
『自分たちで全部を把握する』ということは、決して苦労ではない。楽しみや喜びが増えるという事でもある。
多少のリスクはあるかもしれないけど、建て主さん職人さん設計者の3者で、しっかりと一つのプロジェクトを達成していくという意思さえあれば、問題は問題には至らないことも感じる。今は自分の利益だけを守ろうとするから問題になる。でもみんなで問題を解決するために」動けば、そんな事にはならない。

っと言いつつも・・いろいろとやってきて、また問題が見えてきた。
「どうすればいいか・・」日々いろいろと山ほどの課題を感じ、徳さんとも語り合う日々。それだけ今の住宅産業は問題を抱えているということ・・。真剣に向き合わないと自分の足元、未来という足元を崩すことにもなる。より良くなっていくために。。
これは設計士成長のチャンス!っと受け入れて、問題を解決しようではないか。。
そうやって成長してきたのが私たちだから。。
そしていつも応援団となってくれたのが建て主さんたちだから。

一歩一歩が大切だと思う、一歩一歩を実現していく今日この頃です。。

大雪!

 

  

こちら今治は大雪です!
朝から大粒の牡丹雪が舞い落ちて、あっという間に辺りは銀世界です。
何十年ぶりかの大雪!
暖かくなりかけたと思っていたのに・・、いっきに冬に舞い戻りました。

そんな雪が降り積もった寒い中、家の裏の畑には鳥たちがいつもながら来訪。
スズメが十数羽、その他に鳩、あと二種類ほど名前の知らない鳥たち。
いつもの常連さんメンバーで、畑の籾殻をつついているのです。
私たちが畑にまいた大豆や籾のクズ、鳥たちにはご馳走のようで、だんだんと数が増えています。
そしてお礼にと、糞を肥料がわりに、いただく私たち。うまい関係です
鳥同士は喧嘩もなく仲が良さそう。
細い身体つきで寒くはないのか・・?っと思ってしまいました。


 私たち人間の方は、この寒さにふるえて、
 お昼は温かいベジラーメン。
 またまたやってしまったベジラーメン。
 美味しすぎ!(レシピコーナーをご覧あれ)
 今回は豆乳をいれてコクのあるとんこつ風
 ぜんぜんトンコツ味ではありませんが。
 温かい物を頂いて、すっかり身体の芯まで
 温まりました。
 寒い冬には、やっぱり温かい物がいい。
 あ〜早く春が来ないかな〜。。 

休日は。。

今日からこちらのブログに引っ越しです
以前の日記は、ホームページの『過去のAASTUDIO日記』にありますのでアクセスください。。


さて 休日は薪ストーブでベーグルづくり。。
この頃、家づくりのほうも落ち着いているという事もあって、保存食づくりやパンづくりに勤しんでいる私です。。

我が家では電気オーブンや電子レンジや電気ポット・炊飯器にいたるまで、ありません。
あくまでも暮らしはシンプルに。。
溢れかえる電気製品に埋もれて電気に依存するような暮らしは、原発に依存する暮らしだからでもあります。。
原発は、100万年という長い年月をかけてもその放射性物質をもとの放射能量にもどす事はできない核のゴミをだします。
そのゴミの処分の目途さえもつかないまま原発を造っては稼動させているから『トイレなきマンション』と言われています。燃料となるウランを採掘するのに、多くの原住民が放射能被爆の被害をうけ、そのウラン鉱石から取り出せる燃料はごく僅かといった不効率さ。火を燃やさないからという理由で『CO2を排出しないクリーンなエネルギー』と表面的な事だけを宣伝している政府のやり方に、ちゃんと真実をみつめる必要があります。原発を支持するような暮らしは、命と未来の犠牲のもとに成り立っているのです。。
だから出来るかぎり電気に依存しない暮らしをしたい。便利な電化製品はなくても十分に暮らしていけるのですから。便利さに依存しないほうが、もっともっと心を満たし、いま失いかけつつある豊かさを感じさせてくれるような気が。オール電化は、多くのものを失う気がします。。

  

さて前書きが長くなりましたが、ベーグルづくり。
手づくりは心が温まりますね。とくに「薪ストーブの火でパンが焼けるなんて〜!」っと、気持がほっこりしてきます。暖をとりつつ、パンやお菓子がやける。こういう無駄のない暮らしがとても心地いい。
薪ストーブのうえでは、ベジポトフが煮込まれて冬のお野菜たちがホコホコに。
幸せな気分です。。
毎日の小さな幸せの積み重ねを大切にできるようにしたい。
そう思う今日この頃です。。

我が家の三者三様。。

この時期に活躍しているのが、我が家の火鉢たち。。
薪ストーブがメインの暖房ではあるけれど部屋のところどころで、暖を補ってくれています。三者三様で、ひとつは陶器もの、ひとつは角火鉢、ひとつは切り株をくり抜いた物。それぞれに趣もあって、長所も短所もあります。

 

陶器のものは一番のお気に入り。
淡い釉薬で描いた桜の彫りこみ絵柄が、とっても上品で素敵です。陶器ものは、火鉢に火をいれると、手を触れられないぐらいに陶器が熱くなります。火傷まではいかないけれど触ると熱いので用心が必要。でもこの熱いのが陶器の魅力であり、冷たい足先(靴下ごしに)を火鉢の縁に乗せると、足が暖まります!

角火鉢は繊細なホゾや組み物によって製作された一品。指物職人のしごとです。線の細い華奢なつくり、角は全て坊主面に仕立てられ、取り手も主張しすぎず、材の欅の美しさを引き立てるように意図された繊細で柔らかく品の良さを感じさせる納まりとなっています。角火鉢も個性いろいろです。ゴツゴツした骨太の粗野な物から、装飾的なものまで。そこに指物職人たちの個性があらわれています。こちら角火鉢は小さいから持ち運びがしやすいのが一番利点。ただ小さいからあまりたくさん炭を燃やすと、縁の木が傷んでしまいます。

最後は、欅の切り株の火鉢。実はこちらは建て主さんより頂いた一品。代々木地師の家柄の建て主さん、家を壊すことになり、そこにあった火鉢を頂きました。
木地師だったお爺ちゃんが製作されたみたい。
大きな切り株の火鉢は、ちょっとしたカフェテーブルがわりに使えます。私はこの上で花を飾ったりとディスプレイ用の飾り台として使ったりもします。
炭をいれると、それだけで雰囲気のある火鉢となります。難点は、重たすぎるので簡単には移動ができません。

その他に我が家のは、あと二つ、長火鉢があります。小さな小抽斗つきの火鉢で、七宝焼きの引き手がついています。こちらも指物職人の品の良さが感じられる一品で、陶器の火鉢と並んで私のお気に入りです。。

今の住まいに引っ越ししてくるまで、借家のため薪ストーブが設置できなかった為に、こんなにも火鉢が増えてしまいました。我が家の徳さんが石油ストーブでは、気分が悪くなるのもあって、火鉢暮らしだったのです。この時は、火鉢でダッチオーブン料理などもしたりと、かなりフル稼動して使ってましたっけ。今おもうと、ちょっとスゴイ..。

個性いろいろの火鉢に囲まれて、火のある暮らし。
心惹かれる炭火の灯り、薫り、穏やかな空気。
なんとも言えないほど私は好きですね。。

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