和の住まい。。


 今、和の住まいをラフプラン中。。
今回は、思いっきり素敵な『和』の住まいに仕立てます

う〜ん、でも正直、難題。。
やっぱり間取りがどこか洋風化してしまっているこの頃、私たち設計者も本当の意味で和の住まいを設計することもなくなってしまった・・。
リビングにはテレビにソファ。ダイニングにはテーブルに椅子が必須だものね。
暮らしそのものが洋風化してしまったから、本当の意味で和の住まいをつくるのが難しくなっているのが現状です。。
寂しいかな、今では和室はリビングの付け足しの様ですし・・。

今の住まいは、リビングやダイニングという固定化した概念にとらわれている住まいと言っていい。でも和の住まいは、融通性のきく大らかな住まいでもあります。
洋服が、着る人の体型や用途がきまった衣服であるのに対して、着物はその融通性で小柄な人から大柄な人までもを柔軟に包み込む衣服。
住まいも同じことが重なる。和の住まいは、畳を敷けば、そこは食卓の場であったり、団欒の場であり、来客のための応接間であり、来客用の寝室にもなったりするのだから、大らかな懐をもった住まいと言えます。。
この頃、そんな和の住まいの良さをヒシヒシと想い描いていた矢先にやって来た家づくりなのです。

建て主さんは、大の畳好きの一家。
子供たち全員が畳が大好きで、子供部屋からリビングまですべて畳!
そしてこよなく和を愛するご一家。嬉しいね〜。
徳さんの畳を残したいという気持が天に通じたのかな〜。。
きっと素敵な和の住まいをつくって、ドンドンみんなに和の住まいを広めていきなさい〜というお告げ?←そう勝手に解釈(大笑)
腕がなる〜

もちろんどの家づくりも腕がなる課題ばかりの私たち。
どの家づくりも、ひとつひとつリアルタイムに私たちが求める住まいを形づくってくれる家づくりだから、ホント不思議〜!そして私たちを常に大きく成長させてくれる。
やっぱり見えない何かに支えられてサポートされているのかな?
設計者冥利につきる仕事ばかり。
ありがたい。。

庭を愛で、自然を愛し、木や土の温もりとともに暮らしてきた和の暮らし。
和の住まいは、夏は涼しく、縁側や濡れ縁で、季節のみどりや空気を楽しむ住まい。
冬は、衣をひとつ羽織るように、縁側や前室が外界からの寒さを和らげてくれる住まい。心から安心できる素材たちに、安心して末永く暮らすための伝統的造り。

住まいのなかで、暮らしのなかで、自然を愛で四季の移り変わりと共に、自然の素材たちの温もりを感じて過ごすという事が、どれほど大人達や子供達にとって重要なことで、今ある環境問題や原発問題にも影響しているかという事を感じる。。
きっと自然を深く愛する暮らしをしていたら、誰も、自然を破壊したりするような事はしない。住まいは感性を育むということ。。
コンクリートの中で、無機質な素材たちに囲まれ、季節感もなく日々暮らしていたら、ついつい自然のことに無頓着になってしまう恐れが・・。

そうなんだよな〜、私が家づくりを通して発信していきたい本当のところは、ここにあるんだよな。そのためにも素敵な和の住まいを形づくって、和の住まいの良さをみんなに見て知って欲しい〜。
今からわくわくする家づくりです

ゴロンと、社会のしくみをかえる。。


 ライブアースの時「田中優さんともっとお話をしたかったな〜」と後のこりだった私。
さっそくシンクロニシティがおこり「今度、優さんの講演があるけど二次会に来ない?」と誘っていただきました。(シンクロニシティはイメージや念じる事が、現実として現れる現象)

何ごとも『意味のない出来事などない』と考える私たち。
菜食で食べる物がないという事もあって、普段、夜の街に出て飲むこともなくなった私たちだけど、こういったシンクロはご縁!
今後の私たちにとっては何か意味があることだと強く感じて参加してきました〜!

全国行脚で、毎日のように飛び回って原発からの脱却を訴え歩く優さん、さぞかしお疲れでしょう〜。来月には36件ほどの講演が、すでに入っているとか。。
でもこういった活動家の方々って人一倍元気があるんだよね。
「今日の講演は、少し省力モードでいこうかと思ったけど、やっぱり最後の方は燃えてきてフルモードになったね〜(笑)」って優さん。きっと「伝えなきゃ」というエネルギーがふつふつと湧いてくるんだと思います。私もプチ活動家の一人として、とっても解る。
みんなが「ありがとう〜、良かった未来が開けた、自分も頑張ってみます」なんて言葉をいただくと、エネルギーを逆にいただいちゃうんだよね。充電している〜という訳。

田中優さんの講演は解りやすく、みんなに聞かせたい講演です。
それに著書の数々も、小難しい話がなく、解りやすく噛み砕いた内容で心地いい。
二次会での話も、今ある世の中の問題の根っこを読み解いて、ズバッと具体的に実践できる解決方法を示してくれるところが「スゴイ〜!」っと感じたところ。
世の中の仕組みを、しっかりと表も裏も見つめているという事だよね。その流されていない生き方が素晴らしい。見習いたいと感じるね。。

いろいろと家づくりのお話しができた私たち。
深夜1時半まで話してた。

お互いに伝えて広めていきたいのは一緒。
家づくりが、環境問題や健康問題の大きな根っこになっているから。
家づくりは、大きく社会の仕組みを左右する。その重要性。

優さんは、広めるため、より良くするための仕組みづくりを考える。
話を聞いていると「それが実現すると、昔ながらの家づくりが、すごく広まる〜!」っと言う案も。それは以前に、すこし徳さんと語り合ったことがあった。う〜ん、、もう一度、実現できないかを考えてみる必要があるかも。

それはナント!無金利で家が建てられるという方法
無金利で家が建てられるのなら、こんなスゴイことはない。1000万前後の利子がいらなくなるんだから、多くの人が気軽に良質な家を建てられるという訳!
う〜ん、それは建て主さんや職人さんや山の人たちにとっては朗報な話!
どんどん良質な家づくりをもとめる人が増えれば、環境問題や山の問題や職人たちの問題はいっぺんに解決ついちゃうんだから。

これは夢物語?う〜ん、わたしもまだ分からない、でも実現できるかも話。
実際に優さんは『未来バンク』をつくって、実現しているんだから。
あとはそこに想いがあって、縁があって、支えも必要。

今回のシンクロって?これを実現するためなの・・?
んんん。。練り練りして、もっと勉強します〜

恒例の!

 
やってきました!恒例のイタドリ採り。。

ライブアースの出展やら忙しいなかで、それでも日々伸びつつあるイタドリが気になって仕方がない・・・・・
これ高知県人の血ですわ
血が騒ぐ。この時期になるとね。。

っと言うことで行ってきました

あるわあるわ!
ちょっと気が狂ったかのように、もくもくとイタドリを採る私たち。
もう獣化しています
収穫って、ほんと喜び〜!
半日ほどで車いっぱいのイタドリが収穫。

さてさて・・・
「行きはよいよい帰りはこわい〜」という唄ではないですが、採るのはポキンポキンと採れるんですが、この皮むきがたいへんなのです〜
3人掛かりで、延々と皮むき。
お客さんが来られても、延々と皮むき。

イタドリはもって帰ってすぐに皮を剥かないと、皮が剥けなくなってくるのです。
夜を徹しての皮むき。
深夜になり、日中のイタドリ採りの疲労も重なって、疲れがピークに
しかたなく睡眠をとり、翌朝、決行。
つくづく食べ物に貪欲な私たち。。


なんとか昼には皮はむき終わり、次は塩であく抜きを何回となくおこなう。
量も半端でないので、今回はキャリーケースを利用してあく抜き。
塩をなんども足しつつ、あくを抜いて、イタドリから水が出なくなればOK!
もう完全に、一般家庭の保存食量を越えているよね

 

はい〜数日後に完成です〜!
ビニールに小分けにして冷凍保存。これで一年中食べられる!
高知の郷土料理のおもてなしとして、お客さんを呼んで食事をする時には、ちょっとした一品に 

さっそく〜、うまうまです〜!
あ〜ん、この美味しさ。だからやめられませんのよ。。

<料理法>
・半日ほど水に晒して塩抜きをする。
・塩抜き後、適当な大きさに切って、油でしっかりと水分がぬけるように炒めます。
・最後にみりん小と醤油をひとかけして、炒め煮して完成〜!
歯ごたえが最高です!!

『つながる家+つなげる家』木のしごと。。


今は大工さん達が内法(うちのり)材を入れてくれています。柱と柱の内側におさまる材、鴨居や敷居のことを内法材と言います。
これから左官さんがはいって荒壁を塗り始める事になります。その前に荒壁と取り合う仕舞いをつけておかなければいけない、こういった内法材や間柱材などを入れておくのです。

う〜ん、丁寧に仕事をしてくれている若者三人衆。いえ今日は助っ人が入って、若者大工四人衆です。心強い!ここ小林さんの元で育つ大工さんたちは、腕もイイうえに若いから、これからが楽しみな私!

若棟梁は、柱や梁の木部に、汚れがつかないように、紙を巻いて養生をしてくれていました。自分達が手掛けた仕事を、汚されたくない。そういったできるかぎりの想いがそこにあります。現場が動きだすと多くの職人さんたちがはいってきます。なかには気をとめず、木を汚したり傷つけたりする職人さんもいます。できるかぎり美しくあってほしい。そんな棟梁の願いです。

ただ・・柱のいくつかを、もうすでに傷つけている心ない奴がいます・・

それは・・・ネコ
ここ建て主さんのネコですが、柱でツメ研ぎをーーーーーーーーーーーーーー!!!
するんです・・・・・
ネコだけに説教もできず、棟梁泣かせです(苦笑)。

 

 

さあ、これから現場も進行していきます。
それと家づくり塾を計画中。。
う〜んん、この木の空気感を味わっていただくだけで十分価値がありますが、若手大工さんの話を聞いてみたいと思いませんか?
若手大工四人衆(五人衆か六人衆になるかも)が主役となって、木の家の本音の話をしたいと思います。

「今時の家はどうなん?」
「大工さんは昔ながらのつくりをどう感じるの?」
「メーカー住宅と昔の家のちがい」
「今まで大工しごとをして来て感じたこと」
などなど、素朴な質問をいっぱいしてあげてください。。

それと若手大工さんにとって一番の関心事。
それはなんだと思う?

実は・・こういった昔ながらの家のつくりや、大工さんたちの本来の仕事を、一般のみんながどう感じているかを知りたいんだって。。
う〜ん、イイじゃない
今、職人さんや普通の人たちが互いにコミュニケーションをとる機会が欠けているから、双方向コミュニケーションいいんじゃない

本来家づくりは、大工さんと建て主さんの双方向コミュニケーションでつくられていたんだから。
家づくり塾、企画しましょ!
ではではお楽しみに〜!!

地球となかよく昔ながらの家づくり。。


 ライブアース終わりました〜!
すごい人の数でしたね。ライブもあるという事で若者が多かった〜!
まあ主催者はそれが狙いのようです。
くそ真面目な勉強会では若者は集まらない。だから楽しい音楽を聴き、美味しいものを食べきながら、今ある環境のことにすこしでも関心を持ってもらいたいという。。

わたしたちの出展の方も、大工さんがつくってくれた木組みの軸組模型がイイ看板になってくれたみたい。いえそれだけではないですね・・職人さんたちの本来の仕事の美しさから放たれる空気感が、みんなを引き寄せたのかも。。
多くを語らなくても、その空気を感じていただけたら、それだけで私たちにとっては収穫です〜!
 
木組みの模型の込み栓を木槌でうちこむ体験。
こちらは込み栓を打ち込んでいくと、材と材が引きつけ合っていく様が手に取るように。
多くの方が感嘆されていました。
先人たちの智恵は、永い永い時間のなかで、地震にも強く、電気がなくとも快適に、そして永く100年200年もっていくように考えられた住まいだということを、ほんの少し垣間見ていただいた一日でした。。

 
 

環境活動家の田中優さんも、私たちのブースでは足をとめてくれました。
込み栓のお話しや、畳の藁床をつくる機械が製造中止となって近い将来建材畳しかつくれなくなる現状などお話ししました。また優さんの方からも木材乾燥にかんする最新情報をいただきました。
優さんは環境問題をつきつめたら家の問題につながり、住宅問題を解決しようとしている。私たちは家の問題をつきつめたら環境問題につながり、環境問題の視点から家づくりを発信している。やろうとしている事は一緒なのです。。

 

今回・・原発震災を機に、国の姿勢は今後、省エネを強くおしてくることになるでしょう。
その時に高気密・高断熱なつくりが省エネであると縛りをかけてくるのは確実・・

でも土壁はエネルギーをあまり使わずとも快適にくらせる最高の省エネ住まい。それに木の家には何より無理がなく、真壁にすることで点検もでき、木も風にさらされて腐りにくく長持ち。そして最後にはゴミにならない土にかえる家。本来、地場の素材をつかって地場の気候風土のもとで育まれた家が、トータル的にも最高に省エネルギーな住まいなのです。
優さんの講演がせまる時間のなかだったので、そんな事もお伝えしたら良かったと・・ちょっと後のこり・・ 優さんの活動は尊敬するし影響力も大きい、だから優さんが時折「家の断熱化が省エネにはイイ」というお話や本には、ずっと腑に落ちないでいる私なのです
問題を解決しようと思うと、その地のもとで試行錯誤してきた先人たちの智恵を大切にしなくてはね。。優さんの活動は、広くひろめていく役目だと理解はしているけど、誤解もうみやすい。また手紙でも書こうかな〜と思っています。。
それに私としても、本の製作をやっぱり何より急がなくてはいけないなと・・(反省)・・。

 

でも出展をとおして、私たち的には、また一歩成長した気分
自分自身の立ち位置を確認し、次への取り組みにつなげていく、そのための一歩。
一歩すすめば、かならず次への扉が開かれる。こうやってずっとやって来ましたからね。はは、めちゃいつも前向きな自分
自分ヨシヨシ精神で頑張るぞ〜
出展ご協力してくださった大工さんや職人さん、そして来てくれた方々、どうもありがと〜

 『AA STUDIOの昔ながらの家づくり』出展のご案内


いま、実は猛烈に忙しい・・
 それは今週日曜日に堀之内公園で開催されるライブアースまつやまに、AA STUDIOも初出展するから はい、またまた色々と私たちやってます〜

「ライヴ・アースまつやま」は20〜30歳代の若者達が核となって主催するイベント。
音楽コンサートや、環境問題をより分かりやすく実感できるトークライブ、同時にオーガニックフードや環境に配慮したフェアトレード商品などの出店。並びに行政、企業、NPO団体の環境問題への取り組みを紹介したブースが参加します。これからの社会をつくっていく若者達にも呼びかけ、地域、歴史、暮らし、平和など 若者達が次世代へと繋いでいくべきモノやコト、そして「地球温暖化防止」について考える新たなムーヴメントを創りだすことを目的として若者たちが頑張ってます!

日がな一日、心地良い音楽のなかで青空のもと楽しめるコンサート。今年はなんとUAが来ます!安心して食べられるオーガニックな飲み物や食べ物をいただき、最先端で活動されている環境活動家(田中優さん)の分かりやすいエコなお話しを聞いて、フェアトレードや手づくりなお買い物や、環境的な取り組みをしている方々とつながっていく、とっても実になる機会。。
若い方の感性で催されていることもあって、柔らかく楽しくナチュラルな感じが、ライブアースの良さです。

私たちもライブアース初出展で、この機会に、木と土の地球となかよくやっていく家づくりを広めていきたいと思っています〜!いろいろと出展があるなかで、家づくりはウチだけかな。。
無農薬野菜やオーガニックな食べ物たちの横で、私たちもオーガニックな『昔ながらの家づくり』をアピール!この普通な感じがイイでしょ。
住まいは決して特別なものではなく、着る物や食べる物と同じ。それが大切。
ぜひ応援しに来てください〜。。

ただいま、職人さん達のご協力のもと、見てタメになる見本をたくさん準備中
いつもお世話になっている小林建工さんには、すでに立派な軸組の見本をつくって頂きました!本物に負けないめちゃ迫力に、しばし感動です〜!

見て見てこの真剣な眼差し→

毎晩遅くまで手を抜かず頑張ってくれたお陰で、かなりの見物!う〜ん、この軸組を見るだけでも価値あり!いえいえ、他の職人さんたちの見本も面白い!
木と土の家の良さ、見て感じて体感してもらいたい。それは私の願いであり、職人さんたちの願いでもあります。
もちろん建築関係の方もOKです。プロの方にもタメになる中身にしております。
たっぷりとお腹いっぱいにして帰ってください〜

 
ホームページだけで、まだお会いした事のない方も、この機会に〜お待ちしておりますね。。 ぜひオーガニックでエコな一日をお過ごしください。。
 

【日時】
  平成23年5月15日(日曜日) 《雨天決行》   
  開場10:00 開演12:00〜 終演18:00 閉場19:00
 「堀の内公園」ふれあい広場 (お堀のなかにあります)
  前売1000円 当日1500円 高校生以下無料

 詳しくは>>
 http://www.liveearth-matsuyama.com/index.html
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