我が家の野良ばえ。。

 我が家の畑の野良ばえ野菜たちと来たら・・すごい事に

畑はカボチャや冬瓜や紫蘇たちによって、埋めつくされて、足の踏み場もない状態に
んんん・・すべて勝手にはえてきた野良ばえたち。
すごい生命力です。しかも後から後からドンドンと実を付けていっていますから有り難い。

今はちょうど端境期だけど、この野菜たちのお陰でなんとか食べる物には困らずにすみます。
しかもまだまだ収穫は山ほど期待できそうです〜

 

そして昨年、山で採ってきたミョウガの苗たちも、今年は絶好調に花芽をつけてくれ、毎日採りきれないほどのミョウガを頂いています。買ってきたミョウガの苗よりも、山で自生しているミョウガの方が勢いがありますね。友人や建て主さんたちにも十分にお裾分けができるぐらい。。
「スーパーで買うと少量で高いのよ〜。しかも少ししなびているのよ。」
と建て主さんが言われていましたが、ホント、自分で作る(つくるというか勝手にはえて来てくれるですが)というのは、なんと豊かな事か〜 おかげさまで、いつも旬の物で食卓はほくほくです

有り余るほどのミョウガをつかって、甘酢漬けをつくりました。
こちらも田舎寿司の時のトッピングに利用します。こういった物も買わずに済みますし、一手間かけることで、安全で美味しい保存食になります〜。。

あと、野良ばえカボチャの花は毎日毎日、大量に咲くので、その花を摘み取って、茹でておひたしやサラダや、天ぷらにします。これまたGood!なのですよ。
我が家は基本、旬のものしかありませんが、でもそれが心地いいし、身体が一番にもとめます。

畑には、野良ばえ紫蘇も、もう終盤。。
ずいぶんと夏はあれこれの料理でお世話になり、摘み放題でした。
そして最後の最後は、紫蘇の実を摘み取って、塩づけや佃煮にしておきます。
塩漬けの実は、パスタやお寿司や冷や奴やおにぎりなど、あらゆる料理に利用できます。そして佃煮は、ご飯のおともに。お土産にもなるので、今年は大量につくっておこうかと思います。。

お金をつかって出来合いの加工品を買うことが無くなりましたが、以前より豊かになった我が家です そう考えると、いつもお金ってなんだろう〜って思いますね。。

まだまだ野良ばえたちが頑張ってくれているので、もう少し楽しませてくれそうです





ネリネリに模索中。。

ただいま、ネリネリ中です。
図面で練り悩んでいるのではなく、実はコレ↓

また〜、橋詰さん保存食づくり?って言われそうだけど(笑)
実は、糊(のり)づくりです。
白米を練りこんで米糊にします。
ナント言っても、これこそ本当に安心できる糊ですからね。
いつもは膠(ニカワ)の製品化された糊を使っているんだけど、ニカワも善し悪しがあってね。
いまひとつ粘り的な強さが足りないような気がして。
昔は米糊をよく使ったようなので、今回初の米糊に挑戦です。さてさて。

米糊というとトロリ〜ンとしたイメージでしたが、やってみると大違い!
ネバイネバイ
炊いたお米をスリ鉢でつぶして、さらに木の板の上で、竹ヘラですり潰していきます。
かなり粘くて、ヘラを持つ手にも力がはいります。
ひとたび手につこうものなら、ベタベタ・・・・・・ベタベタ・・とたいへん・・・。
思った以上に、すごい粘い接着力あります!
それと虫よけに、塩と酢をいれます。
そして表面がなめらかになれば完成です
お手製のり!チューブにいれれば立派な、市販の白ボンドと変わらない感じ!
もちろん食べられますよ、ゴハンだから
この食べられるという安心感、何よりも心地いいですね〜

調べによると米糊は300年もの耐久性があるとか。すごい!!
もちろん水掛かりのある場所などには不向き。
あと乾燥には1日を要しますから、急ぎ仕事には、膠の方が向いています。
何ごとも試してみないとね。。

 
お手製米糊     と     いつも使っている膠の糊

使い勝手も普通の木工ボンドとまったく変わりませんし、問題がなければ、建具や指物家具にも利用していこうと思っています。。
便利さを取れば、木工ボンドのほうが断然安くて早い!でしょうがね、できるだけ安心できる物を使っていきたいし、取り戻していきたいところでもあります。

ネリネリ作業は、2チューブつくるのに、2時間かかりました
しかもこれから内装工事にはいると結構、いりそう・・・・・・
もうすでに大工さんからは、おかわりの催促です
建て主さんと一緒に、米糊づくりもイイですね〜

ちなみに米粉を利用してつくる方法もあるみたいです。
米粉だからスリ潰す手間が省けそうです。でも粘りはどうかな??
こちらもやってみない事には分かりませんね。

米糊は、一度に大量につくって、冷凍庫にストックしています。賢い方法〜!
無くなれば、レトルトのようにお湯で茹でて、チューブに移し替えます

そして面倒なようですが、防腐剤がはいっていませんので腐りに注意です。
大工さんは、毎日米糊を持ち帰ってくれて冷蔵庫に保管し、朝一緒に出勤してくる米糊です。
何ごとも手間がいります。。

糊に思考錯誤の設計者ですが、
できるだけ糊を使わない仕事が基本でもあります。
そういった仕事も同時に模索していきたいですね。。
先人たちのより良き物づくりに近づくために、何ごとも一歩一歩といったところです。。

そとまわり造作中。。

 『つながる家+つなげる家』は、只今そとまわりの窓枠などの造作中です。。
 『つながる家+つなげる家』の大半は木の建具。
だからそのための窓枠をひとつひとつ造る必要があるのです。

 

窓の納まりはひとつひとつ違います。
引き込み戸もあれば、引き違い戸もあります。
内法に納めるもの、外付けで納めるもの、そのひとつひとつ違う枠の納まりを図面化するのが設計者の仕事。その難解な施工図を読みとって形としていく職人さんたちにも、また能力が必要です。
こちら若者衆たちは、そんな難解な仕事をもスルスルとやってくれるので頼もしいところ!

枠の納まりも昔の納まりそのままだと、図面を書くこともなく、大工さんの頭のなかだけで出来上がります。ずっと続いてきた昔ながらの納まりで済みますが、やはりそれでは今の時代に受け入れられない部分もあるので、今なりの答えを表現します。
デザイン的にも、ほんのちょっとした事で洗練した雰囲気に仕上がりますから、窓ひとつの納まりが重要です。若棟梁の真人さんも、いつも細かいところまで耳を傾けて聞いてくれますので、とても安心しています。

現代風?といっても、なかには少し古風なものも取り入れたりもしています。
彫り物などはワンポイントとして素敵です。。
以前は彫り物嫌いの私でしたがでもそれはコテコテの彫り物建築が主張しすぎていてそこに品を感じることが出来なかっただけのこと。要はいかに素敵に彫り物を活かせるかが設計者の腕の見せ所でもあるのです
大工さんたちが関わってくれた証を、ほんの少し刻んでもらう彫り物、素敵だと思います
大工さんでも技術がなければ実現できないところでもありますので、こういったものも活かして、「わあ〜彫り物って素敵ね!」と若者達にも受け入れられる現代の木の家をつくりたいところです。





熱心な若者衆たちの仕事ぶりが伝わってきますね。。


台風すぎて。。

 風も雨も強い台風でした。
畑の野菜たちも少々被害にあいました・・
まあ自然のおこないだから仕方がありません。
しかし台風すぎて、なんと空気の澄み切ったこと!
晴れ晴れしく空気が気持いい
何もかもが洗い流され浄化されたようです。。
台風のお役目。
きっと台風には地球をまわしていく上で、無くてはならない大きなお役割りがあるような気がしております。

私たちの主食であるお米の方はと言うと・・お陰様で、なんともなかった〜です。。
それどころかキラキラと輝いて美しい光景!




神丹穂米はますますノギが赤くなって、なんとも言えない光景に。。
ハッピーヒルもしっかりと出穂しました。
あ〜こうなると稲刈りが待ち遠しい

そう、台風が過ぎて、すっかりと空気も風も空も秋の気配がしております。
あの黄金色に輝く稲穂の波を想像してしまいますね。
ご先人たちもこうやって、ずっとずっと黄金色の光景を待ちこがれきたのでしょうね。

このまま順調に育ちますように。。
手を合わせたくなりました。。


2年目のお米づくり。。

 2年目のお米づくりは、1年目と違って、すこし肩の力を抜いて。。

無農薬・無肥料・無除草剤そして全て人力のお米づくり。
なんにも肥料を与えてはいないけど、お約束のように出て来ました稲穂が!
出穂(しゅっすい)です〜
ありがたいこと。。
これは我が家の主食としてのお米「松山三井」です。地元の品種です。
この頃は、もちもちした「こしひかり」を多くの方がつくっていらっしゃいますが、まずは地元種で!
そしてもう一つの主食用として自然農法をやっている川口由一さんの「豊郷」を育てています。

まあ、そこそこに分けつをしております。1本苗からの分けつです。
田植えの際に、4本5本ぐらいを一緒に植えているのが一般的ですが、稲の力を信じて我が家は1本から2本植えでやっています。
1本植えと2本植えで、できるお米の量は2倍になるか昨年は実験をしてみましたが、そうではないみたい。だから4、5本を植えるほどでは・・まあ化学肥料などを使えば、地力というより肥料力でそれなりの効果が出るのかもしれませんが、我が家はあくまでも自然のなりです。。

だから中には、こういった虫食いの穂もあります。

まあ、これも自然の状態だからこそです。ほんの少し虫たちへのお裾分けだと思えばいいのです。欲深く全部を自分のものにしたければ農薬散布とあいなる訳です。。
しかし昨年は正直なところ、虫に食われ「全部食べられたらどうしよう〜・・・」と不安にはなりました。しかし虫たちも全部は食べる事はしなかったです。ちゃんと私たちが生きていかれる分は残してくれました。なので今年は安心して〜と

この虫たちも、地球がまわっていくために大切なお役目をもっているのでしょう。
そのお役目というのは何か?私には分かりません。しかし全ての生き物には意味があると感じています。まだ人知がおよばないだけで、この虫たちを用無し扱いにしてはいけない。。
そう、最近は農薬や除草剤があたりまえだから、田圃には虫や生き物ひとついない田圃を多くみます。こういった生き物がいないという事は、それを補食する鳥たちさえも生きられないという事です。確かに飛び交う鳥たちの数が、私の小さい頃から言うと激減しているように感じますね。これがその後どういった影響として出てくるのか・・本当のところ気がつくころには手遅れになっているのかもしれません。だからこそ

さて、そのほかに我が家では5種類のお米を育てています。

 

古代米である神丹穂米(かんにほまい)<餅米>です。
赤い穂と、稲穂のノギの部分が麦のように長いです。古代種だからでしょうか、とっても背が高くて、私の目線ほどの高さがあります。
この独得の風貌をみると、古代の人も、この赤く揺れる稲穂の波を眺めていたのかな〜と、想像しちゃいます
。。

う〜ん、どことなく古代の薫りがしますね。。
そしてその左横に写っているのが「伊勢ひかり」です。神宮の神田で生まれた「理想の稲」とか言われているそうですが、どうでしょうかね。。
この「伊勢ひかり」は我が家の田圃では一番背丈が低いです。線も細くて、言われているように台風などにも強いのかな〜と思ってますが、今回の台風で結果が分かるかな??

「伊勢ひかり」の手前に写っているのが「ハッピーヒル」です。
「ハッピーヒル」はかの自然農で有名な福岡正信さんのお米です。
ハッピー:ふく、ヒル:おか、という訳です。
7種類のお米たちのなかで一番、丈夫そうなのが「ハッピーヒル」ですね。
まるで草のような稲で。一体、福岡さんは何と交配させたのでしょうか、というぐらいの風貌です。
まだ十分に出穂していませんが、あともう少し。ハッピーヒルの稲穂は、本当に子沢山で、見た目にも感じが違ってきます。

そして最後の2種、神丹穂米よりさらに背が高い、右は薫り米で「十和錦(とうわにしき)」、左はタイの薫り米となります。見た感じとってもワイルドな感じ。お互いにまるで茅のように丈夫そうです!
タイ米の稲穂は、日本的な風貌ではなく、穂がばらけたようにパラパラした感じ。食味もパラパラなタイ米のことですから、見た目どうりといった感じなのでしょう。

 

そしてこの背丈が高い稲を、畳の稲藁に使えないか・・と密かに狙っている私たちです
畳の稲藁に使うのなら丈夫で、少しでも長い稲藁が必要だからです。無農薬で本当に安心できる稲藁が欲しい〜っっ!それは長いあいだずっとずっと思い描いている夢!
そんなこともちょっとお米づくりをしつつ、観察している次第なのです。

こうやって見ていただけると分かると思うんですが、お米と一言で言ってもこんなに姿かたちや空気感が違うのです。人間と同じように個性いろいろ。それぞれに良さがあります。
私はこのいろんな種類が植わっている田圃の雰囲気が好きだな〜
均一な雰囲気ではなく、色も背丈もことなるお米たちが肩を並べあっている姿〜
いいです〜。。
さて、あともうしばらくお米たちには頑張ってもらいましょう〜




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