家づくり塾「化学物質って、過敏症って、なんだろう?」お話し会

 昨日は雨のなか「化学物質って、過敏症って、なんだろう?」のお話し会をしました。
雨って・・イベント事においては憂鬱な事です
参加者さんたちもついつい足が遠のいてしまいます。しかもお話し会は『屋外』です・・。
話し手である化学物質過敏症の日野みなさんは、室内の空気が密閉された空間では、一般の方々とお話しすることさえ難しいのです。それが化学物質過敏症であります。
また街には危険な化学物質が山ほど!それを避けながら皆さまにお話しを聞いて頂く機会をつくる、それ自体が難易度大なことです。そうやって化学物質過敏症を発症すると「この現実に目を向けて!」と、声さえも上げられない状態になります。それが化学物質過敏症に対する対策を遅らせている原因でもあります。
今回は少しでもそんな現状に気が付いて欲しい。。
そういう想いで日野さんと、このお話し会を実施するに至りました。

このお話し会によって、日野さんは、数日間は寝込む事を覚悟のうえです
でもなんとかしたい、そういう想いです
この病気が特別な病気でないこと、この化学物質過敏症が誰にでも起こりうる病気であるという事を知っていただきたい。そしてそういった便利さに依存している私達の暮らしそのものを見直していく事が、本当は社会がより良くなって成熟していくためには不可欠なことだと言うことを。。

雨の中・・
私達の心配をよそに、予定していたよりも多くの人たちが参加してくれました〜
しかも今、シネマルナティックで上映中の化学物質過敏症を描いたドキュメンタリー映画『いのちの林檎』の監督さん・プロデューサーさんまでもが、お話し会に急遽足を運んでくださりました〜
お陰で、お話し会がより充実したのは言うまでもありません

日野さんのお話しは、化学物質過敏症の深刻さを語るものでした。
だって・・私達の暮らしにはあまりにも化学物質が溢れすぎているんですもの・・
それにいちいち反応するようになる化学物質過敏症って・・本当に生きづらいの一言です
「普通に暮らす」ことさえ出来ない。今まで何の問題もなく使ってきた、家具や衣服や生活用品や住まいそのものが受け付けられなくなって・・最後の最後に気が付くのです。
「私の居場所がない・・」っと・・。
どれほどに精神的にも追いつめられることかと考えさせられます
それが化学物質過敏症です。

だからできるだけ過敏症にならない予防をする事
発症してからは完治さえも難しいのが過敏症で、普通の暮らしをすることが、一生できなくなってしまう・・。まずは発症しないようにすること、予防です

実は健常者である私達も、化学物質に身体が反応しているという事をご存じでしょうか?
化学物質過敏症は他人事ではないのです。私達も少なからずとも反応しているのです・・
その身体からのお知らせに気が付かず、無頓着な暮らしを続けていたら、ある日突然、あらゆる物に身体が反応するようになります。また反応しているという風に気がつくことさえも出来ず、だらだらと被爆を重ねて、原因が化学物質だと気が付いた時には、すでに重度の化学物質過敏症になって取り返しが付かないよういなっていたという事が発症者の体験談です。

身体からのお知らせは、あまりにもありふれた症状として出てくるために、その時に化学物質との因果関係を知ることなく、だらだらと被爆してしまうのが多くの健常者たちの現状です。
「書店でトイレに行きたくなる」というのも、本のインク(化学物質)に身体が反応しているのに他なりません。
私は健康に自信がありますが、ホームセンターに行くと「思考力が低下する」のを感じると同時に、後頭部に微痛を感じ肩がこります。最初は「今日は疲れたな〜」とか「今日は体調が悪い」と思いこんでました。しかし化学物質過敏症というものを知るようになり、また何度も同じようにホームセンターに行くと同じ反応を意識することで感じるようになり「これは身体が疲れている訳でも、体調が悪い訳でもない、化学物質に反応している」という事に気がつきました。このように反応はとても見逃しやすく、ありふれた症状として出てきます。因果関係を理解できなければ化学物質のせいだとは絶対に理解できません。「身体が今日はおかしい」で済ませてしまいがちなのです。。

でも身体からのお知らせは全て、何か意味があるのです。
病気も同じです。病気をするということは、身体が「気が付きなさいよ」という事を発しています。
それは日々の暮らしのことです。
身体にとっては小さなストレスが、どんどんと蓄積された結果に、病がでます。
身体は日々、小さなストレスに、小さな声をあげています。
「しんどいよ〜」「つらいよ〜」「ああ〜やだな〜」「これは嫌いだな〜」
身体の声を聞いてあげてください。

この事は化学物質過敏症のことだけを言っているのではありません。あらゆる病気にも言えるのです。
『調子が悪い時に、薬を飲んで直す。』
この方法はあまりに一般的ですが、最も間違った方法と言えます。
あらゆる薬は、症状を、麻痺させたり、誤魔化したり、して痛みや症状を軽くしたり無くします。
しかし薬は、根本的に病気の原因を直し取り去ってくれるものではありません。
だから原因を取り去らないと、今度、病気は別の病気という形となって現れます。。

病気を根本的になおすことができるのは自分自身でしかないのです。
お医者さんは、病気の原因が何であるか、全く理解をせず症状に対してお薬を出してきます。
「先生、なぜこの病気になるのですか?」っと聞いてみてください。殆どのお医者さんは、薬は処方できても、原因が分からない、と言います。この事が意味することは、原因が分からないのに病気は直せないという事です。薬によって、病気を誤魔化したり麻痺させたりする事はできますが。。

当然なのです。お医者さんを責めることはできません。自分の身体は自分の身体しか分からないのですから。。
自分の身体に耳を傾けず、「お医者さんに直してもらう」なんて事は、不可能でしょう。
病気の原因が何であるかを、自分の身体の声に耳を傾けて聞く。この作業こそが本当の『病気を治す』作業なのです。。

っと、ついつい話がそれてしまいました〜
でも化学物質過敏症も同じです。発症する前には、身体はたくさん声をあげています。今もです・・。
それに気がついてあげて、原因となる物を避けることが、化学物質による被爆を少しでも少なくする方法・予防なのです。
身体の声に耳を傾ける訓練ができてくると、日々の些細な身体の声を常に聞くことができる能力、危険を回避する能力ができてきます。とても敏感になります。
これはあらゆる病気にも万能なのですよ〜

っと皆さまに、お話し会では予防のお話しもしました。
今の多くの化学物質というものは安全の検証がなされないままに使われています。
それは私達が便利さのゆえに、大切なことを失っているからに他なりません。
急増していく化学物質過敏症・・
ケミカルな物がなくてはならない暮らしに依存するよりも、ケミカルな物をできるだけ使わなくても良い暮らしにシフトする方が、私は未来が明るいと思っています。

ケミカルを全否定する訳ではありませんが、安全検証がされこそのケミカル製品です。
それなくては前に進むことも、明るい未来を語ることも出来ないと思います。
現実に、多くの化学物質過敏症者がいるのですから。。

私たちの家づくりも、一歩一歩です
社会のあらゆる問題に目をむけて、未来がより良くなるために、今を生きたい。。
今回のお話し会によって、また一歩成長できた自分があると感じます。
何ごとも自分ヨシヨシで

最後に・・
お話し会でお弁当をつくっていただいた東温市の銀色さんです〜!
そのクオリティーの高さにいつもながら脱帽で、AASTUDIO 御用達になりつつあります
私たち仕様に、野菜中心のベジ弁当〜(味噌汁つき)!しかも安全な無農薬・無化学肥料栽培のお野菜や無添加の調味料などにも気を使って作ってくださいました
見た目も美しく、随所にこだわりが感じられますね。しかも低価格!
こうやって素晴らしい物づくりをされている方々を、AASTUDIOは応援していきたいと思いますね〜。
衣と食と住、すべてが大切

『食工房 銀色』
愛媛県東温市則之内乙2221-4
TEL089-966-6127
携帯090-1172-1776

だんだんと。。

 『つながる家+つなげる家』は、今は造作工事中。
天井が張られ、壁の下地がつくられ、階段や食器棚などが少しずつ出来上がっていきます
柱と梁の構造体としての空間から、暮らすための場としての雰囲気が感じられるようになってきて、わくわくせずにはいられません
そう、大工さん達に伝えると・・
「良くなっていかんかったら、やっている意味がないもんね」っと言われてしまいました。
確かに、大工さんたちの丁寧な仕事があってこそ、良くなっていき、わくわく感がまします。今は、ひとつひとつ形が出来上がっていく姿に、建て主さんも一番わくわくしているのではないでしょうか。

洗面所と台所の天井が連続して見えるので天井板の目地が合うように、大工さんが気を利かして天井を張ってくれました
ちょっとしたところだけど気になる所です。ナイス
こういった些細な気遣いが出来上がりを左右しますね。
設計者があえて言わなくても、心遣い気遣いで、大工さん側でできる配慮がありますからね。そういった仕事を目にすると、こちらも嬉しく思います

さて、今回の階段はかなり面倒な納まりです・・
(上の写真で一般的な納まりと違うのが、分かる人は分かるかな?)
小さな住まいを最大限有効に利用するために、階段下もトイレや収納として隙間無く利用しています。そのため階段は上からも下からもオール見える造りで、気が抜けない大工さんなのです・・。
大工さんの一般的な階段の納まりは、下が隠れる造りです。
今回は大工さんにとって初の納まり!かなり大工泣かせの納まりで、何度も何度も確認しながらやってくれていました。出来上がりが楽しみです〜
面倒な設計者の注文。でもこれも経験のひとつですね。
大工さんの概念を覆すような仕事も、時に、あらたな可能性探しのようなもの。。
先人たちも常に、新たな可能性をもとめて、果敢に挑戦してきたのが家づくりです。
時に遊び心もあり、時に危うい時も、でも必ずそういった経験の積み重ねで職人たちは可能性を探り成長してきたのではないでしょうか。。

 

こちら小林建工さんは生粋の日本建築をつくられる大工さんです。
だから時折、摩訶不思議な設計者の納まりに、?となることも時折あるようです(苦笑)。
そこはお互いに話し合って、こちらの意図を伝えます。また大工さんも大工さんの考えを聞かせてくれます。互いの考えが調和する時と、またそうでない時もあります。
納まりディティールは、その住まいの雰囲気を決定づけるほどの要素であります。小さな些細な納まりが全体の空間の空気に影響するのです。ボテっとするか、すっきりとするかは、小さな納まりの積み重ねできまっていきます。
日本建築では、おおよその納まりが決まっています。だから大工さんたちがつくる建築は、やっぱり日本建築風の薫りが漂ってきます。そこを少し現代的にしていくために薫り付けをかえることを設計者は意図的にします。大工さん的には、いつもの概念から外れた納まり・・困惑もあるようです(笑)。
また私の方も大工さんの固定された概念に戸惑うこともあります(笑)。
お互いのやり取りから、伝統を遺しつつ、これからの時代にもとめられるような新たな形を探し求めることを、やっていきたいと思っています。

今の大工さん達が造る日本建築と、先人たちが造ってきた日本建築とでは、薫りがちがうように。その時々で変わっていくのが家づくりかもしれませんね。。
生粋の日本建築をつくる大工さんと、スタイリッシュでモダンなものも嫌いではない設計者とのコラボから生まれてくる新たな日本建築のスタイルが楽しみでもありますね。。

特にこちら小林建工さんは若い大工さんたちも多いから、これからの若い人たちにも受け入れられる日本建築をお互いに探っていきたいな〜と思います。。

備後手織中継ぎ畳表 一歩後退・・

 その後、徳さんの畳表の日々も
一歩前進、一歩後退といったところです・・。

 

糸が切れる問題解決がつかないまま、機織り機の命とよべるコテが壊れてしまったからです・・
樫の木でつくられた堅い堅いハズのコテ。
そのコテが割れてしまうなんて。。
きっとコテには無理な衝撃がつねに掛かっていたのだろう・・。
その結果のこと・・

コテを直すためには、かなりの時間が必要・・。
予備のコテも、穴堀の途中でやまっていたから・・。
穴堀用のノコも再度、改良を加えて、ノコからもう一度つくりなおさないといけない状態なのです。
なかなか、簡単にはいかない手織畳表の世界です。
予定していた『つながる家+つなげる家』の畳表の製作は、これで完全に離脱です
 

仕方がなく・・
師匠の来山さんに、『つながる家+つなげる家』のための畳表を製作依頼することになりました。
来山さんもこの頃、畳表の経糸の仕様を変えつつあって、その点において以前と変わらないスタイルで注文を依頼したいので、徳さんの抱えている課題の相談もふくめお伺いすることにしました。
再度、師匠の機織り様子を見たかったというのが一番にありました。しかし来山さんも注文がないかぎり、そう織る機会もなく、織るタイミングでお邪魔することは、そう出来ません。

しかしお伺いすると・・作業場では機織りの音が・・
私たちが注文した畳表を、早々と織り始めていたのでした!
しかも注文どおり経糸を以前の仕様どおりで
おかげでコテの動き、力加減、機織り機の稼動状態を再度確認できたのでした〜!
見る事で、徳さんの機織り機の不具合も確認でき、また一連の問題が、すべてひとつに繋がっていることを実感できました。

師匠の来山さんは、丁寧に弟子に教えるタイプの職人ではありません。昔気質で「自分で頭をつかって考えろ」といったタイプです。親切丁寧に教えて畳表が織れようになっても、機織り機を自分の身体の一部にしてしまわなければ本当の意味で『畳表が織れる』とは言えないからなのです。
来山さんの意図されるところは十分すぎるぐらい理解できます。

来山さん自身も、機織り機を自ら製作し、試行錯誤のうえに今があります。そして今もなお試行錯誤して機を調整して畳表をつくっています。
私たちも機織り機製作から自分たちで携わって、今、試行錯誤の最中です。きっと機織り機の製作に携わってなければ、見えてこなかったところがあります。機織り機につかう素材や、製作のための道具・・。

畳表が織れても、道具を直すことや改良する力がなければ、行き詰まるでしょう。
そういう意味で私たちは、本当に学ばせて頂いています。
来山さんは言います「動力の機織り機のように、動かせば織れるんではない、自分に考えがないと表はつくれん」と。。
師匠の歩んできた道を、同じように歩くこと、そこから師匠の言わんとする事が肌身で感じてきます。

一歩後退が一歩前進につながっていること。
糸が切れて、コテが折れて・・でも確実にその経験が蓄積されて、確かな技術や智恵の一歩となっていること、あきらかです。。

そう、私たちは「手織中継ぎ畳表」を織れるようになりたいのではなく、
そこにあるすべての技術や智恵を遺したいのだと言うことを、あらためて師匠から学んだような気がします。。

一歩後退も意味のあること、ヨシヨシで進みます〜




収穫祭ですよ〜

 さあ、いよいよ今週末の日曜日は、待ちに待った我が家の収穫祭です〜
黄金色に実りをつけた稲たち、私たちを呼んでいる
いろんな方々に声をかけて、一緒に収穫祭を楽しもうと思います。

お米づくり2年目ですが、本当に、お米さん、ありがとうですね。
無農薬・無肥料でも十分にここまで育つお米たち。
少々は虫に食べられている部分もありますが、それは他の生き物たちの取り分ですね。。
その生き物たちが生きることによって、私たちが知らないところであらゆる生命が循環するためのお手伝いをしてくれているのですよね。
すべてが無駄がないほどに、自然界は調和された世界なのです。。
だからできるかぎりその調和を崩さないように、私たち人間も、私たち自身の営みについて考えなければいけません。

山近い田舎は、近年、獣たちによる作物の被害が甚大となってきています。
それも私たち人間たちが、自分勝手に、山を荒らし、人間のご都合でやってきた結果でもあります。
我が家にも、そんな訪問者が・・・

 

大きな足跡です
お腹をすかせて田圃の中を徘徊した跡が・・
稲があちらこちら倒れています。
この足跡からすると大きなイノシシです。
イノシシも食べる物がなくなると、稲を倒してお米を食べます。
・・・

が・・幸いにも、我が家の田圃を素通りしただけのようです。ほっ・・
イノシシの胃袋をみたそうとなると被害は甚大ですから。。
でも我が家の田圃を素通りして、近所で栽培しているサツマイモを掘り返して食べたようです。
サツマイモは大好物でもあります。
お米より、サツマイモが、いいぞ、となったのでしょうね

ひとまず助かった我が家のお米たち。
今週末は、生かされていることに感謝して収穫を楽しもうと思っています。
収穫祭に参加、大歓迎ですので〜、ぜひ稲刈りに来たい方、メールをください。。
お昼付き、お土産付きですぞ
一緒に秋の一日を楽しみましょう〜

  

 

家づくり塾『化学物質って、過敏症って、なんだろう?』のご案内

さてお待ちかね!家づくり塾のご案内です〜。
今回は、健康で心安らかに暮らしていくためにも『化学物質』について知る機会を、
化学物質過敏症の患者さんをお呼びしてお話しを聞く機会をもうけたいと思います。
一般参加者も大歓迎です〜

『化学物質』というと、あまりにも溢れ過ぎていて「身体に危険??」と言っても、ピンと来ない方も多いのではないでしょうか。しかし時にその化学物質が鋭い刃をむきだし、昨日まで健康だった人がある日を境に普通の暮らしができなくなる事があります。またそれは鋭い刃ではなく、静かに静かに身体に蓄積されていって、あらゆる病となって出てきたりもします。
ある化学物質に大量被爆して急性的に化学物質過敏症となる人と、じんわり日々慢性的に被爆していってある日を境に発症するケースがあります。後者は化学物質過敏症予備軍にあたり、自分自身が自覚していないだけで、頭痛、めまい、吐き気、下痢、微熱、怠い、気力喪失など、その症状はさまざまです。住宅を新築したり、環境が変わることなどで、化学物質による被爆量がふえ発症することになります。
ひとたび化学物質過敏症となれば、直す薬もなく、完治も難しく、普通の暮らしが出来なくなります。症状が軽くなっても再発の恐れをいつも抱えて暮らすことになります。

その危険性については、あまり取りだたされる事もなく、またその根本的な対策は疎かになっているのが現状です。シックハウス法の施行も「対処をしている」というお国のジェスチャーにすぎません。ホルムアルデヒドやクロルピリホスの二つの化学物質が規制されただけにすぎないのに、消費者にとってはこの法律が「全ての化学物質を規制するもの」や「この法律によって安全が確保される」という誤解をうんでいるのが実情です。またメーカーや工務店も、このたかが2つの化学物質を規制内にとどめているというだけで「身体に優しい」とか「健康住宅」などと言う、恐ろしい低認識が目立つのも気になります。

このほかに、化学物質過敏症と言うとシックハウスをついイメージをしますが、日常の生活用品がその主たる原因となります。
化学物質過敏症とならないためにも、ぜひこの機会にお話しを聞いてみてください。

ちょうどシネマルナティックでは10/29〜11/4まで『いのちの林檎』が上映さ
れており<添付案内をご覧ください>、その映画観賞後に、お話し会に足を運べるよう
にスケジュールを合わせております。ご参加お待ちしております〜!



■日時:10月30日(日) 13:40〜15:00【雨天決行】
  ※映画『いのちの林檎』は11:00〜13:05、シネマルナティックにて上映中!
   映画観賞後に「お話し会に参加」がちょうどベストタイミングです。
■場所:堀之内 城山公園 ふれあい広場(野球場跡)
  ※青空の下でお昼を一緒に食べながらお話し会をいたしましょう。
  ※化学物質過敏症のために室内での長時間のお話しが難しく、
   屋外でのお話し会となります。悪天候も予測されますがご理解下さいませ。
■参加費:無料
■お弁当:無添加・無農薬野菜での手づくりお弁当 750円ぐらい
   (事前申し込みがいります)※お飲物はご持参ください。
  ※お弁当持参でも構いません。ピクニックシートがあると便利です!

■みなさまにお願いごと
 日野さんが楽にお話しができるように、当日は以下の使用を控えてください〜!
 化学物質のことを知る良い機会です♪イメージしてケミカルな物を避けてみよう♪
×整髪剤 
×香水 
×柔軟剤や防虫剤をつかった服(衣替え直後の服) 
×整汗・消臭剤 

■申し込み 別紙でFAXにて、またはメールにて24日までに。。
<お弁当お申し込みの方には確認のために受付確認メールをさせて頂きます。>
□お名前         
□連絡先(携帯)    
□メールアドレス    
□お弁当 不要/要(  個)

■『いのちの林檎』映画案内です。
http://www.inochinoringo.com/preview/index.html
シネマルナティック 10/29〜11/4(火曜日休館) 11:00〜13:05 料金1000円

徳さんの備後中継手織畳表。。

 徳さんの備後中継手織畳表も、神子の森に工房の拠点がきまってから半年。。
工房の雨漏りの修理がすすんできました。

この建物は、その昔、隣町で学校に使われていたものを神子の森の集落が集会所として利用するために移設してきたものでした。
昔ながらの伝統的な建物と言うよりどことなく洋風な感じがする建物です。

壁も、土壁は使われておらず、壁の中は断熱材もはいっていない中空です。しかもかなり天井は高いですし、これからの冬の寒さがちょっと心配ですね
薪ストーブを設置予定ですが、さてさて効くかな・・。

また建物は軒が短いうえに窓は大きいです。
なので窓も雨に当たりやすく枠や木製建具や外壁はかなり傷んでいます。やはり軒の深さは大事ですね。建物を雨風から守ります。
また通し柱や桁は、雨漏りの影響で、白蟻に完全に食害されていて、ほとんど機能してませんでした
このようにあちこちかなり修理が必要な建物です。。
でも使用させていただける事は本当に有り難いことです。一から工房をつくるとなると、それはそれは費用もいりますし
またまだ手を入れれば十分に使えるから、使っていくほうが心地良いですね。。

 

手織畳表は、今の時代お金儲け・商売にはならない仕事です。でもそこに子供たち未来へと遺していきたいものがあるからこれを繋ぐことにしました。
だから出来るだけ出費を抑えるために、徳さんも自らが大工や瓦葺き職人になって修繕をしています。
古瓦は左官さんに頂いたり、役物(特殊な形状の瓦)は瓦屋さんに探してもらったりして、素人で土葺きにて直しました〜。これも普段職人さんたちの仕事ぶりを見せていただいているお陰です
窓の上には、窓枠や建具が傷まないように新たに庇がつけられました。通し柱や桁もなんとか造り直して、やっとそれらしく?なってきました

あと、イ草を収納したりする棚も新設され、工房らしく
徳さんがんばってますでしょ。。

ただ・・そろそろタイムリミットが・・。
っと言うのも、「つながる家+つなげる家」のために畳表を織りたいと思っているのです。
でもタイムリミット。工房修繕にかける時間はもうありません。まだ窓枠も外壁もなおってはいませんが、もう修繕するための時間はありません。

畳表を織るための練習を始めなければいけません。
工房さがしから始まって、いまだ落ち着いて十分な織りの練習ができていない徳さんの状況・・。しかも機織り機は、新しく製作したてのもので微調整がまだまだ必要な段階なのです。

機織り機は、道具です。しかし自分の身体のようでもあります。
道具が自分の身体と同じように一体となってこそ、物づくりができます。
機織り機があるからと言って、畳表ができる、という訳ではないです。
木でつくられた機織り機は、ほんの微妙な木のソリで糸がきれやすかったり、イ草が定位置に落ち着かなかったりします。
師匠の来山さんの機織り機では、難のないことも、我が家の機織り機では難がでます。また逆に来山さんの機織り機で難なことも、我が家の機織り機では難ではなかったりもするのです。個性があるのです。
はは〜、、機織り機は、まるで子育てにそっくりですね。マニュアルはないのです。
個性ある機織り機は、その子その子の個性を読み解いて、その子の答えを出してあげないといけません。難となる部分を、自分なりにアイデアを出して改善していきます。難解です。。
それが道具が自分の身体になるという事でしょう。。
すぐには難しいでしょう、織る回数が多ければ多いほど、機織り機の声をきくことができます。

ちょっとお尻に火がついた徳さん。さて間に合うか。。
あ〜冬も近しで、薪ストーブもつかず、窓もなし。
徳さんには過酷な冬が待ちかまえていそうです
ガンバレ徳さん。。





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