2012.10.28 Sunday
第2回昔ながらのミニ家づくり塾『<大工編>木組みの構造を見よう〜!』
第2回ミニ家づくり塾『<大工編>木組みの構造を見よう〜!』が行われました
前回のミニ家づくり塾<大工編>は『ゆとりの家』を舞台にしましたが、今回は『風薫る家』での開催。やはりところ違えば内容もちがって面白い〜
今回は『風薫る家』の棟梁でもある水木さんと大石さん、そして建前に助っ人で来てくれ応援をしてくれている阿部さんの若き大工さん3名を講師として、大工の仕事を語っていただきました。
まずは現代の家づくりではすっかり見かけなくなった”鉋がけ”を見ていただきました。
シュー
っと、木の表面を鉋がすべると、そこには薄い鉋クズ。
みんなの感嘆の声!鉋クズを手にとると木の繊維がしっかりと見てとれ、その繊維が一本一本の糸のようにほぐれます。「ペーパーは木の表面を荒らすけど、鉋は木を切るように削るから。水にも腐りにくいんですよ。」と大工さん。そして鉋で削られた木の表面は、鏡面のように艶を放っています。
すごい!すごい!
大工技術の素晴らしさを目で見ることで、大工仕事への尊敬度も変わってきます。
大事に使われていく大工道具を見せていただきつつ、そういった道具を使う機会(家づくり)が無くなっていっている現状や、そういった大工技術を支える道具をつくる職人さんもいなくなっている現状などをも知っていただくことができました。
無くなっていっているから、もう駄目・・という事ではなく、家づくりひとつからその未来が変わっていくことができます。それだけ家づくりというのは大事だよという事です。
そして・・鉋がけをしてフットワークが軽くなった大工さんたちから木組みのこと、手刻みのこと、木の乾燥のこと、現代の家づくりに思うことなどを語っていただきました。
正直にありのままに感じていること、ただそれだけで伝わるものがあると思っています。
大工さんたちが語ってくれた内容は、私自身が建築業界・家づくりの現場で感じてきた聞いてきたこと、ありのままであります。「本当にこれで良いのだろうか?なんかおかしい・・」と、多くの職人さんたちの声がそこにあります。
効率を求め”安く・早く”という家づくりのなかで、何かがおかしくなっていっている・・
本当はもっと喜びに満ちたような仕事がしたいけど、そういった家づくりがない現状。
それはゆくゆく家を建てる人にとっても本当は不幸な話であるという事を。
問題を一緒になって考えてほしいのです。。
数千年という時間のなかで試行錯誤され、自然の摂理にそっていくために育まれてきた家づくりの智恵を・・。これを無くしてはいけないし、私たち現代人が失おうとしている大切なものをそこに感じるのです。。
若き大工さんたちの想いも一緒
昔ながらの家づくりをとおして、その輪は確実にひろがっていっていると思います。。
知ることで、それまで見ていた物の視点がかわります。それが大事。
いつも参加者さんたちの声により、勇気や励みをもらいます。
ミニ家づくり塾やってよかったな
だってそこには明るい未来があるんだから。。
今日も私のほうがたっぷりとエネルギーをもらい、充電完了〜
さて今週また日曜日に、ミニ家づくり塾<左官編>開催です!
『土壁をしる。竹小舞・荒壁のようす』です。。
ご案内希望の方はメールをお待ちしております
前回のミニ家づくり塾<大工編>は『ゆとりの家』を舞台にしましたが、今回は『風薫る家』での開催。やはりところ違えば内容もちがって面白い〜
今回は『風薫る家』の棟梁でもある水木さんと大石さん、そして建前に助っ人で来てくれ応援をしてくれている阿部さんの若き大工さん3名を講師として、大工の仕事を語っていただきました。
まずは現代の家づくりではすっかり見かけなくなった”鉋がけ”を見ていただきました。
シュー
っと、木の表面を鉋がすべると、そこには薄い鉋クズ。
みんなの感嘆の声!鉋クズを手にとると木の繊維がしっかりと見てとれ、その繊維が一本一本の糸のようにほぐれます。「ペーパーは木の表面を荒らすけど、鉋は木を切るように削るから。水にも腐りにくいんですよ。」と大工さん。そして鉋で削られた木の表面は、鏡面のように艶を放っています。
すごい!すごい!
大工技術の素晴らしさを目で見ることで、大工仕事への尊敬度も変わってきます。
大事に使われていく大工道具を見せていただきつつ、そういった道具を使う機会(家づくり)が無くなっていっている現状や、そういった大工技術を支える道具をつくる職人さんもいなくなっている現状などをも知っていただくことができました。
無くなっていっているから、もう駄目・・という事ではなく、家づくりひとつからその未来が変わっていくことができます。それだけ家づくりというのは大事だよという事です。
そして・・鉋がけをしてフットワークが軽くなった大工さんたちから木組みのこと、手刻みのこと、木の乾燥のこと、現代の家づくりに思うことなどを語っていただきました。
正直にありのままに感じていること、ただそれだけで伝わるものがあると思っています。
大工さんたちが語ってくれた内容は、私自身が建築業界・家づくりの現場で感じてきた聞いてきたこと、ありのままであります。「本当にこれで良いのだろうか?なんかおかしい・・」と、多くの職人さんたちの声がそこにあります。
効率を求め”安く・早く”という家づくりのなかで、何かがおかしくなっていっている・・
本当はもっと喜びに満ちたような仕事がしたいけど、そういった家づくりがない現状。
それはゆくゆく家を建てる人にとっても本当は不幸な話であるという事を。
昔ながらにあった家づくり(伝統構法)の仕組みを説明中
問題を一緒になって考えてほしいのです。。
「木の栓にはスゴイ智恵があるんだ、見えなくなる仕事が本当は大事だよ」っと。
数千年という時間のなかで試行錯誤され、自然の摂理にそっていくために育まれてきた家づくりの智恵を・・。これを無くしてはいけないし、私たち現代人が失おうとしている大切なものをそこに感じるのです。。
若き大工さんたちの想いも一緒
昔ながらの家づくりをとおして、その輪は確実にひろがっていっていると思います。。
知ることで、それまで見ていた物の視点がかわります。それが大事。
いつも参加者さんたちの声により、勇気や励みをもらいます。
ミニ家づくり塾やってよかったな
だってそこには明るい未来があるんだから。。
今日も私のほうがたっぷりとエネルギーをもらい、充電完了〜
さて今週また日曜日に、ミニ家づくり塾<左官編>開催です!
『土壁をしる。竹小舞・荒壁のようす』です。。
ご案内希望の方はメールをお待ちしております