第2回昔ながらのミニ家づくり塾『<大工編>木組みの構造を見よう〜!』

 第2回ミニ家づくり塾『<大工編>木組みの構造を見よう〜!』が行われました
前回のミニ家づくり塾<大工編>は『ゆとりの家』を舞台にしましたが、今回は『風薫る家』での開催。やはりところ違えば内容もちがって面白い〜
今回は『風薫る家』の棟梁でもある水木さんと大石さん、そして建前に助っ人で来てくれ応援をしてくれている阿部さんの若き大工さん3名を講師として、大工の仕事を語っていただきました。
まずは現代の家づくりではすっかり見かけなくなった”鉋がけ”を見ていただきました。

シュー
っと、木の表面を鉋がすべると、そこには薄い鉋クズ。
みんなの感嘆の声!鉋クズを手にとると木の繊維がしっかりと見てとれ、その繊維が一本一本の糸のようにほぐれます。「ペーパーは木の表面を荒らすけど、鉋は木を切るように削るから。水にも腐りにくいんですよ。」と大工さん。そして鉋で削られた木の表面は、鏡面のように艶を放っています。

 

すごい!すごい!
大工技術の素晴らしさを目で見ることで、大工仕事への尊敬度も変わってきます。
大事に使われていく大工道具を見せていただきつつ、そういった道具を使う機会(家づくり)が無くなっていっている現状や、そういった大工技術を支える道具をつくる職人さんもいなくなっている現状などをも知っていただくことができました。
無くなっていっているから、もう駄目・・という事ではなく、家づくりひとつからその未来が変わっていくことができます。それだけ家づくりというのは大事だよという事です。

そして・・鉋がけをしてフットワークが軽くなった大工さんたちから木組みのこと、手刻みのこと、木の乾燥のこと、現代の家づくりに思うことなどを語っていただきました。
正直にありのままに感じていること、ただそれだけで伝わるものがあると思っています。
大工さんたちが語ってくれた内容は、私自身が建築業界・家づくりの現場で感じてきた聞いてきたこと、ありのままであります。「本当にこれで良いのだろうか?なんかおかしい・・」と、多くの職人さんたちの声がそこにあります。
効率を求め”安く・早く”という家づくりのなかで、何かがおかしくなっていっている・・
本当はもっと喜びに満ちたような仕事がしたいけど、そういった家づくりがない現状。
それはゆくゆく家を建てる人にとっても本当は不幸な話であるという事を。


昔ながらにあった家づくり(伝統構法)の仕組みを説明中

みんなが幸せになるための家づくりが出来ないか?参加者さんにも一緒にその問題を考えていただく機会となりました。ミニ家づくり塾は、家を建てられる消費者自身が、見る目を養い良い家づくりをして欲しい、それが廻りまわって社会を良くしていくキッカケとなる、という願いのもと開催をしています。
問題を一緒になって考えてほしいのです。。

 
「木の栓にはスゴイ智恵があるんだ、見えなくなる仕事が本当は大事だよ」っと。

先人たちが遺した素晴らしい智恵を知ってほしいと思ってます。
数千年という時間のなかで試行錯誤され、自然の摂理にそっていくために育まれてきた家づくりの智恵を・・。これを無くしてはいけないし、私たち現代人が失おうとしている大切なものをそこに感じるのです。。
若き大工さんたちの想いも一緒
昔ながらの家づくりをとおして、その輪は確実にひろがっていっていると思います。。

知ることで、それまで見ていた物の視点がかわります。それが大事。
いつも参加者さんたちの声により、勇気や励みをもらいます。
ミニ家づくり塾やってよかったな
だってそこには明るい未来があるんだから。。
今日も私のほうがたっぷりとエネルギーをもらい、充電完了〜

さて今週また日曜日に、ミニ家づくり塾<左官編>開催です!
『土壁をしる。竹小舞・荒壁のようす』です。。
ご案内希望の方はメールをお待ちしております

自然のめぐみたち。。

 日々、家づくりのほうも充実した毎日をおくっておりますが、こちら農的な暮らしも楽しんでいる毎日

マコモの栽培に今年は挑戦をしました。そんなマコモたちもこんな風に立派に収穫期をむかえました〜。っと・・言ってもほとんど全くといって良いほど栽培には手がかかりませんでした。ん〜私たち向きでしょ

 

マコモは浄化力がすごく水質改善にも良いらしいのです。そしてマコモの体内には400度の熱を加えても死ぬことがない黒穂菌がいて、身体の有害物質・腐敗要素を分解し、体外へ排出させるという身体の浄化(デッドクス)にも効果があるそうなのです。
たくさん採れるマコモは、友人・知人にお裾分け。手がかからないからお裾分け野菜にもってこいですね もちろん農薬や肥料も使いません。身体に美味しいものは、まず身体に良い物でもありますからね!

そして家の裏の野良ばえ野菜たちも、このとおり!
私の大好きな冬瓜たちは、畑のいたるところでゴロゴロ。ありがたい〜野良ばえ様
もう幾つ収穫したか忘れたほど、時には抱えきれないほどの大きさの冬瓜様であります。もう『様』なしには呼べませんね
夏野菜たちが終わるちょうど端境期からの収穫、とても助かります。そして冬の終わりまで保存がきくから、これまたありがたい。我が家の冬の鍋には、この冬瓜様が入ります。



そして野良ばえ瓢箪カボチャ様も収穫期にはいりました。こちらも冬瓜さま同様にまったく手をかけていないお野菜たち。肥料もなく、世話もせず、ありがとうです しかも大量に

こちらも友人・知人・ご近所さんにお裾分け品となっていきます。我が家だけではとても消費しきれないですからね。これこそ本当に自然のめぐみですね!

お次はミョウガ様。はい、こちらもあまり手をかけなくても(何もしなくても)収穫できる野菜さまです
ミョウガ様も年々、地下茎がのびて勢いが増していってます。
スーパーでは小さなパックに納まるミョウガ様も、我が家では毎日毎日、大量の恵みを与えてくれます。。贅沢にミョウガだけを丸ごと揚げた天ぷらを、大根おろしと生姜のはいった温かい天つゆで食べるのが大好き〜ミョウガだけを大量にいただきますよ 
旬の時期だけにできる贅沢といっていいです。その贅沢は、季節ごとに野菜の数だけあります。大地に足をつけて生きる暮らし、どこまでいっても豊かですね
こんだけ勝手にできる野菜たち、自然の恵み。みなさまも、育ててみてはいかがですか

神子の森にGO!

 理想とする暮らしをするために神子の森にGO!
いえいえ、今回は神子の森の隣の集落、奈良の木にGO!です

神子の森の総代さんがずっと私たちの移住のために動いてくれていて、しかしなかなか神子の森で条件にあった空き家は見つからず。そこで総代さんの構想も、『神子の森・奈良の木・古屋之谷・日の浦』の4地区をふくめての構想にかわってきました。狭い神子の森だけ若者たちがはいって来て活気付くのではなく、周辺の4地区全体が活気づいていくための壮大な構想にかわりつつあるのです。。

私たちが徳さんの畳表工房を神子の森に場所を構えてからというもの、なんだか総代さんは使命感を帯びたように動いてくれています。「若い人たちがはいって来ないと、あと5年後にはこの集落も駄目になってしまう。新しい風を吹かしてほしい!」そんな想いのもとここ1年、猛烈に動いてくれています。いつもお逢いする時には、分厚い資料が準備され、行政サイドから引き出せる施策や、若者受け入れに対する支援策など、総代さんが走りまわり調べつくしたと思われる資料が渡されます。それが毎回、毎回ですから、その半端でないパワーは頭がさがる思いです

総代さんは、一端は都会に出ており、県で働いておられた方。そして定年後、故郷の神子の森に帰ってくることに。そういった外に出た経験もあって、神子の森(いえ、農村部全体)がかかえる課題を手に取るように理解されている。「このままではアカン」しかし実際・・そういっても解決策はなく、犬の糞尿の処理に走りまわったりなどの雑事のなかで、少し気持ちが萎えていたところ、私たちとの出会いがあったのです。
「僕は県職員やったときも問題解決派の人間やったからね(笑)。まあおかげで上手に出世はできんかったけど(笑)。」
まさに需要と供給ではありませんが、互いがのぞみあう関係。そして総代さんも今までの経験をいかすべく村のための一大事業のようにあいなった訳であります。
神子の森の人々たちも同様に、村のために燃えてくれています。受け入れに対する歓迎の雰囲気は、新規転入者にとってはありがたいもの 私たちも今まで散々、移住のために田舎を見てきたけど、なかなかよそ者を簡単に受け入れるところは少ないです。そういったことが集落の未来をより狭め自分達の首を締めているのは否めなかった
でもここ神子の森が素敵だなと思えるのは、村の人々が温かいということ。そして考え方が先進的であるということ。今まで見てきたどの集落よりも、ヒト的にこの集落が気に入ってしまった私たち。
そんな温かさにふれ、総代さんや村の人々たちと一緒に、この村を良くしていきたいという気持ちが増していくのです。。

しかし・・神子の森に条件のあった空き家はなかなかなく、この構想は4地区に範囲が広がっていくことに。神子の森ならず他の地区『奈良の木・古屋之谷・日の浦』を共に良くしていこうというものに。
またこれは今後、若者の新規参入によって農村が新たな展開をはかって『新しい風』による農村部の活性化をはかるモデルとなっていくようにとの総代さんの願いもはいっています。私たちも大賛成これからの時代の農的な生き方・暮らし方・住まい方を発信していく拠点としては申し分のない所。モデルになりたい人と(笑)、モデルにしたい人、そしてそこに行政からも賛同者が現れて、なんだかちょっとこの頃、神子の森すごいです
総代さんの使命感はただならない。見ていて水をえた魚とはこの事のように、いきいきとしている総代さんなのです

さて、奈良の木の総代さんも、神子の森の総代さんと話の価値観が合って、新規移住者をこころよく受け入れる方向で動いて下さることに。奈良の木は神子の森より深刻な過疎化が進んでおり、この構想に名乗りをあげてくれた集落。動きは早く、さっそく空き家を見学させていただきました。ありがたい〜

期待半分だったのだけど、どの家々も申し分ないほどに立派!
一軒一軒まわるたびに、見学に同行したすでに移住しているK家と北野家の「いいねえ!いいねえ!」の尽きぬ声と、はしゃぎまわる私たち
今回は、我が家と、村構想を当初から一緒にしているU家の家さがし。これなら
とてもいい家ばかりなので、あとは持ち主さんに了解をえて、内部を見せてもらうことになりました。
早ければ今年中に決まるのかなと、わくわくします。

しかも造りが立派な家もあって、私たちがずっとずっと想い描いてきた住まいと重なります。
あ〜、もう心臓がバクバクしますね。夢がいよいよかたちに!いよいよかな〜

自分を創造する。。

今日はちょっとテーマを替えて、ディープな長い独り言です。お気に召さない方は飛ばしてね。。

今いろんなところで自分探しをしている方が多いので、なんだかこのテーマで書かなきゃということが降ってきました。
『自分を創造する』
我が家には日々、色んな方々がやってきます。きっとこのテーマにぶつかっている人が殆どです。そしてホームページとかを見たり、知人から聞いたりして何故だか我が家にやって来るのです。
私たち自身が”したいことありのままの自分”で生きているので、それがどうやら引き寄せるらしい

30代になれば人生迷います。
「本当にこれでいいのかな?このままこんなことやっていてもいいのかな?」って。
後戻りできる最後の年齢だからかもしれません。もちろん人生なんていつでも後戻りはできると私は思ってます。でも体力・気力のある30代のほうが転換するのにしてもしやすいのは確かです。

さて、その人生転換に対して、なりたい自分をまず想像してみることが大事です。
それまで学校教育→サラリーマンと、人生を社会のレールに乗って生きてきた人(多くの人はそうですね)にとって、案外これって難しい話です。なりたい自分をイメージする、想像するって、まずは自分のことを知らないと出来ないんですよね。
何が幸せ?何が喜び?何が好き?何が嬉しい?何が楽しい?
自分自身の中から沸いてくるものに向き合うということです。
小さなワクワク感でもいい。

そこに社会の価値観や他人の価値観は必要ありません。
自分自身が『いいなあ』と感じえることが一番大事です。
またこのときにあまり頭で考えすぎないこと。現代人は頭で考えすぎます。不安や心配ばかりが頭を横切って、また転ばぬ先の杖で計算をしてみたりして、自分自身の内面から沸いてくるものに耳を傾けることを恐れたりもします。
社会の価値観に縛り付けられてきた私たち、だからその社会の『常識』を外れることをとても恐ろしがったりもします。他人がどんな風に自分を見るか、評価するかもとても気になって、本当の自分に向き合うことができなかったりも。そうやって育てられ知らず知らずのうちに植えつけられたものが、自分自身に向き合うことを邪魔します。

言っておきます。人生、立派な地位につくことが目標ではありません。またたくさんお金を稼ぐことでもありません。自分自身が今生をどれだけの喜びをもって後悔ない生き方ができるかが真の価値をもちます。それは自分だけの尺度を必要とします。ようは自分の魂(内なる自分)を輝かせることが出来たかが大切です。

売れない役者でお金はないけれど、自分の夢を追って胸を張って一生懸命生きている人は輝いています。しかし社会はそんな人を「いつまでも夢や理想ばかりを追いかけて・・」と落第者的な見方をします。逆に、そんな彼が自分の夢をあきらめお給料をたくさん貰っても、自分を殺しつつ渋々サラリーマンとして生きたとしたら、その人の内面の輝きは失せてしまいます。
今の現代人の多くは、社会が引いたレールに乗っかって生きている人が多いです。だから本当の自分を見出すことなく、自分を殺して生きています。しかしその結果は、やり甲斐・生き甲斐がなく、自分が生きている価値さえも見出せず、自らの命を絶つという行為へと発展したりもします。自殺者が急増し、年少者にもその傾向が出ているのは、あまりにも社会の価値観を強要した社会となっているということです。これはとても危険なことで、未熟な社会であるという証拠です。
それぞれがそれぞれに輝き生きること、それが何よりも最も素晴らしいことなのです。それを認めず、『常識』やお金や地位だけを尺度に他人を計ることは、もっとも低いレベルでの社会といえます。

自分がそこにやり甲斐・生き甲斐を感じる生き方が、いま問われています。
人がなんと言おうと、そんな生き方をつらぬきとおし、胸を張って「自分はこの仕事が好きだ!」と言えることが素晴らしいのです。
まずは自分が幸せになること。世界平和は、まず自分の内から始まるのですよ
自分が幸せに喜びに輝きだしたとき、不思議とそこからこぼれ落ちるもので周りにいる人も幸せにすることができます。輝いている人を見るだけで、勇気や元気を貰うことがあるでしょう。また教えられることも。
自分が悶々としていたら、自然と・・怒りや不満や八つ当たりが出てきて、他の人を傷つけることになります。内なる自分が愛で満たされ、喜びに満たされた時、自然とそこから愛がこぼれ落ちていくことになります。

自分が幸せになること、それは貪欲に、また自分勝手に生きるという事に繋がるのでは?と誤解をされる時があります。でもそれは大きな間違いです。
欲で生きるというのは、自分の内面の喜びや幸せに向き合って出てくるものではなく、社会の価値観や他人の価値観を求めた結果、また自分の心配や不安を埋めようとした結果に出てくる部分です。
自分の内面の喜びや幸せというものは実はとてもシンプルで純粋性の高いものでありますから、そこを見つめれば見つめるほど、多くを求めなくても十分に満たされる自分が出てきます。
社会の価値観や他人の価値観で生きる時は、もっともっとと・・際限ない欲に振り回されます。まったく満たされることのない次から次へと欲が沸いてくるのです。それは本当の自分が満たされていないからでもあります。

誰もが自分を創造することができます。
なりたい自分を創造することが。
不安や心配を抱えた自分を想像したら、そういう自分を創造してしまいます。
出来ない自分を想像したらそうなります。
自分を信じてあげれないことほど寂しいことはありません。
想像は創造です。
内なる自分に向き合い、自分の本当の喜びや幸せをみつめ、他の人の価値観や社会の価値観に揺れることなく、自分を信じてあげること。そういう生き方を選択する自分を信じてあげること。
そこからが自分を創造するはじまりです。

信じることが、最も実現するための力となります。
誰でなく、自分を信じること。
それまでは世間や常識を信じてました。
でもここからは自分を信じるのです。
信じることで、実現化のためのすべてが準備されます。

できる、やれる、そのための事をする です。
想像したもの、信じたものが、現実化します。
誰もがその力をもってます。ただ誰もがその力を信じないだけです。
信じないと力は生まれません。

そしてあとは行動のみ。
行動をすることで、自分の内を確認できます。
力がわいてくるようなら真。
時に揺れる自分もあります。
それは信じる自分を強くしていくもの。
そこに喜びがあるのなら信じていくしかない。それでいいじゃない

ひとりひとりが輝きだしたとき、素敵な未来がまっていると思います。
がんばってください。。

『安心して暮らせる家づくり』講演会のお知らせ

第16回健康づくり講演会『安心して暮らせる家づくり』

秋も深まりゆく頃、みなさまへ講演会のお知らせです
今治で意識をもって早くから東条百合子氏などをお呼びして食養や食育など健康づくりの活動をおこなっている『にんじんの会』さんにより、このたび住まいと健康とのつながりについてのお話会を開催していただけることになりました。わたくし橋詰がお話いたします。。

化学物質過敏症や電磁波過敏症など、住まいが及ぼす健康被害が大きくなっています。法的な整備はとても表面的なものに過ぎず、心身ともに本当に安心して住まうことのできる家はほぼ皆無に近い状況であります。化学物質過敏症・電磁波過敏症は明日にでもわが身に起こりうる可能性のある話であり、今すぐにでも耳を澄ますことが求められています。
人のみに関わらず地球にとっての健康も今や危機的な状況。。
実際のところ地球も人もひとつであって、自然環境を悪化させるものは私たちの健康にも影響をあたえます。だから人だけに限らず自然にも優しい家づくり、未来へと持続循環していけれる健やかな家づくりが問われているのでもあります。
私たちが住まう『家づくり』から端を発している問題は幅広く根深く、みなさまにその一端を感じていただきたくぜひお越しをお待ちしております。
ご友人お誘いあわせのうえ、ご参加くださいませ

◎日程:10月20日 土曜日
    AM10:00〜PM12:00(受付9:30開始)

◎会場:今治市福祉総合センター4F
    http://goo.gl/maps/lNahJ
    AASTUDIOからとても近いところです。

◎参加費:無料

問い合わせ先:にんじんの会(宇野さん)0898-48-2186
          AA STUDIO(橋詰)090−4781-6192

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