『ゆとりの家』お引渡し。。

 『ゆとりの家』のお引渡しをしました。
これで今まで親しんで通ってきたお住まいにはもう自由には出入りはできません
いつもながら娘を嫁に出すような寂しい気分。。
でもそう言いつつ、これからどんな風にこのご家族と一緒に歳月を経ていくのかなと〜・・本当は楽しみでもあるのです。やっぱり嫁を出す親の気分ですね。
また時折呼んでいただいて、そのご家族と共に変わっていく姿を拝見させていただくのを楽しみにしましょう〜

『ゆとりの家』の建て主さんと出逢って4年が経ちます。
建て主さんはあちこちの設計事務所を何軒もまわった末にAA STUDIOにやってきました。家づくりを考え始めた頃は、美術館のような家を建てようとか思っていたとか
オシャレで斬新な住宅をもとめて建築家の方々にたくさん提案をしてもらったそうです。なかには真四角の箱で周囲に対しては窓も庇もないような家の提案もあったとか言ってました。面白いことに、その頃から言うと今の建て主さんたちの変遷ぶりは180度と言えるでしょう。
私も確か・・「そんな町並みに対して窓もないような家をつくったら、外で犯罪があっても誰も助けてくれないような冷たい町並にならないかな?」と助言した覚えがあります。できるだけ町に対して、心地よく。町を良くしていくための住まいであって欲しい。。それが私の考えでした。

もとめる物はとてもレベルの高いものを求められる建て主さん。
ある建築家の方には「あなたの求めるものを叶えようと思ったら、まず家は建たないでしょう!」と言われ、ずいぶん傷ついたと聞きました。
でも・・そんなことはなく今、思い描いた住まいを手にし、「この住まいで本当に間違いなかった。良かった。」と家が建つ前からいつも口癖のようにおっしゃっていた建て主さんでありました。

「ずいぶんと変わった。」と言うのも口癖でした。
私たちと付き合いだしてから、水道水ではなく山水を汲みに行きだしたり、食も安全・安心な物を求めるようになったり、また環境的なことも関心が高まったと言われました。
住まいに対する考え方も同じように変わってきたのかもしれません。
私たちとしても家のことだけでなく、もっとひとつひとつの暮らし方に関心をもってもらいたいので、家づくりをとおして変わって来られた事がとても嬉しいです

家は欲望を満たすものでもなく、また美術館でもありません。
暮らしを包むもの。
未来へと・・平和で安心できる心地いい暮らしを繋げていくための場でもあります。。
家づくりを通してあらゆる昔ながらにつながってきた手仕事が、また繋がっていくことができました。
こうやって一軒一軒の家づくりが未来をつくり、社会を、町並みをつくります。
愛ある社会になっていくために。

住まいが人にも自然にも優しいものとなった時。
この住まいが教えてくれるでしょう。
住まうことの豊かさと感動を。。

さて今頃、お引越しを終えて、どんな一夜を過ごされているのかな。
きっとこれから日々あらたな感動や発見があると思います。
自然の移り変わりを映し出し、そして住む人を育んでくれる住まい。。
またお話を聞かせていただくのを楽しみにしております。

どうもありがとうございました そして3年間お疲れさまでした。。
末永くお幸せに。。

『化学物質過敏症』テレビ放送。。

先からブログで記事を書いていましたキッチンリフォームによって化学物質過敏症になられたMさんや、親しくさせていただいている化学物質過敏症患者のHさんが取材をうけ、テレビ愛媛のEBCスーパーニュース4月2日の「健康がいちばん」というコーナーで
化学物質過敏症をとりあげてくださることになりました
こういった事って消極的な社会であったりしますが、記者さんもこの問題を意欲的に取材くださいました ぜひみなさまご覧くださいませ。
4/2日(火曜日)時間は18:20ごろになるそうです。
(突然変更になることもあるそうです・・・)

また安全安心なキッチンリフォームの様子。後日その後の様子をお知らせいたしますね!

『ゆとりの家』の完成見学会。。

 ついに!『ゆとりの家』完成〜です
いつものごとく3年がかりの家づくり、それももうあと数日でお引渡しです。
なんだか寂しいものです。。
その前に建て主さんのご厚意により見学会を実施させていただくこととなりました
今回は家づくり塾はなしで、見学者さんにゆっくりと木と土の家を体感していただきたく思いました。
朝からたくさんの方々に来ていただき賑やかな見学会となりました。

随所では、畳や木組みや和紙や表具のレクチャも付け加えて。。
みなさん真剣に考え、そして五感で感じていただきました。
みなさん思い思いに何かを感じていらっしゃっるご様子でした。。

また今回の見学会では、一般の方々に混じって大工さんも多く来られました。
はるばる高知県や四国中央市から足を運ばれ『ゆとりの家』を見に来てくださいました。
またこの家を手がけてくれた棟梁中ちゃんも他の大工さんを連れてひょこり見学に来られ、そして今進行中の『風薫る家』の大工さんたちもやって来られました。
こうして大工さんたちが見学会に足を運んでくれるのはとても嬉しいことでもあります。
またそのほとんどが若い大工さん達であるので、やる気のある若手大工さん集結にこちらもワクワクします
そうそう昔ながらの家づくりを始めようと思いたった8年前。やる気のある若手大工が皆無で、先の見えない未来を嘆いていた私たちでした・・。でもこうやって今やめぐり合わせがあってやる気のある若手大工さんたちとも出会え、今は未来は明るいぞと感じるところ

大工密度の濃い見学会
カウンターの下や、外壁の板張りの様子や、木組みの納まりなどの随所を細かく観察されていました。一般の人とは目の付け所がまったくちがうプロでもあります。こちらも見劣りしない家を造らなくては・・とあらためて良い励みとなります。



夜の部も
たくさんの方々に、木組みのこと、木のこと、土のこと、和紙のこと、畳のこと、表具のこと、先人達の知恵のこと、未来のこと、お伝えできました〜
私たちは何を未来に遺していきたいか。。
少しでも伝わることができれば、未来はこの温もりのある住まいのようになります。。
貴重な発信の機会を与えくださった建て主さんに感謝いたします
どうもありがとうございました

化学物質過敏症、その後。。

 キッチンのリフォームによってシックハウスを発症してしまったMさんのその後の様子です。

オールステンレスという謳い文句とは裏腹に、その下地には合板がベッタリと貼り付けられたキッチンを購入してしまってシックハウスになったMさん。
関東にある化学物質過敏症患者さんを診ることができる”そよ風クリニック”を受診をして、恐るべきことに!シックハウスからすでに化学物質過敏症に移行してしまった事を診断されてしまいました。
これによりある特定物質に反応していたシックハウスから、身体は多種化学物質過敏状態に移行してしまったことになりました。ほんの些細な出来事が、人生を大きく変えてしまうような化学物質過敏症へと・・
今後、生活のあらゆる場面での注意が余儀なくされます。シャンプー、洗剤、芳香剤、タバコ、消臭剤、化粧品、防虫剤、抗菌剤、薬、農薬、クリーニング、排気ガス・・・ここでは到底あげきれないほどの化学物質が脅威となってMさんに襲いかかってくることに・・

まだ今の段階のMさんの様子は、まだ普通の生活がかろうじて可能ではあるのですが、この期間のことをマスキング期と言われ、まだ症状が表に出てこない潜伏期間でもあるそうなのです。
マスキング期:長期にわたって化学物質に接していると、身体はいつも安定した状態を保とうと調整します。この状態を適応といい、適応状態にあると、血圧が上がったり、精神・神経活動も活発になって、 一見症状が軽くなり、その化学物質がある状態の方が快適に感じるようになります。でも、実際は有害な化学物質が体内に蓄積されていくことになり、悪化に向かいます。
このマスキング期の段階に、化学物質を取り除くと、今まで適応していた状態から身体が乱れるので、かえって体調が悪くなると言われており、悪化をかかえつつの綱渡りのような暮らしになります。
Mさんの様子・・今後どうなるのか・・それは分かりません。

化学物質の濃度測定の調査もおこなったようでしたが、結果は国が認めた許容範囲内ということであり、メーカーサイドにとっては有利な結果が出ました。裁判をおこしても間違いなく負けるでしょう・・。
多額のお金を使って、体調不良となって、化学物質過敏症に移行しても、その責は問われないのです。これが国も認める許容範囲の濃度基準でもあるのです・・。
皆さんこの結果をどう思いますか?

ひとまずキッチンを再度リフォームしなおさなければ、合板臭のするキッチンは使えません。
私のほうの仕事は、出来るかぎり安心できるキッチンをつくるという事。
ただ木材などにも既に反応する恐れがあるので、慎重を要します。

本日から大工さんにはいってもらって工事開始!
キッチン台やクロスやタイルを撤去すると、もともとの家の下地が出てきました。
わっ、ここには合板に似た木質板が出てきて身体にやばそうです・・
なんだか臭いもありました。ただメーカーさん曰く、構造壁らしいので撤去は難しい・・
大工さんも途中具合が悪くなったのはそのせいなの?
解体撤去した前日から気になっていたその木質板だけ、急ぎアルミで封止をすることにしました
剥がせば剥がした分、悪いものが出てくるなんて・・
はあ、もともとが身体に安全な家づくりがされていないから、こういう事になるのよね・・・
どこまでも今時の物は危険に満ちています!

化学物質過敏症者が安心して暮らせる家づくり、
いえ、化学物質過敏症を生まない家づくりが求められています。
私自身もこういった仕事をとおして、自分に刷り込むように学ばせていただく良い機会です。
プロとして安全な家づくりとは?という事を刷り込まれている感じです。
さあ、万全というものがない化学物質過敏症者のリフォーム、どうなるやらです。

今後も、化学物質過敏症と住まいについてもお話をしていきたいと思います。
興味のある方は、下の『いいね』をクリックして、広めてくださいませ〜

完成見学会のお知らせ


『ゆとりの家』完成見学会のお知らせ<完全予約制>

 

今回時間的に余裕がなく断念をしておりました完成見学会ですが、
建て主さんのご好意を頂きまして開催する運びとなりました!
AA STUDIOの家づくりは1年掛りと長期のため
完成見学会も1年にあるかないかの貴重さ。
ぜひこの機会に木と土でできた住まいの心地よさをご体感くださいませ。
この木と土のなんとも言えないぐらいに心地いい空気感を感じるたびに、
この家づくりで間違いなかった〜!という実感を味わいます。
現代人が忘れ去った心地よさを、昔ながらの家が教えてくれるでしょう。。
きっと驚きをもって、住まいのもつ本当の心地よさを知ることが出来るでしょう。
生き物として安心でき、もとめる空間がここにあります。
ぜひこの機会にご体感くださいませ。。
当日は夜の見学会もご体感して頂こうと思います。。
今回は塾は開催しませんが、その分ゆっくりとお寛ぎいただき木と土でできた住まいを
ご体感して頂きたく思います。ぜひに!

なんだか消費税増税で家づくりを焦られている方々がこの頃多いようです。
良い家づくりは焦らず急がずが鉄則です。。

【日時】3月24日 日曜日 10時〜20時                     
【場所】松山市道後(詳しい場所は申し込み後にお知らせ)
【申し込み】前日までにメールにて『申込書』を送信ください
      asuka-archi@nifty.com 

***************** 申し込み書 **********************
 ・名前                                     
 ・名前                                     
 ・住所                                     
 ・メールアドレス                        
************************************************

セリに参加。。

いつもお世話になっている造園屋さんに西日本最大の植木市に連れていってもらいました。
造園屋さん達がいつもここで植木を入手したり、植木屋さんが植木を販売するための市です。
当然のごとく一般の人はこの競り会場には入れませんし、またここの競りに参加できるのは”特権”と言うものがあって造園屋さんでも簡単には参加できないそうです。年間に中卸(なかおろし)からある一定以上の購入金額がないと、この競りの権利が得られないそうで、その額やちょっとビックリしました。
そんな閉鎖的な『競り(せり)』そのものに無縁な私が、この日はじめて競りを体験することになったのです

大きな大きな会場には、ところ狭しと植木や庭石が置かれていました。これでも不景気がともなって、以前よりもかなり数が少ないとのこと・・。同会場には花きや盆栽の競り会場もありました。
これからこの物たちに値段がつけられていくのです。
そう、競りとは、まさに物に値段がつけられる瞬間でもあります。。
ブラックベールに閉ざされた空間、それが値段がつけられていく競りでもあるのです。

競りの開始に、女社長と言われる方が出てきて威勢良い「よろしくおねがいします!!」と言う一声があり競りが始まりました。そのとき競りという不思議な光景を瞬間に見たような思いがしました。
競りはどこか役所的なところがやっているんだとつい思っていましたから・・
女社長がまさに商売的な挨拶を発したときに、正直とても驚いたのです。役所ではない個人の商店が競りを支配?していたとは知らなかったのです。物に値段がきまるという、とても重要な場所が、役所ではない個人の商店が仕切っているなんて、想像もしなかったことでした。
まあ競りには無縁な私ですから

さて競りは同時に、あちこちで始まりました。
あっちもこっちの商品も欲しいと思っていると、身体がとても追いつきません・・
一日で競りを終わらせるために、同時にするんですね。
競り人が、「これいくら〜これいくら〜」と掛け声をかけます。それにあわせて欲しい者が「1万!」「1万5千!」と声をあげていきます。植木の値段なんて、今までホームセンターや植木屋さんでしか知ることがありませんでした。しかしそんな植木がびっくりするような金額で落とされていくのです 
あんまり言えませんが・・購入者が他にいなければ、植木は300円でも500円でも落とされるのです。えっ〜〜!!!!
そう、買い手の需要があれば物は高くなる。でも需要がなければ値段はつかない。これが競りの原則と言えます。落札したい私なんて、ちょっとでも安く〜!なんてついつい欲張ってしまって・・

でもね・・・連れていってくれた造園屋さんは植木もつくっておられて、買い手の時もあれば売り手の時もあって、その苦しい心境を聞かせてくれました。
植木は野菜とちがって、年数かけて手間をかけて仕立てされた物が出されます。
しかし競りで、そんな丹精込めてつくられた植木が1万にもならない時があるんです。
何年も手をかけてつくった物が、一日の日当も出ない・・正直それではその人たちが生きていかれないんです・・。そうなんですよね。売りたい価格で売れない・・現実。

生きていくための売りたい金額というものが、物には存在すると思うんです。本当は・・
これは植木だけではなく全ての物に言えることではないでしょうか。
競りの原則は違います。買い手によって値段がつけられるんです。
なんだか矛盾を感じました。

私は、こんなに安く買われていく植木が、一般の市場では何十万円にもなるのを知っています。
綺麗に仕立てされた造園木で一般の市場では50万円を軽く超えそうな物が、10万にも届かない・・って、一体どれだけ造園屋さんは踏んだくっているんだあ〜!と正直思いました

目の前で競りにかけられてくのを心配そうに見守っている造り手がいました。
競り人も必死に値が張るように声を掛けますが、なかなか値が上がらない・・。「もういいか、仕方ないよね」という雰囲気で造り手に目を配ります。辛そうな面持ちの造り手。どれだけの時間をかけて、こんなに綺麗に仕立て、作品と呼べるに近い木を育てたのでしょう・・。そう思うと涙が出てきそうで、さっきまで「安く・・」なんて思っている自分が恥ずかしく思いました。
その人の苦労まで分かって値段はつきませんもの・・

人が生きられるための価格って・・・
物の値段がきまる競りに参加することで、あらためて考えさせられました。

安く買って、高く売る。確かに商売ですから当たり前の事なのかもしれません。でも・・植木屋さんがやっていけなくなったら自動的に造園屋さんも倒産です・・。本当はみんな運命共同体なんですよね。でもお金というものは欲を引き出します。自分の事ばかりを考えると相手を傷つけることになり、いずれ自分の首もしめるという結果に・・。よくそう言う場面を見ますよね。これは何も植木屋さんだけの話ではなく、私たち消費者自身も「安く安く」という傾向にあるのではないでしょうか。

お金(値段)というものをリアルさをもって考えさせられる良い機会となりました。本当なら植木の相場が分かる競りに私を連れていくって、造園屋さんとしては嫌なことですよね・・。でも安さだけではない価値を理解しあえる関係だからこそ、この競りに連れてきてくれたんだと改めて思いました。感謝感謝です

ついでに悪い植木の見方もたくさん教えてもらいました。根巻きがうまく出来ていない植木。



家づくりの庭に使うための石をたくさん購入し、よく仕立てをされた枝垂れ梅を落としました。
これは来年の庭づくり用に。。
物を見て植木を購入できるのはとても良いところです。どれも欲しい物ばかりでしたが、競りももっと開かれて一般の人々も購入できるようになったら、価格も市場価格に近くなるのではないかな?
まあ閉ざされた人だけの競りというのは、もう時代おくれなのかもしれません。

私も初で”踏み石”を競り落としましたよ〜
また誘ってもらおう〜

家具材がきました!

トラックに山ほど載せた木材がやって来ました〜
実は家づくりに使う家具材を、山盛り買いしました
なかなか国産の家具に使うための良い材がないのもあって、今回はあちこち探しまわって、縁あって山桜を大人買い! 
なかなか山桜は出ないので(出ても高いので)今回はとても良いめぐり合わせだったと言えます。
ピンク色の桜は家具にすると、とても上品な仕上がり。また建築の敷居にすると擦れの無い丈夫な敷居にもなりますし、AASTUDIOの昔ながらのオール無垢の家には、天板や造作にも利用できるので使い道豊富です。杉ばかりの家に、ほんのちょっと雑木を使うと、それだけで雰囲気が変わります。

ハハハ、もうすでに設計事務所の域を完全に超えています
でも良い物を手ごろに提供しようと思うと、自然とこうなるんです。
構造材や造作材のストックは、どんどん増えていってます・・
使う段になって「山桜がほしい」と言うと、どうしても市場の物は高いのです
まあ、ある意味足元を見られるのでその分、当然のごとく高い買い物になります。
なので良い物が出たときに買っておく!
これが質がよく、でもそこまで高くならない家づくりのコツ。
もうすでに工務店並み、いえもう工務店もしない事をやっているかな。。
でも、ちょっと金欠ぎみですが

でも中には幅広材もあってテーブルの天板にも十分に利用できそうなものもあります
普通に木材屋さんで購入すると20万は超えそうですね。
大人買いの中にはこんな物も混じっていて、ワクワクするんですよね〜。
だから大人買いは止められない (おいおい・・

山桜のテーブルなんて、超〜素敵ですよ
さてどこにお嫁入りするかな・・。
どんどん使っていきますね〜。

完成間近です。。

『ゆとりの家』も、もうすぐ完成です〜
しっとりと落ち着いた雰囲気になりました。
入って下さっているステンレス屋さんも、「今まで見た中で一番いい家ですね!」と言ってくださいました。嬉しいですね。家具屋さんも「橋詰さんの家は、空気感がちがいますよね。」って
嬉しいですよね〜。なんたってこの空気感の違いがわかってもらえるのは一番嬉しいんです
これは素材感のちがいなんですよね。今時の家では感じられません。ボードでは感じられません。木や土だからこそ放つ心地よさ〜なのです
またこのほんの少しほの暗い感じも素敵なんですよ。
今まで「暗いのは・・ちょっとねえ・・」と思っていたんですが、昔ながらの家づくりを手がけ始めて、この土壁が放つ陰影の世界に、ぐぐっと惹きつけられました。今まで感じたことのない世界だったものでね。陰影礼賛と、よく言ったものです。これは白い壁ばっかりつくっていたら正直知ることができない世界でした。
建て主さんにも「この暗さイイよねっ!」って言われました。ラフプランの段階に「ほんのりと暗い感じがとてもイイですよ。」とお話したときは、あまり暗いのは好きではなさそうだったんですがね。面白いでしょ〜。きっとみんな大好きな陰影ではないでしょうか。

さて、あと一息。。
今回は時間の関係上、AASTUDIOは完成見学会をしませんが、
工務店さんの方で見学会をするようなので、もし見に行きたい方がいましたら、西渕工務店さんにお問い合わせください。。

また特別にどうしても見たい!という方がいましたら、
時間が合うようでしたら、ご案内をしますので、お問い合わせください。。

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