一手間掛けて。。

『風薫る家』の現場、 左官さんが何やらいつもと違うことやってます。
いつもの竹摺から、今回は藁縄・棕櫚縄・麻縄を使い分けてます。
左官さんの提案で、一手間かけてくださって、さらに図面よりバージョンアップしそうです。
ありがたいことです。
図面があるから図面どおり・・ではなく、やはりより良きものを目指して現場は常に図面から変わっていきます。手間うんぬん言わずに提案してくださるのだから、建て主さんにとっては何よりありがたいことです。
また若い大工さんたちにとっても昔ながらの本来の仕事というのは、始めて目にする事ばかりでとても勉強になります。次なる世代に確実にバトンを繋げていってます
だから昔ながらの家づくりの現場は、わくわくします。
さてどんな仕上がりになるかな?

facebookをはじめて、近況報告はそちらが主になってしまってイカンです
ブログがほったらかしになってしまいます
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講演会のご案内。。

今週の土曜日に開催の講演会のご案内です。
まだあまり認知されていない化学物質過敏症についての講演会。
化学物質過敏症の治療に長年携わってこられた、
そよ風クリニックの宮田医師と高知病院の小倉医師の両氏を招いて実例を聞きながらのお話しです。
生活環境を考えるヒントになるかと思います。
こういった講演、一般の方々とともに、ぜひ建築関係者の多くにも参加していただき、
身近な事として知っていただきたい内容の講演会であります。
ご遠方ではありますが、ぜひに

『五穀豊穣の家』木材検品へ。。

水面下ですすんでいた本格的な昔ながらの家づくりでもある『五穀豊穣の家』、木材検品に行ってきました
実はずっと木を見に行くのを何よりも楽しみにしていた建て主のOさん。仕事をお休みしてまでも、検品に 
こちら建て主さんは、ひさびさにみる熱心さで、もう家づくりに関する本は何十冊か読まれていて、若いけど自分たちがめざす家づくりにブレが感じられません。今でも時折、AASTUDIOの書棚に新しい本が並ぶと持って帰えられて読まれるぐらい。AASTUDIOにとってもこういった建て主さんとの家づくりは、本質的なところにかえることが出来るので、とっても楽しみ。
決して予算があるという訳ではないけど、本当に必要なものをしっかりと見極めての家づくり。若いけど、しっかりしているなと思います。

とくに長く住まっていくための骨組みや木材や家の造りについては、打ち合わせ当初には『こういう物にしたい』という要望をしっかりと固めておられました。だから私たちもそれに従って必要なものと必要でないものとを見極めることができ、全体的にはコストを抑えつつ100年200年ともつ本物の家づくりを実現することが可能に

今回の木材検品は建て主Oさんには家づくりスタートとなる記念すべき日!
さてどんな材に出逢えるか?

いつもお世話になっている池川林材さんは、1月から木材をさがしこの日を待っていてくれました。
樹齢は最低80年。基本は『目込み高樹齢材』。もちろん寒伐りした材です。
木材を探すのにも簡単にはみつかりません。なので1月ごろから市場をあちこち探しまわるそうです。まあこんな注文はうちだけだから、木材を探す時間をそのためにとっているのです。

と言っても、いつも建て主さんにお話するのが、木は生もの、ご縁のもの。
とくに高樹齢の目込み材・大物となると・・。市場の規格品ではないので、出てきたものがその時の縁の物ということになります。さて?

池川さんの表情が明るいのは、良いシロモノだった証拠でした。
営林署からでてきた梁瀬杉が手にはいったようで、全体的に目の込んだ良い材にOさんたちご縁がありました
よかったね〜。。本当にこればっかりはご縁のものだから、こちらでは決められないし選べない。
日ごろの行いが良かったね〜。きっとOさんが昔ながらの家づくりを皆に発信していきたいと動いてくれているので、そんなご利益?もあったのかなと思います。
昔ながらの家づくりは、自分の利益ばかりを考えるのではなく、大きな和のもとで皆が幸せになっていくために心遣いしたりして出来ていく和の家づくりでもあります。そんな和のもとにこそ良い結果(物づくり)が生まれていくというもの。木材はきっと建て主さんの「昔ながらの家づくりの良さをもっと伝えれたら・・」の想いが、神さまのに届いて引き寄せたものだと私は思います



そしてこれだけの木材を比較的手ごろな値段で提供してくれる。池川さんにはいつも感謝であります。
松山の木材屋さんではまず難しいこと。値段的にも、量的にも、入手的にも。構造材・造作材を全てひっくるめても500万円台ほど、でも松山の木材屋さんではその三倍以上の値段が出てきたり・・、まず入手できないと言われる。そこが池川林材さんの腕の見せ所と言えます。(言ってました

せっかくの思い出なので、木の薫りを思いっきりかいでみたり

けんすいをしてみたりして。
ちょっとやらせですが・・

そして池川さんに色々と木のことや製材屋さんのこと山の現状を聞いてました。
いつも本を読んでいろいろと知っている建て主Oさんではありましたが、やはり生の声を聞くと本とではリアルさが違います。きっと家づくりにむけてまた一段と真に迫るようなところがあったのではないでしょうか。日ごろ口数が多いほうではないOさんですが、今日は今までにないぐらいに積極的に話をしていましたね。池川さんも同様にいつもより多弁でした。やっぱりしっかり話を聞いてくれる建て主さんには、池川さんも色々と木材の話が出るみたい。これも和の家づくりを表すように、互いに歩み寄りながら相手のことを知っていくというのがまず大事ですね。決して家づくりは受身ではいけません。積極的に関わってこそ喜びが大きいのです。またAASTUDIOの家づくりはそういう家づくりでもあります

ついでに今時の高温乾燥材も見せていただいて、木材のプロフェッショナルが高温乾燥材を扱うことを懸念していることを肌で感じたようでした。

私たちも良い材を前にして、やはり気が引き締まりますが、また一緒に行った棟梁の大石さんはこれらを形にする立場。それ以上の想いがあったのではないでしょうか。

検品を終えて帰り道中は、久万の美味しい手打ち釜揚げうどん屋さんに立ち寄ることに。
なんと棟梁大石さんの奥さんの実家でした!

美味しいおうどんをご馳走になり、『五穀豊穣の家』の良き一日となりました

出展してきました。

 昨日は『ライブアースまつやま』に出店してきました。
お天気もよく、すごい数の人でした。
でもAA STUDIOのコーナーは飲食・物販ではないので、かなりゆるりとした感じ。
まあ、美味しい食べ物や雑貨、ライブにはとてもかないません。
まあ最初から肩を並べるつもりもありませんけどね

ライブアースまつやまのコンセプトは、持続可能な社会をめざして、守られ受け継がれきた生活の知恵を次世代へと育み、また環境問題解決のためにひとりひとりが「判断する力」「見分ける力」「選ぶ力」を考える機会としてのイベント開催という主旨に、『住』に携わる者として参加してきた次第。

ライブアースそのものもは裾の根を広げるためのイベント。
日ごろ、あまり環境問題に意識がない若者たちも音楽をとおして集まって、ついでにちょっと美味しい物をたべて『地産池消』や『有機栽培』やら『オーガニック』や『フェアトレード』というものを耳にする。ついでに田中優さんの話を聞いて原発の事をちょこっと耳にふれる、まあその程度でよいのです。
あとはそこから芽吹く芽もあるでしょう

AASTUDIOも、前回の出店内容から、ちょこっと分かりやすくして。
昔ながらの家づくりと今時の家づくりの建材を見比べてもらって、家づくりと環境問題はつながっているよと、ちょこっとアピール  
たったそれだけだけど、以外に知らないこと。これが大事。

立ち止まって真剣に見ていく若者、話を聞く若者もポツリポツリいて、一銭のお金にはならないけどこういった発信こそが大事だなあと思っています。
そして今回もお忙しいなか出演者の田中優さんが私たちのブースで足を止めて下さって、日本古来の和紙の現状をお伝えできました。どっかの機会で芽吹くといいなあ

若い大工さんもいて、木と土の家の良さを共感しあって嬉しいかぎり。お互いの励みになります。新たな出逢いと言う裾の根も広がる機会となったライブアース、良い種まき作業となりました

これがあってこそのAASTUDIOでもあります。
さあ、今日からまたAASTUDIOの日常にもどって忙しくなります。
そうそう、畑のほうの種まき作業もこれから忙しいのよねえ〜

ライブアースまつやまに出展します!

 

今週日曜日開催の『ライブアースまつやま』にAA STUDIOも出店します。
2年ぶりの出店となります。
ライブあり、ナチュラルな食べ物あり、雑貨あり、無農薬野菜ありのエコなイベント。
ライブはUA ♪元ちとせ ♪LITTLE TEMPO♪Takuji(青柳拓次)♪DEWACHEN ♪hanp♪と豪華勢ぞろい
5月12日日曜日 堀之内公園ふれあい交流広場 10時スタート<雨天決行>
入場料がいります。前売り1500円・当日2000円です。だんぜん前売りがお得!
詳しいことは http://liveearth-matsuyama.com/

そしていつもAASTUDIOのブログを見てくださっている、ブログファンのみなさまへ!
なんと、チケットをプレゼント
チケットご希望の方は、当日、ライブアース会場までお越しください。
入場せずにAASTUDIOのブースを見つけて、フェンス越しにお申し出下さい。
ただし先着2名さま!
(なお、お一組さま1枚に限らせていただきます。出店者さんはご遠慮してね。)



さて今年はどんな展示かな。お楽しみに!
実は、我が家は文化祭の準備中のように今はなっています
私たちも当日は楽しみます〜

ゴールデンウィーク後半。。

 古瓦作業により身体が使い物にならなくなったゴールデンウィーク後半。。
種降ろしした苗床に水撒きをしにいったり、畑作業をしたり。

はは、主に私はダウン気味で、作業にはなっていませんでしたけど
でもこうやって美しい景色をながめながらの静かな時間が本当は何よりの休息。

田圃にお昼を持っていってランチタイム
どこかに行くよりもこの美しい景色をながめ栗の木の下でそよ風にふかれてのランチ。
これが何より癒される贅沢な時間

そう言えば昨年のゴールデンウィークも同じ内容のブログが・・ 
変わってないなあ〜
いや、私にとっての何より最高な時間なのかも
ふふふ、しかも・・今年は忘れずにビール持参で来ましたよ
身体はダウンだけど手抜かりなし、小川で冷やして〜


手づくりの酢漬けの地元魚コノシロと、無農薬自家栽培の絹さや・玉ねぎ・サニーレタスとサンドにして。コノシロのサンドよく合います。ねっ、贅沢でしょ

この美しい景色を目の前にして、自然に抱かれて過ごすひと時。
これ以上もとめるものなど何もない、という幸福感
ただ、今があるという幸せ

その後は観光ツアーではなく、私たちの畑めぐり

里芋を植えたり、種をまいたり、草を刈ったり、敷き草をしたり、土をいじったり。
なんてことのない畑作業。
でも種を蒔いて野菜を育てるのは、なんて幸せなことなんだろう〜と感じる。
そこには確実に平和な時間があり、幸せで恵まれた環境がある。
それを肌で感じる大切な時間が畑での時間。




あら畑では、北野さんも、きみちゃんも作業をしてました。
もう〜みんなゴールデンウィークなのに


輝く麦が美しい。麦もあとすこしで収穫。少しずつ色づいてきています。
肥料も農薬もしないけど、こんなに立派。十分です。
これが私たちのゴールデンウィーク。何もない休日、でもいっぱいある休日。

番外編↓
ゴールデンウィークにまたまた蜂さん分蜂しました。
今度は徳さんが挑戦。うまくいって、またひとつ巣箱が増えました

ゴールデンウィークはやっぱり・・

 ゴールデンウィークは・・ひさしぶりに夫婦ふたりでゆっくり〜・・と思っていたのに・・
ついつい通りがかりで見てしまった倒壊した大きな工場の屋根・・

私たちが見逃す訳がありません
お声をかけると一つ返事で「どうぞご自由に」と
どうやら瓦屋根の処理に困っていた様子。まさに渡りに船といった感じで、明日にでも業者さんにはいってもらって撤去しようとしていたところ通りがかった私たちでした。この頃、よく欲しいものがタイミングよく手に入るなあ〜。実は・・私たちのお家のほうが決まりそうで、家の修理もあるけど、庭も素敵にしたいなあと思っていた矢先のできごと。玄関入り口なぞ、アプローチに敷き瓦いいよなあ〜なんてね

欲しいものは汗を流しながら自分の身体をつかって勝ち取らなければ
世間は休暇を楽しむゴールデンウィーク中・・
でも私たちは翌日の朝8時にはトラックを用意し、軍手と麦藁帽姿で黙々と作業開始!
積もり積もった埃が舞うなかで、埃もつれになりながらの作業。。
これが私たちのゴールデンウィーク初日
でもなかなかこんなにペチャンコになった瓦屋根もそうはなく、古瓦を入手しようと思ったら壊れかけの屋根にあがっての危険作業が普通。こんなに好条件はないのです。とは言っても、足元は危険で、腐りかけの屋根は容易にズブっと足が落ち込んでしまう。事は慎重に、そして迅速に・・。

私たちの作業様子に、持ち主さんもゴールデンウィーク返上で手伝ってくれて、足元が危険のないように足場板を並べてくれたり、友人を誘って瓦を一緒に軽トラで運んでくれたりと一日手伝ってくれ、二人だけでの作業のつもりが予想外に大助かり
大人5人がかりで2日がかり、ペチャンコ屋根といえどやっぱり結構かかりましたね。
でもその甲斐あって、当面はちょこちょこ使っていけそう〜

古く味が出た瓦なので使い道たっぷり。
持ち主さんにも感謝されて手伝って頂いてイイ事づくめ。
その代わり休暇のためのゴールデンウィークは休暇にならず、身体はちょっとボロボロ
その後2〜3日は疲れが抜けず畑仕事も捗りませんでした
家づくりにも使っていきたいけど、貴重な古瓦は、お金では買えないもの。
私たちの貴重な休暇を削っての戦利品。
だから家づくりの現場では、職人さんのために労を惜しまず身体を動かしてくれる建て主さんにこそ振舞いたいと思っています
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