CSはうす その後。。

CSはうすのその後。
その後いかがお過ごしか、様子見もふくめ夕食をご一緒することにしました。


CSはうすは必要最低限という、とってもとっても小さなお家です。
でも・・一畳しかないお玄関も、このとおり。
お気に入りの家具を見つけられて、ちょっと素敵空間になっていました♪

何から何まで至れり尽くせりの家もいいけど、
そこに合うお気に入りの家具を探して、配するのもいいものです。
その家の住人のセンスを感じますね手

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お台所もとってもコンパクトですが、そのコンパクトさが不必要な動きを必要とせず、使い勝手が良さそう。

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使いつつ自分たちの都合の良いところに棚を配したり。
包丁もこうなると暮らしのオブジェです笑

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食器棚は、CS(化学物質過敏症)に合う食器棚がみつからず、スチール棚にしたそうです。
ポップなスチール棚が妙に自然素材の家にマッチしていて、これもおもしろかった♪

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小さな家だけどとっても気持ちがいい家です。
小さな家と言えども素材は本物、建て方は伝統構法の石場立てという本格派の家です。
建前前まで、近くに住むお母さんが「海風がとても強い所なので、石の上に家を置いているだけでは強風で家が吹き飛んでいかないか下」と心配でならなかった様子。風の強い時は、母家は揺れるそうなので・・。

でもHさんの住まわれた感想は
「風の強い時もギシともビクとも言わない、そこが一番の驚きでした〜。身に余るほどのしっかりとした家!」
建ててもらって良かったと喜んでくれました手
大工さんにも感謝ですね。

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私たちも伝統構法の家を、おすすめして良かった〜キラキラ
分離発注方式+ハーフビルドで建てた小さな家。
汗水流して苦労した分、ローコストで本格派な家ができました。

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あれもこれもないけど
安心して暮らせる小さな小さな心地いい家。
これで十分〜ハート

私たちもこれから、こういった多くを求めない、小さな小さな家だけど、
ほんとうに安心して暮らせる本格的な昔ながらの家を、
誰でもが建てれるよう広めていくために思案中。。
いい家だからこそ、ひろめたいハート

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家のこと、CSのこと、林業のこと(ここの建て主さんは木材屋さんでもあるので)、いろいろと積もる課題を語り合って、すっかりお酒もすすんでしまいました。お開きにしたのが2時アンパンマン
話が尽きないです〜。またお伺いしたいと思います〜手


 

AA STUDIOの冬の暮らし。。

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いつもブログに訪れてくださって、ありがとうございますハート
今日は私たちの冬の暮らしを、ちょっとご紹介。。

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鈍川は山間地なので、街中より2〜3度は気温も低くとても寒いところです。
今日も外は雪がチラチラしています。
今年の寒波で、外気温は-4℃でした。
初めて-4℃の世界を体感しました。
室温も当然、何も無いと、どんどんと下がっていきます。

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しかも窓はまだビニールの所があちこちにあって隙間風は当たり前・・
猫も時々、大きな穴を開けてくれるのですアンパンマン

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寒波が訪れた日は、
お台所のまな板の上に置いてあったお大根が、この通りカチカチにフリーズ笑
これも初体験で、もう笑うしかありませんわらう

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まあ、昔ながらのお台所です。
無暖房ですので、ほぼ外気温。
天井は屋根の野地板がまる見えで、しかも透かして張ってあるので隙間がたくさんあって、外の空気が普通にはいって来ています笑
苦痛?
っと言えば、まあ案外そんなこともなく、冬の寒さを覚悟の上での造りなので、案外耐えられます笑
人間ってスゴイです笑
まあ求め出すと、この寒さ感が許せなくなるんでしょうけど、ここを十分に暖めるのはまず無理なので、
今のところは大丈夫です。
どうしても許せない時は、足元にヒーターを置いて、使う時だけ暖房をつければ良い話かなと思っています。

そういった寒さはぜんぜん大丈夫なんだけど、許せない事はまだお湯が出ない事!
これかなりツライです・・なみだ
凍りつくような水での台所仕事は、ちとキツイです汗
まだ、リフォーム中なのでね。
これも外壁をこれから張る予定なので、もう少しの我慢で給湯器が付けれそうですアンパンマン
いつも我が家は後回しなのです笑

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そして、やっぱり冬は火のある暮らし、薪ストーブが活躍しています手
この地では、石油ストーブやエアコンは無力に均しく。
火の力は凄くって、これ無く生活はできません。
でも薪ストーブは暖を取るだけのものでなく、ゆったりとした炎を眺めることができ、何よりの冬の贅沢な楽しみの一つと言えます♪
だから冬の訪れは決して苦ではなく、私たちにとっては揺らめく炎を想像すると、いつもワクワクするものです。
↑来客用にある土間の薪ストーブに、↓事務所スペースにある薪ストーブ。

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我が家はこの二台の薪ストーブが、冬の暮らしを支えてくれます。
猫もストーブ大好きぬくぬくニャンハート

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室温も部屋を仕切って、冬は小さく暮らせば20℃台にもなります。
昔ながらの家ですから、広い空間や吹き抜けがあるような空間を十分に暖めるというのは無理です。
あちこち普通に隙間がありますし笑
しかし、冬は昔の人たちがやっていたように建具を建て込んで空間を小さく仕切って使うと、部屋は簡単に暖まります。
これはとっても合理的な冬のすごし方だと感じます。

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夏は開け放っていた座敷も、冬用に模様替えをして障子を建て込みました。
これだけの工夫で冬はぬくぬく空間となります♪
夏は夏らしい服装に、冬は冬らしく。住まいも一緒。
年中同じ設えというより、夏は夏らしい、冬は冬らしい住まいの構え、というのも季節感があって私は好きです。雰囲気に合わせて、簾戸や襖も用意していますアンパンマン
こういった季節らしい住まいの構え、合理的な夏と冬のすごし方、というのも、これからもう一度見直していきたいところですよねキラキラ

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そしてどちらの薪ストーブも、こうやってストーブの上にはいつもヤカンの行列笑
暖をとるだけでなく、もっと熱を生かしたくて、日本的もったいない精神がうずうずします♪
珈琲やお料理に使うお湯はこれで十分。
煮込み料理やスープもここでコトコトと時間をかけて煮込むと、絶品になりますキラキラ
部屋も温められて、暖かいお料理もできて、一石二鳥。

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我が家は食器乾燥にも利用。洗い物がすぐに乾いて、時には干し椎茸づくりなどにも利用します。
一石何鳥もあるのが、薪ストーブ手
そしてさらに薪ストーブの熾き火を使って、七輪を活用します。

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珈琲豆の焙煎に利用したり・・
だから我が家の珈琲は、オーガニック豆での”炭火自家焙煎”なのですよ。
なんと贅沢ハート

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お餅も、この通り、炭火焼き♪
この光景そのものが、もう和みですよね〜。

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七輪はストーブで出る熾き火を最大限に利用してくれて、火持ちもよくて、調理にはとっても効率がいいのです。
暖を取りながら、暖かいお料理が自然と出来て、冬はガスの節約にもなりますね♪

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心なしか、火のエネルギーがお料理にこもっているように感じるのは私だけ?
心も体も芯からあったかですハート

高気密高断熱のような寒さに不自由しない家もあるみたいだけど、
我が家はこの適度に、寒さもありながら、身に染みる暖かさに猫も家族も寄り添って過ごすことに、冬ならではの暮らしの良さを感じています。

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スイッチポンでいかない冬の暮らし、便利さとは程遠いですが、そこに良さがあるから出来ることハート
薪割りや薪集めも必要な仕事のうち、スイッチポンにはない世界。

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庭の剪定で出た木っ端をたくさんいただきました。
ありがたい手
我が家の燃料の全てはこういった、焼却処分されるはずの木材たちの利用です。
これぞ捨てられるエネルギー利用です。
薪ストーブのおかげで、電気代は事務所での使用量も含めていつも4000円台、ガス代は2000円台(ただし給湯なし)です。
あんまり電気もガスも使ってない、省エネルギーな
自然に優しい暮らしだと思いませんかっ手

さてこの暮らし、あなたは?
たいへんそうっと感じた方ですか、それともいいなあって感じた方ですか。
我が家の冬の暮らしでした〜♪

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完成まであと一息。。

『五穀豊穣の家』の大工工事が終了しました〜手
後半は、無数にある棚・棚・棚・棚の製作に夜もうなされるほどの大石棟梁でしたが笑
おかげさまで、使い勝手の良い家ができましたキラキラ
いつもこの棚、この現場にかぎらず大工さん達の手をかなり取らせる厄介な奴なのです。


しかしこういった造りつけの棚は、暮らしはじめるととっても有難いものです。
雰囲気のあわない家具たちにあちこち部屋のスペースを占領される事や、置き場所に悩む事も、家具の裏の埃だまりを憂鬱に思うこともありません。
時には本棚に、時には飾り棚にと、それぞれの暮らしをサポートします。
だからAA STUDIOの家づくりでは外せない物〜手
この家で末長く暮らしていく施主さんにとっては、とってもとってもありがたい奴なのですアンパンマン


昔は、「収納?」といったら納戸と押入ぐらいでしたので、あちこちの棚になかなか慣れない大工さん達ですが、きっと大工さんたちの苦労も報われるはず手


そして2階にあがると、綺麗に掃除されていて空気が気持ちがいい〜。
掃除をして下さっているのは・・、棟梁の息子さんでした手
最後の日、お手伝いに来てくれたのですね。。


そして最後の込み栓を切りそろえる作業を、親子揃って。
なんだか、とってもいい光景でしたハート
要領の良いノコの使い方を、さり気なく教える父親棟梁。
若い芽が出始めようとしています。。

次は2年後に・・『土間と風の家』
その頃には息子さんは高校を卒業して、大工として初の伝統構法の仕事になりそうです。
伝統構法の家づくり、簡単ではない仕事・・。
でもそれが栄養となって、いい大工へと成長させてくれるはず。

二人の後ろ姿は、何だか感慨深そうでした。
2年後が楽しみですハート
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