無垢でつくる家具を知ろう~!

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昨日は心地いいほどの青空のもと第5回ミニ家づくり塾『<差物家具編>無垢でつくる家具を知ろう!』が執り行われましたハート

久方ぶりの家づくり塾にかかわらず大勢のご参加ほんとうに嬉しい私たちでした。

 

今回は無垢でつくる家具を知ってもらいたいと思い企画しました。

安く手に入る使い捨てのようなベニヤ家具が多いなかで、手をかけてつくる無垢の家具の良さを知ってもらい、使い捨てでない長く愛着をもって大切にしていけれる暮らしを見直していきたいという想いがあります。

住まいも家具も道具も、使い捨てのような物が溢れている時代だからこそ。

 

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無垢の家具って高いように思われるかもしれないけど、実はそこに掛けられる手間や細工や工夫というものを、ほとんどの人が知らないのではないでしょうか?

長くもたせるための工夫や造りが随所にあって、使い捨て家具とは異なります。

 

ベニヤ家具は購入したときが100%であって、あとは劣化していくばかりの家具。

色は焼け、ベニヤは剥がれて、傷は汚らしく・・どんどんと見るに耐えなくなる・・アンパンマン

 

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無垢の家具の良さは、出来たときが一番美しいのではなく、さらにそこから良さが増していく家具です。

時間とともに風合いや風格が出てきて、色艶も濃くなって、

家族がつけた傷さえも無垢の素材は大らかに受け入れ、風合いとして包み込んでくれます。

だから無垢の家具はどんどんと価値があがっていく家具といえます。

 

これって家も一緒です!

新建材による真っ白ピカピカなお家。

最初は綺麗でもだんだんと見るに耐えなくなってくる・・。

そう、私達自身が木と土壁の昔ながらの家づくりに移行した理由の一つはそこに。。

使っていって美しくなっていく物づくりをしていきたい。

それがきっと長く使われていくための絶対的な価値だからハート

そして物づくりに携わる私たちにとっても、それが幸せなことであるから。

 

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今回、カグマ製作所の馬越さんのご協力のもと、そんな無垢でつくる家具の良さを少しでも感じてもらえたかと。馬越さんも初めての講座に一生懸命でした。

きっとちゃんと伝わってるアンパンマン

 

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そして製作風景を実際に見て頂きました。

ちょうど今進行中の『往き還る家』のキッチン台を組む作業を、これも家づくりの想い出の一コマになるだろうと、馬越さんの良案​で建主Iさんに組み立てて頂くことにしました♪

 

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我が家のキッチン台を自分で組む!

この事を告げられて、かなり真剣モードでスイッチが入った建主Iさん笑

 

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なんと言ったって、我が家の大切なキッチン台ですからね~。

傷をつけたり失敗は許されません。。

 

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力加減手加減にドキドキしながら、

馬越さんの細かな指導のもと出来上がっていきます。

そう言っても案外、サクサクと簡単にはいかないもので、組み上げるだけでも労力がいって、職人たちの苦労も肌で感じたようです。

 

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さて、お待ちかねのお昼時間、野の草いのちの台所、内原由季さんのお昼ですハート

いつもながらこだわり派の由季さん、今回は豆腐丼と季節のお野菜の冷製スープ。

お豆腐はこだわって、まめ楽さんのお豆腐だとの事。

500円で出来る内容でと頼んだのに、これで500円は安すぎる~キラキラ

 

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やりはじめると、トコトンやってしまうのが彼女のいいところ。

奉仕精神あふれる由季さんなのです。

 

住まいも家具も、食も、知って感じてもらいたくて、由季さんにお願いをしました。

彼女をとおして、食べることの大切さ、食に丁寧であること、何か感じてもらえるといいなあっと。

ひとつひとつ、すべてが大切だから。

 

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ほっこりした笑顔が満足の証。みんなに喜んでいただきましたハート

由季さんのおかげで、お腹も心も満たされ、

あとは参加者さん自身が自分の手で体で体験する、豆皿づくりのワークショップのお時間です。

 

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今回、知るだけでなく、無垢の木の素材を持って帰ってもらいたいという想いがありました。

毎日身近で、木の物たちに触れる大切さ。

そこから生まれる木の物たちがある豊かさを感じてもらえれば・・と、

野の草の企みを練り込んでわらう

初の豆皿づくり~!

 

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使われた木材は、楠と山桜。

この両方ともが、キッチン台や座卓をつくった後の端材です。

木の物づくりの良さは、こういったカケラさえも、捨てることなく、とことんまで使い切れるという心地よさ。

『往き還る家』の山桜や、『わ・ふ邸』の楠たちは、形を変え、役目を変え、

参加者さんの手元に渡っていきました。

これからどんな人生を送るのかな?

そう思うと、木の生き方にも物語があることを感じます。。

 

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みんな子供にかえったようで夢中度120%手

黙々と、美しい緑あふれる景色のなかの作業。心地よさは200%ハート

 

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子どもたちにも大いに刃物をつかって木を体感してもらいました。

削り心地、木目によって違います。

体で感じて、体で覚えていく木のこと。

怪我は付きものだけど、それを恐れていては何も出来ません。

刃物の使い方、削るときの注意をして、慎重にすれば大丈夫♪

 

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ほら、子供であっても十分なぐらい素敵な豆皿ができましたよ手

 

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これにてミニ家づくり塾終了~手

みんなの幸せで楽しそうな光景に、幸せだな〜と感じた私です。

満足満足200%で終了~♪

 

この時に組立てられた『往き還る家』のキッチン台は、7月末~8月頭ごろの完成見学会でお披露目となります。

今回ご協力頂いたカグマ製作所さんの商品も展示販売も?

ぜひお楽しみに~!

 

 

 

絶賛、プチ職人中〜♪

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『往き、還る家』では、建主さんも家づくりに関わって、絶賛プチ職人中~の巻♪

こんなことも一生に一度の家づくりの想い出の一コマです。

おおいに家づくりに関わっていくこと、野の草では大歓迎~♪

失敗しても成功しても、楽しい想い出。

でも・・、あとあと夫婦ゲンカの種にならない程度には、綺麗には仕上げたいものではありますわらう

その点は、厳しい厳しい現場監督が鬼の目を光らせます笑

 

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なんとも・・珈琲を飲みながら指示を出す現場監督(←わたし)アンパンマン

態度がデカイ!

 

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でもプチ職人には、態度はデカイけど、細かい指導を。。

出来るだけ綺麗に仕上がるように。。

失敗してもそれが味わいに変わるんだよな~、と建主Iさん。

 

まあ、”職人”だとそうはいきませんけど~ね~アンパンマン

鬼の現場監督の雷が落ちますわっアンパンマン

 

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ちょっと危険なタイルをカットする作業も手

やっぱり、鬼~汗汗

 

建主さんに働いて頂いたおかげで、その分はコストダウンして少し高価なタイルも使えましたハート

そして建主Iさんの手づくりお昼~手

 

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これが本日一番のお楽しみハート

美味しいっ~ハートハート

鬼の現場監督も満足満足アンパンマン

 

さて施主仕事、まだ始まったばかり。

次はもう少し難易度大ですよ~♪

第5回ミニ家づくり塾『<指物家具編>無垢でつくる家具を知ろう!』



AA STUDIOから『 野の草 設計室 』と屋号がかわり、初のミニ家づくり塾のご案内ですが、
皆様におきましてはお変わりないでしょうか?
私たちのほうは、こちら鈍川の地に移住をし自然とともに季節めぐるなかで、
野の草のように、その地の風や土とともに生きながら、その姿は簡素だけど無駄がなく意味があって美しい。
そんな野の草のようでありたいと屋号を『 野の草 設計室 』とあらためる事になりました。
長く愛着をもったAA STUDIOともお別れ、ちょっと寂しい気持ちですが、
『野の草』のほうが私たちらしいような気がしています。
草のように”しぶとい”、そんな野の草の活動でありたいです(笑)。

さて、久方ぶりのご案内、嬉しく思います。。
今回、無垢でつくる家具の製作現場をみて頂こうと思います。
野の草でお世話になっております、同じく鈍川に移住をしたカグマ製作所さんのご協力をいただいて、
ちょうど『往き還る家』のキッチン製作中の様子をうかがいます。
今や家具と言えば、当たり前のように合板の安い家具が巷には溢れ、
安さのなかで使い捨てのごとく扱われている家具たち物づくりがあります。
安く便利に手に入るとは言え・・永く愛される物づくりをしている職人たちにとっては複雑な気持ちです。
安さ便利さのなかで見失っていっているものはないか・・。

今回そんな無垢の家具の良さをちゃんと、ずっずっずいぃ〜と知って頂きたい!
というミニ家づくり塾です。
長く使っていくに値する確かな仕事とは・・、永く愛されるための家具とは?
家はとても建てられないという方、マンションや借家暮らしであっても、
身の回りにある家具ひとつから暮らしはきっと豊かで美しく変わっていくはずです。
ぜひこの機会に無垢でつくる家具を知ろう〜!
野の草の家づくり塾は、どこでも聞けない貴重なお話が山ほど!お見逃しなく!

そしてせっかくなので皆様にも手を動かしてこの日だけの一日職人体験。
無垢の木から豆皿づくりをしませんか〜!     
家族みんなそれぞれに自分用のMY豆皿をつくって、毎日使って木の触れて頂きたい♪
暮らしの豊かさはそんなところからあります。

そしてお昼は同じく鈍川の『 野の草いのちの台所 』内原由季さんによるお楽しみの
昼食を準備しております♪

鈍川の山々は今が一番木々が青々として美しい季節です。
ぜひこの心地のいい初夏の一日を自然あふれる鈍川で、
野の草の物づくりに触れてください。お待ちしております。。


◎日程:5月28日 日曜日 10時集合 雨天決行
*10:00        集合
*10:10〜12:00  無垢でつくる家具の製作現場見学・無垢の家具のお話<2時間ほど>
*12:00〜13:00  お昼(由季さんのお昼 OR 各自お弁当持参も可)
*13:00〜14:30  製作してみよう豆皿製作<90分ほど>

◎講座内容:無垢でつくる家具の製作現場見学・無垢の家具のお話

◎ワークショップ:豆皿製作
刃物を使用しますので手袋(フィット感のあるゴム手が良い)をご用意
ください。刃物を使えないお子さんはペーパーで磨き仕事ができます。
家族みんなそれぞれ自分のMY豆皿をつくって、毎日使って頂きたい♪

◎場所:『カグマ製作所』今治市玉川町鈍川

◎講座参加費:豆皿製作代として1家族800円(ご家族分製作可能です)
新規参加者さんは『家づくり塾活動資金』としてプラス1家族200円をいただきます。
(既にミニ家づくり塾に登録を頂いている方は不要です)

◎昼食:野の草いのちの台所・内原由季さんによるお昼:ワンコイン500円(要予約)

◎申し込み:5/24までにメールにて以下内容記載にてお申し込みください
準備の関係上、早めに申し込みをいただけるととても助かります!

*ミニ家づくり塾参加申し込み書(E-MAIL asuka-archi@nifty.com)-----------------
○参加者氏名:
○参加者氏名:
○参加者氏名:
○住所: 
○当日連絡先(携帯):
◎昼食申し込む (     人分)
------------------------------------------------------------------------------



*** 野の草  設計室 ***
http://nonokusa.life.coocan.jp
野の草のブログ
http://aastudio.jugem.jp/
□-----794-0121 愛媛県今治市玉川町鈍川丁298-1
□-----TEL/FAX 0898-55-3021
□-----E-MAIL asuka-archi@nifty.com 

 

家づくり塾、近々予定。。

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ずらっ〜と並べていただいた山桜キラキラ

野の草ストックの山桜、その一部です。。

この山桜をつかって、これから『往き還る家』のキッチンをカグマさんに製作していただきます手

 

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何度か細かい打ち合わせを重ねて、キッチンのディティールをきめ、形となっていきます。

今回、このキッチン製作の様子を見ていただこうと、家づくり塾を28日に予定しています!

親子で楽しめる家づくり塾にしたくて、まだ案内が出来上がらない汗

 

っと言うことで、みなさんひとまず5月28日は、予定をあけておいてくださいねハート

 

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山へ。。

 

先日、注文をした木材がどのぐらい準備が整ってきたか、山へ検品作業に野の草スタッフで行ってきました。

山のように積まれた木材ですが、まだもう一山分ぐらいは材を揃えないといけません。

製材屋さんの土場は一年で一番、原木で溢れかえってました。

この時期が一年で一番忙しそう。

また近々、検品に来ることになりそうです。

 

 

 

 

動きはじめました。。

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『土間と風の家』動きはじめました。

木材もじっくりと乾かされ、刻みには良い頃合いとなりました。

自然乾燥は時間もかかるけど、やっぱり木のためを思うと、これが一番です。

建主さんのほうは「まだあと1年乾燥だったっけ~?」ですって笑

まあそれぐらい気持ちにゆとりを持って頂けると、造り手としてはありがたいです。

精一杯の出来る限りができるから。

気持ちに余裕がないと出来ないこともありますハート

 

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墨付け開始にあたって、大石棟梁の刻屋に建主さんとともにお邪魔をしてきました。

これから刻みに入って下さる大工さん一同挨拶。

大石棟梁、息子さんの司くん、若手の藤井さん。

若手の大工さんたちばかりですが皆、志熱い方ばかりですハート

きっとこれからの愛媛の伝統構法を担う大工となっていくことでしょう。

 

ちゃんと顔合わせして、この方々に我が家の木を刻んで頂くんだ!

と知って頂く事がとても大切です。

家が建ってからも、顔を思い出すでしょう。

 

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鉋や墨付けの道具のことなど話をしたりしました。

ざっくばらんに、造り手・住まい手がお付き合いできる関係になっていけるといいです。

ちょうど世代も一緒だから。

さあ、墨付け開始!

楽しみ楽しみハート

 

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ゴールデンウィークは・・

 

ゴールデンウィークのメインイベント・味噌づくりも終われば、

あとは・・畑と田圃仕事のみ。

昨年もその前年も、毎年毎年、ゴールデンウィークは畑と田圃と決まっています。

休みなのに・・と言われそうだけど、

畑と田圃オンリーで没頭できるのは、このゴールデンしかない。

いつもは仕事優先だからねおかお(幸せ)

 

今年のお米づくりは、昨年につづき直播き(種を直接田圃に撒く)にて挑戦。

すこしずつやり方を変えて。

それにしても丁寧すぎる直播きて、時間がかかりすぎ。

毎日体が筋肉痛です・・汗

 

 

でも田圃で土を触っていると、静かで平和な時間が感じられる。

時に草刈りついでに野の草を摘んで、今晩の夕食をゲットビール

野山の風景が心に染みる。この一時が何より心地いいのです。

さあ、ゴールデンも終わり、仕事を頑張ろう手

 

野の草暮らしの仕事『味噌づくり』<味噌仕込み編>

 

各自で持ち帰った麹ちゃん。それぞれのお宅でそれぞれに育った麹。

みんな持ち寄ってゴールデンウィークに味噌仕込みをおこないました。

 

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まずは麹品評会笑

ずら~っと並んだもろ蓋にはいった麹の様子。楽しい~!

保湿や加湿の方法・育成環境・保温の方法など、各家庭でどんな工夫をしたか、

その知恵をみんなで共有するためそれぞれに報告をしてもらいました。

 

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玄米麹づくりは少し難易度は高めですが、みんな我が家の麹ちゃんの声を上手に聞けたようです手

麹づくりは命ある生き物の世界。

味噌やお漬物やお酒など、菌とつきあうことで培われ恩恵をえてきた日本の食文化を

ちょっと垣間みてくれると野の草としては嬉しいですアンパンマン

 

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そして出来上がり方はそれぞれだけど、野の草のお味噌づくりでは出来の良い子も、出来の悪い子も、みんな一緒にしてお味噌にしていくのが習わしとなっています。

 

世の中が、優等生やエリートばかりではつまらない様に・・、

ちょっと育ちの悪い麹ちゃんだって、大きな視点で言うと何かとても大切な役割を果たしてくれるような気がするからです。

プロの様なお味噌の味にない、きっと奥深い味わいのお味噌になると感じていますハート

 

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麹は塩切りをしておきます。

大人数の味噌をつくるため、大釜で何度も何度も大豆を炊いていきます。

 

 

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庭先で火を焚くなんて、今の時代は難しくなっているけど、

こうやって庭先でいろいろと味噌や保存食をつくったり出来るのはありがたい事ですね手

 

 

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出来上がった大豆たちは、茹で上がると同時に潰していきます。

ここは子供たちの出番。

出番と言わずとも、ずらっ~っと長い順番待ちの行列が出来ました笑

 

 

子供たちも大人たちのお手伝いが大好きおかお(幸せ)

味噌づくりの随所では、子供たちと一緒にできる作業があって、大人も子供も一緒に楽しめる、暮らしのイベントと言えます手

 

 

ミンサーだけでは食感が均一すぎて面白くないので、足でも大豆を潰しました。

これで大豆のつぶつぶ感が味噌に加わります。

味噌の食感など、お好みに加減していけれるのも手づくりだからこそですね手

 

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お昼タイムは、先日につづく一品持ち寄り。

やっぱり豊かですねえ~!

大家族でも一品持ち寄れば、どれだけ食べても0円ですからねキラキラ

毎日、一品持ちよりしたいぐらいです♪

 

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さて、味噌づくりのクライマックスです!

総勢13家族分の110キロとなる、麹と大豆を混ぜ合わせますが、

当然のごとくそれに相応しい容器などありませんので、ここはシートのうえで。

 

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みんなでぐるりと囲って、かなりの重量となる味噌を混ぜ合わせます。

まさに人海戦術です笑

掛け声をかけながら、セイノーセイ!ヨッコラ−セイ!

老いも若きも、セイノーセイ!ヨッコラーセイ!

グルグルと時計回りに、回る回る味噌、なかなかの力作業です。

でも何故か可笑しくってみんな笑いがとまりません笑

 

 

こうやって皆のエネルギーが混ぜ合わさった味噌。

きっと市販の味噌とは比べ物にならないようなパワーの出る味噌になりそうでしょ手

 

 

味噌づくりはまさに”暮らしの祭り”のようです。

昔は1年に1回、老いも若きも集まって、こういった暮らしのなかでの共同作業、まるでお祭りのように作業があったのでしょうね。

それを思うような味噌づくりとなりました。

 

野の草の味噌づくりも今回で6回目となりました。

準備等はとてもたいへんですが、みんなの楽しそうな笑顔をみていると、またやりたいなと思ってしまうのが味噌づくりです。

出来上がった味噌のお値段は、オーガニックで塩や食材にこだわっても576円/キロ。

ねっ、手づくりする価値って、ありますよね。

毎日食べるお味噌だから。

そして手づくりの食をひとつひとつ見直していきたいところですねハート

 

二回にわたった野の草の味噌づくりもこれにて終了~手

みんななんだか全力を出し切ったような達成感と一体感がありました。

最後はゆるりと音楽で盛り上がり、みなで片付けをして、

良い余韻をのこしながら解散となりましたハート

 

 

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野の草暮らしの仕事『味噌づくり』<麹仕込み編>

 

鈍川にきて2回目の味噌づくり<麹仕込み>開催となりました手

大勢の方が興味をもって味噌づくりに来ていただけることは嬉しいことですハート

 

野の草は、こういった暮らしの発信をしていきたいという想いがあります。

家をつくるのが私の仕事ですが、私のつくる住まいは『暮らしをしっかりと包む』ような住まいをつくりたいと願うのです。

家を土壁や木組みでしっかりとそして自然にも人にも配慮した優しい住まいにするというのは前提であり、そこにもっと家としての足元である生活を、ちゃんと包み込むような設計をしたいと感じるのです。まあ、わたしが女性だからでしょうか。

 

 

『暮らし』あってこその住まい。

そのひとつ『食』というのは、とても大切で人生をより豊かに、そして家族にダイレクトに喜びをあたえてくれるものでもあります。私の設計した住まいで、温かい食卓を家族で囲み、身体が喜ぶようなものを口にしてもらいたい。。

実はこれは”身体に優しい家づくり”をしていきたいという設計者としての想いとちゃんとリンクしているんですよね~ハート

っと、余計な話になってしまいましたが汗

 

 

29日は最高のお天気にめぐまれ、若葉の輝きが眩いばかりの一日となりました。

日がな一日、お天道さまの下で、麹の仕込みをおこないます。

ここ味噌づくりでは、お客様ではいられません。

多くの作業を参加者全員でおこない、自分たち自身の味噌をつくって帰って頂きます。

 

 

お米はあえて白米をつかわず。

玄米の栄養価を残した3分搗きの玄米を使います。

素材はすべて無農薬・無肥料による自然栽培の素材を使用。

ここでも野の草のポリシー、安全・安心が現れているんです手

煮炊きや蒸すための水まで、石鎚山へ汲みに行き、薪炊きというこだわりようキラキラキラキラ

せっかくなのだから、とことんやりましょう~手

 

 

古い蒸籠や桶など使い、火を炊いて昔ながらのやり方で、手間暇かけてつくる。

食卓にお味噌汁がのぼった時に、家族みんなで、味噌づくりをしたことを思い出し、みんなでそういった事を語り合うのも、ご馳走のひとつだと思いませんか?

手間暇かける良さって、なんだか大切にしていきたいところだと思うのです。

 

 

 

そして味噌づくりって、女性がするもの、というイメージがあるかもしれませんが、

ここ野の草の味噌づくりでは、嬉しいことに夫婦参加という方がほとんどです。

建主さんたちも多く参加しています。

そして見るからに男性陣のほう?が各所でよく働き、女性たちはおしゃべりに花を咲かせているといったパターンが毎度毎度。なぜだか笑

火を炊いたり、薪をわったり、蒸籠にお米をつめたり、混ぜたり、運んだり、男性陣のほうがもくもくと作業をこなしていて逞しいし、旦那様のお株もあがりますね。素晴らしいです手

 

 

そしてお昼は参加者みんなで1品持ち寄って、ビュッフェスタイルでの食事となります。

持ち寄りなのでもちろんお金はいりませんアンパンマン

ほんと日本って豊かな国だなあ~って、みんなの料理を見て思います。

 

 

 

どこかの国では戦争をしてたり、日々頭上からミサイルが落ちてこないかと恐怖のなかで暮らしている・・。そう思うと、こういったささやかな幸せを大切にしていかないとバチが当たるなと思いました。

 

 

 

ほんとうに緑がキラキラして、子供たちも大人たちも楽しそう。

アレモコレモはいらないな。

多くをもとめず、小さく暮らす。

求めればきりがないですもの。

平和で暮らせることが一番の幸せハート

 

 

スイッチポンで何不自由なく暮らせて、何もかも手にはいる便利な時代だけど、

便利さのなかで失うものも多くありますねぐすん

助け合っていた豊かさ、ささやかな幸せ、というものは無くしてはいけないような気が。

味噌づくりでの幸せな光景は、いつもそんな事を感じさせてくれます。

だから野の草の味噌づくりはやめられないですハート

 

さて、これから各自麹を持ち帰って、それぞれに麹ちゃんを育てていただきます。。

 

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