石、ハツってます。。

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『土間と風の家』の建前日時も決まり、今はその準備に向けて大忙しの野の草です汗

基礎に使う石灰を高知に買いに行ったり、特注サイズで用意した化粧野地板を大工さん刻屋に運んだり車

そして今は石を延々とハツッてます笑

 

地元大島石を使えることになったものの、その仕上げ加工代までいれるとどうしても高いものになるので、ひとまずは大きな大島石の塊りを輪切りにしてもらうところまではプロに加工してもらって、あとは仕上げ加工となるビシャン仕上げをどうするか・・・・という事で

 

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結局、お施主さんをはじめ自分たちでハツろうという事になりました手

『誕生と成長の家』の建て主さんまでもが結いでお手伝いに来てくださり、大島石をハツルことになったのです。

でもなんと言ってもその数、58個!

58個・・そう、半端ない量です・・アンパンマン

 

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↑『土間と風の家』の施主さまハツリ中

 

まあ、そのハツリについて、私たちも初めてのこと。

まずは道具探しからいろいろと調べて、効率よくハツリをするための研究〜。。

なんと言っても固い固いとされる高級石の大島石です。

刃先のビシャンはかなり高価な物ぐすん

58個をハツルのに一体いくつ消耗するのだろう・・という目に見えない不安も・・下

 

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↑『誕生と成長の家』の施主さまもお手伝いに来てくれました!

 

何事もはじめての事や、新たな流れをつくるといった事って、ものすごいエネルギーがいること。予想外や想定外がつきもの。お金とか時間とか言い出すと腰は重いけど、これしきのこと~手

 

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心強い施主さんのサポートや、道具に詳しい方からのサポートも受けて、

大きな問題もなく、ハツレてます〜ハート

新たな事をすると、課題や改善点が湧いてくるもの。それが見えてきます。

伝統構法の家づくりに大島石を普通に使っていく、まだまだ乗り越えなければいけない課題はありますが、でもその一歩を踏み出せたかな手

 

 

そして日々まだまだハツリが続きそうです。。

HELP大歓迎です〜ハート

 

 

野の草の見えない仕事。。

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今回、初の試みもあって大島石の使用を模索中だったり、今度は砕石を探索中車

砕石と一言でいってもその種類は豊富。今回の試みにもっとも相応しい材料探しと言う訳です。

 

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頭で考えるより実物を手で触って握ってその感触を確かめることが何よりも一番に腑に落ちてきます。粘り気や砂っ気、砕石との相性など。

その組み合わせは無限に等しいけど、案外そういった体感を通すと、答えがスッと一つにまとまってくるからどこまでも自分の足を使って物事を検証していく事の大切さを感じます。

ついでに埋め戻しに良さそうな土も発見!こういった副産物も大きな収穫物のひとつ。

 

 

まあまあこんな事をやっている設計事務所は、マニアな野の草だけかもしれませんが汗

誰かに電話ひとつでお金だけで任せれば適度にもつ家は出来るのだけど・・下

何百年と持ち堪えていくような物づくりは常に試行錯誤をしディスカッションしながら智恵を出し合うなかにこそ実現できるものです。最善策があれば目をつぶらずに常に目指したい自分がいます。そしてそれは何よりも私たちを信頼してくれ家づくりを任せてくれている建て主さんのため手

 

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今回お付き合いして頂いている重要なお仕事を依頼する○○さんは、私の知るなかでもかなりのマニアな方笑

野の草「○○さん。私たち・・妥協がきかないほどこだわりが強いから・・」という振りに「あーそういう私も同じようにこだわりが強いからよく分かりますよっ。」っと、そのマニアさ加減でさらなる上の智恵を絞って先導してくださる。やはりこの方にお頼みして良かったハート

 

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かるくミニ実験。体感した砕石の種類や配合や配列、そして施工道具なども吟味しつつ。

目指すはユンボが持ち上がって刃先も入らないような頑丈さ!

やっているとさらなる上の智恵が溢れてきて、さらに上のものに仕上がっていっている手ごたえ手

こうやって目に見えない影で積み重ねられるマニアな取り組みが、

確実に野の草の家を良い家づくりにしていってくれているのは言うまでもない手

 

さてさて、次は岡山に走らないといけない事になりそう・・汗

材料調達に行ってきます〜車

野の草の目に見えない仕事でした〜。

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