古式な屋根素材。。

 

屋根瓦の下に使う『杉皮』キラキラ

いつも瓦葺きの下には、石油系のルーフィングではなく、この杉皮を利用しています。

杉皮~!!!!????

っと、侮ってはいけません!

杉が自らの体を守るコートでもある杉皮です。

数百年、時には千年も持ちこたえる性能があると言っても過言ではないです。

数百年の単位で、その耐久性を実証している現代の建材類はありません。

そう考えると、杉皮は凄いです手

 

 

過酷な屋根という環境のもと熱や雨に耐えてくれる素材。

石油系のルーフィングだと、この過酷な環境のもと通気素材でないので、屋根下地材の野地板を腐らせてしまう事があると聞きます。杉皮は、呼吸素材であるので昼夜の温度差による結露を防いでくれ、長く野地板を守ってくれます。

そう言えば太陽が照りつける昼間は杉皮はソリ返って、そして冷える夜間には杉皮のソリが納まっていて、まるで24時間自動運転のように屋根下地の通気を図ってくれていますキラキラ

やっぱり杉のコートである、杉皮は奥が深すぎです!

そしてこの杉皮の性質をよく理解したうえで杉皮を屋根下地材に利用しようとした先人たちの知恵に、やっぱり尊敬の念が耐えませんアンパンマン

 

 

まだ愛媛では、杉皮をとる職人も残っており、使える環境であるというのは有り難いことです。でも年々、その担い手も少なくなってきていて・・アンパンマン

使っていく事で、その良さを知っていただき応援していきたいと思っています手

 

仕舞いを検討する。。

 

『土間と風の家』の現場も瓦葺き工事が始まりました。

瓦屋さん、板金屋さん、大工さん、薪ストーブ屋さん一同に集まっていただき打合せ。

 

雨から家を守るための大切な打合せです。

それぞれの職方さんのほうからの質疑や納まりについての疑問など、各職方一同が把握してイメージを一様にしていきます。

皆がバラバラで工事をはじめたら大変なことになります。

そしてそんな工事こそ、どうにもならない雨漏りを発生させるものです。

それぞれの職において疑問や意見を出し合うことが、先々の雨漏りを回避することに繋がります。

どこにリスクが存在し、それをどう納めていくか、また美しく納めていくためにどうすれば良いかなど、皆で熟考することが大切です。

 

 

設計者は家の図面を書くときに、その家の弱点を一番よく把握しています。

そういった起こるであろう不具合を、この施工段階の現場にフィードバックさせることが肝心で、職人たちと協議することが家を万全なものにしていくと考えます。職人たちも同様に皆、真剣に耳を傾けてくれ、またそれぞれの職においての意見を出し、ベストな施工方法を提案してくれます。

こういった話合いのなかにこそ、それぞれのこだわりや物づくりの姿勢も垣間見え、楽しいって思えます手

着々と確実に進行している『土間と風の家』です手

 

 

おっと、気がついたかどうか、

屋根下地につかう昔ながらの杉皮の話が出来なかったけど、次回ブログにて〜手

 

 

 

木村邸ボランティア作業DAY!

 

 

三津木村邸のボランティア作業日が決まりました。

3月には工事も終了です。

みなさまの手の跡を残しませんか手

 

2月13日(火)10:00〜17:00

  14日(水)13:00〜17:00

  25日(日)10:00〜17:00

 

昼食付!
古民家好き、DIY好き、集まれーーーーー!!!!
都合の良い時間だけでも大歓迎です!

汚れてもいい服装でしっかり防寒をしてお越しください!

 

 

古民家のなおし方。。

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しばらくぶりの木村邸の様子。。

3月には木村邸の修繕工事も完了となりますが、今は日々着々とボランティア部隊の働きで変わりつつあります。

 

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助成事業では予算がまかないきれないため、木村邸を想うボランティアの方々たちと出来る範囲内で頑張ってますハート

プロでないからと、馬鹿にしてはいけません!

木村邸を想うマンパワーの積み重ねによって、ずいぶんと木村邸は見違えました手

 

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みんなの力が合わさって、この変化↑

かなりのところボランティアパワーでまかなわれています手

以前は?

 

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ビフォーアフターぶりが、かなりうかがえますハートハート

愛をもって大切に磨きなおしてあげるだけで、激変するぐらいに、ちゃんと応えてくれるのが古民家の良いところ。

こうやってボランティアで関わっていただくことで、自分たち素人であっても、

手をいれることで蘇ることのできる古民家の良さを感じてもらえれば、

野の草としては何よりも嬉しいこと。

 

 

古民家は直そうと思うと手をいれなくてはいけない所ばかりなので、いくらお金があってもつきません。でもこうやって昔ながらのように助け合って、古家を直し合うようなスタイルが古民家には一番似合っているような気がします。

もちろんプロでないと出来ないところは、ちゃんとプロに任せて。

でも自分たち素人に出来ることもいっぱいあって、友人知人または相互扶助のように、助け合い直し合うというのが良さそうです♪

 

さて、2月は木村邸ボランティア作業もラストスパート!

作業日ご案内しますので、ぜひ参加ください〜ハート

 

 

 

 

猫になりたいと思う瞬間。。

 

薪ストーブフル稼動の毎日。

猫はほんとうに幸せな生き物ですハート

一番に気持ちよい場所を陣取って、薪ストーブを誰よりも贅沢に満喫してます。

わたしのお気に入りの椅子だって、いつもこやつの居場所。

私の椅子というよりチャビさんの椅子といったほうが、しっくりきます汗

でも見ているこっちまで幸せにしてくれるから、憎めない。

猫って、自分の幸せを、人にもお裾分けできる能力の持ち主。

可愛いすぎでしょアンパンマン

 

 

ブルーな気分。。

 

建前が終わってこの頃の天気、雨が多くて屋根仕舞い停滞中です下

こんな時もあります。

雨に濡れないように大工さんもブルーシートでぐるぐる巻きに養生をしてくれました。

Theブルーシートハウス!

ただ、せっかくの木組みが見えなくて残念なところ汗

 

 

しかも室内はブルーな感じ。。

風も強くて、時折、ブルーシートは凄い音をたててあおられています。

雪まで舞い始めました。

浮かない天気・・浮かないカラー、気分までブルーになりそう・・雨

 

 

っと思いきや、

案外快調に、音楽をかけて、ガンガンに仕事をしていましたアンパンマン

雨にもまけず、風にもまけず、雪にもまけない大工さん。

 

でもブルーなシートではなく、透明なシートにしてあげたい。

外から木組みも見えるし!

っと思ったのですが、シャイな棟梁の一言、まる見えなので「恥ずかしい」と。

やっぱりシースルーは恥ずかしいかなあ。

「土間と風の家」の現場でした手

 

 

 

 

 

あけましておめでとうございます!

新年あけましておめでとうございます。。

いつも応援くださって、ありがとうございます。。

 

今年は、いままで溜め込んできた事に取り組んでいきたい年だと思っております。

それは家づくりの課題だったり、新たな挑戦だったりします。

それは野の草が19年間やってきて、来年は成人式のような節目でもあり、

19年で見えてきたもの、取り組めていないもの、手つかずなもの、やりたいこと、

そういった置いてきたものに手をつけて、野の草として、

より良い物づくりにさらに成熟していけれるようにハート

 

山もあり谷もありの19年間。

昔ながらの家づくりといった、川の流れに逆流するかのような家づくりを選択し、

やってきましたが、楽に用意された道とはちがって、進むたびに課題は山積みで、

一喜一憂しつつ、でも多くの人と出会い、多くの人に助けられ喜びや感動をもらい、

川の流れの先に見える世界を信じ進んできた私たちです。

ありがとうございますハート

 

積み重ねというのは、本当に尊くて、

自分たちが苦悩しつつも前を向いて正直に進んできたことに意味があるように感じます。

19年分の蓄積を、19年前と軸は変わらず芯をもって、活かし、

今年も進んでいきたいと思います。

 

タイミングを合わせるように、ずっと探していたスタッフも新たに春から入ってきますキラキラ

なかなかの想いがあって頑張り屋さんのようだから、

すっかりイイ歳になりつつある私たちを支えて頑張ってくれるかと思っています。

 

今年もどうぞ野の草 設計室を、よろしくお願い致します。。

 

↑昨年末は、自前で手打ち蕎麦をはじめて打ち、年越し蕎麦にしましたよ。

 

↑年明けは、ひじきを大釜で茹でました!

昨年は、自分たちの暮らしが二の次だったので、

今年は暮らしのほうも丁寧にしたいものです!(願望・・)

 

仕込み中です。。

 

今年も残りわずかとなりつつある、『土間と風の家』の現場風景。

屋根仕舞いにともなって電気配線先行配管のため、現場で電気屋さんと朝一番から打合せ。

力を受けていると思われる構造材をあまり配線のために穴をあけたくない私。

また電磁波対策として少しでも影響の少ないルート探索に、ひとつひとつの電気配線の経路を、電気屋さんと一緒に検討をしていきます。

 

寒風が吹きさらすこの時期の現場・・、養生シートで包まれていても、あっと言うまに体の芯まで冷え冷え下

どんどん体の熱を奪っていく・・ジャンパーを忘れたぐすん

それでも何度かお付き合いのある電気屋さんなので、こちらの意図やこだわりをスッとこの頃は理解をしてくれるので話がスムーズ手

 

 

複雑な木組みに、木材化粧現しばかりの家。

普通の家のように簡単には配線できないし、設計者のこだわりも強しで、電気屋さんも大変です汗

小さな家だけど3時間もの打合せとなりました。

まだまだ始まったばかり。見えなくなるけど念入りな仕込み中ですハート

 

 

『土間と風の家』建前!

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いよいよ『土間と風の家』の建前ですハート

建て主さんがじっくりと腰を据えていてくれていたので、刻み仕事にしても基礎工事にしても、また限界耐力計算やサステナブル先導的モデル事業といった、新たなことにじっくり取り組め、このハレの日をむかえることが出来ましたハート

このじっくりと熟成された成果が、この建前で形となってあらわれる日と言えます。

 

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↑建て主さんからお言葉をいただき、建前がスタート

 

助っ人に来てくれた大工さんたちも、伝統構法の建前はこれで2〜3軒目という人も多く心から任せられるメンバです。

それでもその都度組み方や納め方が違うので、何軒建前をやっても勉強になりますし、思ったのは、棟梁ごとに刻みや仕口の工夫などが違うので、そういった個々のところが大工さん同士お互いに学び合い盗み合い吸収できるのが建前なんだと感じたところです手

 

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建前で良い仕事をたくさん盗んで吸収していって欲しいもの手

大石棟梁の刻みはいつも本当にピッチリしていて綺麗です。小口のゲジゲジはありえない笑

こういった面で棟梁ごとの性格や丁寧さがよくわかります。そしていくつか新たな仕口の工夫などがあり「なるほど」と感心させられます。頭がよくて先を読めないと大工は務まらないと感じるところです。

 

 

そして今回私のほうも仕口の検証をおこなって、ほぞの最適な加工としてさまざまな引き抜きなどの実験データを参考にしつつ、ほぞのサイズや穴の位置など要望をさせていただきました。こういった実験データものはどちらかと言うと設計者向きの仕事でもあります笑

最適なデータに大石棟梁のピッチリとした仕事があって今回、より粘り強い木組みを目指しています。

こういった事も建前を通じて手伝いに来てくれた大工さんたちの次の仕事に生かされると私も嬉しいです手

 

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いろんな知恵を出し合い常に上をめざして検証していくこと、それが先人たちが遺した伝統構法の精神ですハート

今回の建前で、私もまた学びが多く、次に生かしていきたいと思うことがいっぱいです。

 

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上をめざす気持ちがあれば、常に上にあがっていく、道は開かれているという事かもしれません手

でもその気持ちがなくなれば、そこで止まってしまうぐすん

物づくりの世界は良くも悪くも正直と言えます。常に心技体。

心(精神)が先にきて、技につながり、形や体(家の形、システム、体制、流れ)をつくっていくのだと。

 

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そして今回の建前、一般の方々にもたくさん見ていただく事にしました。

大工さんのしっかりとした美しい刻みや建て舞を。そして『伝統構法』という、今はあまり見られなくなった家づくりを、これからの世代の人に感じて欲しかったからハート

 

みんな心からワクワクして感動している様子が、こちらにも伝わってきました!

一日目だけでは見足りず、2日目も足を運んでくれる方もいました!

寒いなかにも関わらず何時間もずっと、家が組みあがっていく様子を見守ってくれ、この木組みの迫力に「スゴイ!」「こんな家づくりがあったのね!」の歓声キラキラ

そして詳しい説明もしないうちから「この方法が本当はイイのよ」「丈夫そう!力強い〜」と、その五感でフルに感じ出て来た言葉に、こちらのほうが勇気づけられました。

また見学者でなくても通りすがりの人さえも「わあ、すごいなあ」の言葉がポロッと出るからおもしろい。こういう一般の方々の反応ぶりが、きっと大工さんたちのやる気の支えになると思います。

誰もが心を動かされる伝統構法だからハート

 

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大切なのは動物的本能での『感じる力』。

鳥が外敵や雨風から身をまもり安心な木や枝に巣をつくるように、私たち人間だって危険を察知する力や動物的本能で感じる力があること。その五感で感じる「この家なら少々の地震が来ても大丈夫!」みたいな絶対的安心感が本当は家づくりには一番大切ではないかなと感じるところ。頭でいろいろと考えすぎる現代だからこそ、本当のことを見失いやすいから、自分の力で感じて欲しい。

 

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そして建て主さんもずっと私のそばで「あ〜ほんと良かったこの家で」とこの自分たちの家づくりを噛み締め、何度も感動をしてくれていましたハート

その言葉を聞けて私も建前を終えた大石棟梁と同じぐらい満足な気分♪

 

そして最後に思いつきではありますが、たくさんメモリアルして頂きましたハート

棟木に100年先にまでのこる記念。家族の想い。(マジックがちょっと残念笑 )

 

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シンプルな願いがいいですねハート

そしてご自身の手でカケヤを持って、納めていただきました。

 

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↑家族もその様子を下で応援しながらパチリカメラ

この2日間の建前、奥様が出産直後というお忙しいなか、お昼には旦那さん手作りの温かい料理が、みんなの体を温めてくれましたハート

 

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みんなの力でつくりあげた伝統構法の家と言えます。『土間と風の家』祝・上棟!

みなさん本当にお疲れさまでした。良い建て舞でしたハート

『土間と風の家』これから1年掛けてじっくり家づくりをしていきますので、応援ください手

 

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↑大工1年生の司くんも伝統構法の建前頑張ってくれました!良い経験になったかな手

 

 

最後に・・汗温泉チケット+バスタオル代、ビールにご祝儀をいただいた設計者。

温泉で汗をながし帰りの車で待ちきれずビールをあけて飲んで、

幸せ気分の良い疲れに車に揺られながら眠りについてしまったとさビール 建前お終い。。

 

三津木村邸も大詰め。

 

こちら三津木村邸も大詰めです。

12月連日のボランティア部隊による柿渋塗り作業も、ほぼ終了し、

そのナイスなタイミングで左官さんたちが、ドタドタと入ってきました。

 

 

現場は急に職人の雰囲気がし始め、こちらもいよいよといった感じ。

ひとまずボランティアさん、たいへんお疲れさまでした。

広島からこの作業のためボランティアに駆けつけてくれた方もいて、

本当に隅々までたくさんの方々の愛がこめられている感じがします。

↓わかります?このご苦労ハート